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2014-04-01

ソース(記事原文):ドクター・ティプスター

レストレスレッグス症候群の治療にプレガバリンが効く可能性

ドクター・ティプスター(2014年4月1日) ― レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)は、神経障害の一つであり、脈に合わせたような脚のずきずき感や、むずむず感のほか、どうしても脚を動かしたくなるなどの不快感がある。健常者でも同様のことが時々起こる一方、それが昼間の生活機能や睡眠を妨げるまでになると病気と判断される。新たな研究で、この疾患に関連する不快な症状を消し去るのにプレガバリンが効果的であると示された。

レストレスレッグス症候群

レストレスレッグス症候群は、リラックスしたり、横になったりするたびに、どうしても脚を動かしたくなるという病態である。夜間のリラックス時や静止状態時などにも症状が出ることがあり、夜が更けていくにつれ、その重症度も強まっていく。脚を動かすと、その不快感が軽減する。こうした不快感は、錯知覚症(神経感覚異常)あるいは知覚不全症(知覚異常)であるとみられる。こうした感覚は痛みや刺激を伴うこともある。

レストレスレッグス症候群を治療せずにおくと、昼間の疲労感、不眠、極度疲労の原因となる。こうした症状が、仕事や、社会生活、生活活動に影響を及ぼすと訴える患者が多い。また、夜間よく眠れず、昼間も集中力に欠ける。さらに、記憶障害があり、日常生活課題を十分成し遂げられないことが多い。結果的に、旅行も難しいほか、うつ病を発症することもある。レストレスレッグス症候群は、小児、成人を問わず発症するものであるが、医師が誤診する場合もある。

レストレスレッグス症候群は、未治療のままにしておくと、不眠、神経過敏、筋痙攣、ストレス、関節炎、早期老化などの症状を生じる場合があるので、できるだけ早く治療する必要がある。この疾患は、男女を問わず発症するが、女性の方が罹患しやすい。全ての年齢層に認められるが、重症化するのは中年期以降である。レストレスレッグス症候群は現時点で運動障害に分類されるが、その理由として、症状を緩和するために脚を動かさざるを得ない点が挙げられる。

レストレスレッグス症候群の一般的な徴候と症状には、特に座っている時や横になっている時に不快な感覚があり、どうしても脚を動かしたくなったり、いったりきたり歩き回ったり、寝返りを打ったりする。症状は夜間に悪化する一方、昼間は症状が出ないこともある。レストレスレッグス症候群の人は昼間でも眠ってしまう場合がある。自動車の長時間移動、長距離飛行、リラクセーション運動、ギプス固定の最中にも、脚の動きが誘発されることがある。症状は睡眠不足で悪化することもあるが、これには個人差がある。また、睡眠が妨げられ、生活活動が乱れる人もいる。症状が毎日起きる人もいる一方で、軽症例では週に1~2回しか起きないが、夜間の入眠遅延や、日中の機能障害が起きる場合がある。寛解することもあれば、増悪することもある。

レストレスレッグス症候群の原因には、遺伝子、低濃度の鉄分、大脳基底核の機能障害、パーキンソン病、腎不全、末梢神経障害、糖尿病、特定の薬剤、妊娠、アルコール、断眠などが挙げられる。

レストレスレッグス症候群とプレガバリン

最近の研究で、現行の標準的薬物治療であるプラミペキソールとプレガバリンを比較したところ、プレガバリンの方が、レストレスレッグス症候群の症状を軽減し、進行を遅らせることが明らかとなった。この研究は、ボルティモアにあるジョンズ・ホプキンス大医学部(Johns Hopkins University School of Medicine)の研究者らが、中等度から重度のレストレスレッグス症候群の症状を呈する患者720人を対象に、プレガバリンとプラミペキソールの効果を比較検討したものである。投与開始から12週間後、プラセボとの比較で、プレガバリン投与患者の方が症状に大きな改善を認めた。結果は、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(New England Journal of Medicine)2月13日号に掲載された。


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