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2014-04-10

ソース(記事原文):ヘアリオ

非ホジキンリンパ腫におけるレナリドマイドとリツキシマブの併用投与による持続的効果

ヘアリオ(2014年4月10日) ― Tuscano JM. Br J Haematol. 2014;doi:10.1111/bjh.12755.

第2相試験の結果によれば、再発性または難治性、もしくは低悪性度の非ホジキンリンパ腫の患者グループにおいて、レナリドマイドとリツキシマブを併用投与すると、持続的効果が得られる。

患者30人に、週1回のリツキシマブ(ジェネンテック/バイオジェン・アイデック社製造のリツキサン)を4週間投与し、1日1回のレナリドマイド(セルジーン社製造のレブリミド)を28日サイクルで投与した。レナリドマイド治療は、疾患進行または忍容不能な毒性(有害事象)が起こるまで継続した。

効果判定が可能となったのは27人で、追跡調査期間中央値は43ヵ月であった。

研究者らの報告によると、全奏効率が74%、完全奏効率は44%であり、奏効持続期間の中央値は15.4ヵ月であった。

無増悪生存期間の中央値は12.4ヵ月、次の治療までの期間は中央値で37.4ヵ月であった。

研究者らの報告によると、リツキシマブに不応の患者(13人)における全奏効率は61.5%であり、濾胞性リンパ腫患者(22人)における全奏効率は77%であった。

最も多くみられたグレード3とグレード4の有害事象には、好中球減少症(55%)、リンパ球減少症 (45%)、疲労感(23%)、低ナトリウム血症(9%)があった。

研究者らは、FCGR3A多型、全奏効率、無増悪生存期間の評価項目に関して22人の患者グループを評価し、「これらの患者ではレナリドマイドがリツキシマブの薬効を高める可能性がある」と記している。

「データから、低悪性度の非ホジキンリンパ腫患者におけるレナリドマイドとリツキシマブの併用は、持続的効果をもたらすほか、毒性は許容範囲内であることが示唆される」

情報公開:本研究者らに関与する利益相反の全リストは研究を参照のこと(英文)。


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