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2012-11-06

ソース(記事原文):ニュース.com.au

新たな産後薬が母親の命を救う

ニュース.com.au(2012年11月6日)― メルボルンの研究者らが開発中の母体向け新規吸入薬により、毎年最高15万人の女性の命が救われる可能性がある。

全ての母親は、妊娠後の危険な合併症を予防するため、産後オキシトシン注射を投与される。

発展途上国の女性の場合は、医療を利用できるような状況にないため、このような重要な薬を利用できないほか、ニセの薬を買わされたり、薬剤を保管する適切な冷蔵システム自体がなかったりする。

モナッシュ薬科学研究所(Monash Institute of Pharmaceutical Sciences:MIPS)は、この重要な薬をさらに多くの女性が安全に入手できるように吸入薬タイプのオキシトシンを開発することを目的として964,000ドルの助成金を受け取った。

マイケル・マキントシュ(Michelle McIntosh)医師は「オキシトシンは胎児が生まれてから胎盤が出るまでの分娩第三期における積極的管理に用いられる」と語った。

同氏は「世界保健機関(World Health Organization)は、子宮筋収縮の助長ならびに過剰出血の予防のため同注射を行うことを推奨している」と述べている。

世界では、出産後の出血で3分ごとに一人(推定15万人)の女性が死亡していると推定される。

今回の新薬は、点鼻薬または吸入薬として投与される予定である。

同剤は、要冷蔵という要件が排除され、遠隔地域に住む女性でも利用しやすくなる。

この新薬は主に発展途上国の女性向けに開発されているが、オーストラリアの人里離れた場所に住む女性や、家庭分娩を手伝う助産師にとっても有用となりうる。

マキントシュ医師によれば、ビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)の助成金により、同剤の有効期間の検証が可能になるという。

同氏らは、来年にもヒトでの臨床試験を開始することを望んでいる。


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