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2013-03-11

ソース(記事原文):ABCニュース

アスピリンが致死性皮膚がんのリスク低減に関連

ABCニュース(2013年3月11日)― 痛みと戦う有名な薬であるアスピリンが、最も致死性の高いタイプの皮膚がんであるメラノーマ(黒色腫)も予防する可能性があることが、新しい研究で明らかになった。

約60,000人の閉経後の女性を対象とした研究で、定期的にアスピリンを使用した女性はメラノーマと診断される可能性が21%低く、5年以上のアスピリンの使用がメラノーマリスクの30%の減少に関連していることがわかった。

「これらの知見は、アスピリンにメラノーマの進行に対する化学予防効果がある可能性を示唆している」と、研究の著者であるスタンフォード大学医学部がん研究所(Stanford University School of Medicine's Cancer Institute)のジーン・タン(Jean Tang)博士と同僚らは「キャンサー(Cancer)」誌に本日掲載されたレポートで書いている。しかし、更なる臨床研究が必要だともしている。

研究では、アスピリンががんリスクの低下の原因だとは結論付けていない。週2回の使用が50代、60代、70代の白人女性のリスクの減少と関連していたことのみを結論としている。また、この研究はアスピリンの使用を自己申告に頼っており、メラノーマの家族歴や髪の色を考慮した調整を行わなかった。髪の色が赤いと皮膚がんのリスクは高くなる。

「これは、アスピリンの使用とメラノーマとの関係を調査する多くの研究の一つである」と、ABCニュースの健康と医療のチーフ・エディターであるリチャード・ベッサー(Richard Besser)博士は言った。「アスピリンの服用とメラノーマのリスク低減との関係を見出した研究もあれば、関連がないとしている研究もある」

アスピリンつまりアセチルサリチル酸は古代からある鎮痛剤で、紀元前400年前に人々が痛みや炎症を治療するのにサリシンを含有する柳の木の樹皮を使用した頃に遡る。この薬はまた、血液を凝固させるトロンボキサンを妨げるので、毎日服用して心臓発作や脳卒中のリスクを減らそうとしている人もいる。

今回の研究は、市販の薬が大腸、肝臓、乳房、肺、皮膚のがんを防ぐ一助となる可能性があるという数々の証拠を強めるものだ。2012年5月の研究で、アスピリンなどの非ステロイド系抗炎症薬つまりNSAIDを服用した男女に、非黒色腫皮膚がんの扁平上皮がんを発症する可能性が15パーセント低く、悪性黒色腫を発症する可能性が13%低かったことがわかった。

「本研究では、これらの薬が肌を保護しているという我々の知識に基づいている」とニューヨーク市のマウント・シナイ医療センター(Mount Sinai Medical Center)皮膚科の助教授ジョシュ・ザイナー(Josh Zeichner)博士は述べ、がんリスクの低下はアスピリンの抗炎症作用によるのかもしれないと説明した。「我々には、明確な結論を出すのに単にまだ十分な知識がないのだ」

NSAIDクリームは、太陽への露出で引き起こされる皮膚の前がん用に承認されている。しかし、専門家は皮膚がんの予防にアスピリンを推奨するには時期尚早だと言っている。

「まだ結論は出ていない」とベッサー博士は述べた。「アスピリンは店頭で購入することができるが、大きな副作用がある本当の薬であることを覚えておくことが非常に重要だ。アスピリンは胃潰瘍や消化管出血に罹るリスクを高めかねない。」

アスピリンの抗がんベネフィットがリスクを上回ると判断されるまで、皮膚がんのリスクを下げるために誰もができる簡単な手段がある。

「現在、皮膚がんを防ぐ最善の方法は、日焼け止めを使い、衣服で肌を防護し、ピークの時間帯に太陽を避けることだ」とベッサー博士は述べた。


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