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2013-09-12

ソース(記事原文):Zニュース

糖尿病治療薬がアルツハイマー病を改善

Zニュース(2013年9月12日) ― ロンドン:一般に処方される糖尿病治療薬が、脳内に蓄積されたアルツハイマー病に関連するプラーク(老人斑)や記憶障害を改善させることを、研究者らが明らかにした。

本研究はランカスター大学(Lancaster University)クリス・ホルスカー(Christian Holscher )教授が主導したもので、リラグルチドという薬剤がアルツハイマー病に起因するダメージの一部を改善させる可能性があり、これは末期であっても同様であることを明らかにしたものである。

アルツハイマー病とは、認知症の中で最も多くみられる病型である。この病気の特徴は、脳細胞がゆっくりと死滅していくことにある。進行性で最終的に末期症状となり、未だ治療法がない。

臨床試験で効果が認められれば、リラグルチドは10年ぶりの認知症新薬となる。

本試験では、後期アルツハイマー病のマウスに本剤を投与したところ、物体認識検査に有意な改善が認められ、脳内有毒プラークの蓄積に30%の減少がみられた。

認知症に有望な効果を示す薬剤のほとんどは、認知症の初期段階に効き目を発揮している。進行したアルツハイマー病において得られた今回の結果は、中等度から重度のアルツハイマー病患者にも有益性をもたらしうるという希望を与えるものである。

リラグルチドはGLP-1類似体として知られる薬剤の一種である。

この薬剤は糖尿病のインスリン産生を促進するのに用いられるが、血液脳関門を通過し、脳細胞への保護作用を有することも研究で示されている。

アルツハイマー病学会の研究開発責任者ダグ・ブラウン(Doug Brown)氏は「この研究は、糖尿病治療薬の1つが末期を含むアルツハイマー病の生物学的原因を改善させることを示唆するもので興味深いうえに、我々が正しい方向に向かっていることを証明している」と語った。

インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のポール・エジソン(Paul Edison)博士の主導による大規模臨床試験でアルツハイマー病患者における本剤の有効性を検討するため、今後数週間の間に患者登録が開始される予定である。

この研究は神経薬理学雑誌(journal Neuropharmacology)に発表された。


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