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2016-04-21

アスピリンはがん患者の生存率を
最大5分の1延長させる可能性

【Medical News Today】(2016年4月21日) ― アスピリンはその数多い健康への効果から「奇跡の薬」と呼ばれており、そして今、がんとの闘いの助けになるかもしれない、というさらなる証拠を新しい研究が示している。


PLOS One誌で発表されたこの研究は、低用量のアスピリンの服用ががん患者の生存率を最大で5分の1上昇させ、またがんの拡大を減少させる可能性もあることを示唆している。

アスピリンは主に痛み、熱、そして炎症の治療、また抗血小板の薬物治療としても使用され、高齢者の心臓発作や脳卒中の高いリスクを減少させる可能性があることでも高く評価されている。

しかし近年、アスピリンはがん予防に対して有望な薬として浮上してきている。

以前の研究では、アスピリンの連日使用は卵巣がんのリスクを20パーセント低下させる可能性があることを主張しているが、今年の初めにメディカルニュース・トゥデイは、低用量のアスピリンの常用は大腸がんのリスクを19%低下させるかもしれないという研究結果を報告した。

ところが、イギリスのカーディフ大学薬学部のピーター・エルウッド教授とこの新しい研究の筆頭著者は、がん患者の治療におけるアスピリンの役割ははっきりしていないと述べている。


アスピリンの使用はがん患者の生存率を上昇させ、転移を減少

この点を考慮して、エルウッド教授と彼のチームは系統的調査および42の研究観察のメタ分析、そして乳がん、結腸がん、前立腺がんのいずれかと診断された患者を対象とした5つの無作為化試験を行なった。

がん治療薬と並行して低用量のアスピリンを使用しているがん患者では、低用量のアスピリンを使用していない患者と比較して生存率が 15-20 パーセント上昇していることを研究者たちは発見した。

さらに、低用量のアスピリン服用はがんの拡大や転移の低減と関係があることがわかった。

また研究者たちは、結腸がん、乳がん、前立腺がん以外の6つのがん研究を調査した際に、アスピリンを使用しているがん患者ではがん転移が減ることも特定したが、これらの研究の患者数は「確信できる評価をする」には少なすぎる、とエルウッド教授。

著者たちはアスピリンががん患者に対してどのように恩恵をもたらすかについては正確に指摘することはできないが、患者の20パーセント以上にPIK3CAと呼ばれる遺伝子に変異を確認しており、それが結腸がんを持つ多くの患者でがん死が減少したことを説明できると思われる、とエルウッド教授は言っている。

アスピリン常用に伴う既知の副作用は腸内出血であるが、いかなる試験分析においても重篤または命に関わるような出血は発生していない、と研究者たち。

また著者たちは、自分たちの結果は低用量のアスピリンの使用はがん患者に対して恩恵をもたらす可能性があり、これが本当かどうかを確認するためにさらなる調査を行なうべきであることをこの結果は示している、と語っている。

エルウッド教授はこのように付け加えている。

「私たちの評価の確認と、一般的でないがんに対する根拠を得るにはさらに詳しい調査がどうしても必要ですが、私たちはがんと診断された患者に、私たちの発見について担当医ともっとよく話をするよう勧めています。そうすればその医者ががん治療の一部として低用量のアスピリンを処方すべきかどうかについての方向性の決定ができるからです」。


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