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2014-08-08

ソース(記事原文):デイリー・ダイジェスト・ニュース

がん予防に対するアスピリンの利点がリスクを上回る可能性

デイリー・ダイジェスト・ニュース(2014年8月8日) ― 新しい研究が、がん予防のためにアスピリンを服用する潜在的な利点は、そのリスクを上回る可能性があることを示している。

定期的にアスピリンを服用すると、胃、腸などの消化管の主要ながんおよび食道がんを予防できる可能性がある。

ロンドン大学クイーン・メアリー校(Queen Mary University of London , QMUL)の科学者らは、がんの予防対策としてアスピリンを服用するリスクと利点に関する多数の臨床試験から得られたエビデンスを全て精査した。

これまでの研究で、低用量アスピリンを毎日服用すると結腸直腸がん、前立腺がん、乳がん、特定のタイプの皮膚がんなどの他の種類のがんを発症するリスクの低下に役立つ可能性があることも示されている。

研究の筆頭著者であり、QMULがん予防センター長(Head of QMUL’s Centre for Cancer Prevention、英国ロンドン)であるジャック・カジック(Jack Cuzick Cuzick)教授および同僚らは、少なくとも5年から10年、アスピリンを毎日75~100mg服用すると大腸がんの発症率を35%減らすことができることを見いだした。胃がんと食道がんのリスクは、アスピリンの毎日の服用で30%低下させることができる。

毎日アスピリンを服用するリスクも分析された。毎日アスピリンを服用する際のよく見られる副作用は、消化管の出血や消化性潰瘍などである。これらの副作用のリスクは、毎日アスピリンを服用すると、それぞれ3.6%、30%~60%増大した。

「無視できない深刻な副作用もある一方、毎日アスピリンを服用することは、禁煙や肥満を減少させた後、我々ががんを減らすためにできる最も重要なことになりそうである。そしておそらく、実施ははるかに容易であろう」とカジックは声明で述べた。

本研究の結果は、アナルズ・オブ・オンコロジー(Annals of Oncology)誌で発表されている。


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