アポ・グリクラジド(グリクラジド)80mg

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インスリンの分泌を高めて血糖を下げる、2型糖尿病の治療薬!スルホニル尿素系の中でも比較的作用が強く、吸収や代謝が安定!リミクロンのジェネリック!

Apo-Gliclazide (Gliclazide) - 80mg (500 Tablets)

■ 500錠

価格:2680 円

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有効成分

グリクラジド(Gliclazide)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

Apotex Pharmaceutical

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は1日40mgから服用を開始します。
症状に応じて1日40-80mgを経口服用しますが、1回の服用量が160mgを超えないようにしてください。
服用量が多い場合は1日2回、食後に服用してください。

 

商品詳細

アポ・グリクラジド80mgは血糖を下げる薬で、主に食事療法・運動療法だけでは血糖コントロールがうまくいかない2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)の治療に使用されます。

血糖とは、血液中のブドウ糖(グルコース)のことを言い、組織細胞にエネルギーを補給する働きを持つ物質ですが、この血糖の血液中濃度を示したものが血糖値です。
極端に食べ物を摂取しない、激しい運動、病気や薬剤の影響などで下がる傾向があり、血糖が過度に下がると、大量の冷や汗、動悸、ふるえなどの低血糖発作が起こるほか、大脳のエネルギー代謝が維持できなくなるために精神症状を起こしたり、最悪の場合は死に至ることもあります。
この低血糖状態を避けるためのシステムが人間の体には4つ備わっており、さまざまなホルモンが血糖値を上げるように働きかけるため、特に健康な人では低血圧症状に対して比較的順応に対応します。しかしその反面で、上がった血糖を下げる働きをするホルモンは1つしかありません。それがすい臓から分泌されるインスリン(インシュリン)です。

インスリンは、筋肉や脂肪組織においてはブドウ糖の細胞内への取り込み促進、また肝臓では肝静脈へのブドウ糖放出(糖新生)を抑制するなど、血液中の糖分を調節する働きを持っていますが、このインスリンの量が不足したり働きが悪くなることで起こる病気が糖尿病です。
過食、運動不足、ストレスなどが原因で起こることが多く、そのまま放置しておくと、手足のしびれ(神経障害)、目の病気(網膜症)、腎臓病などいろいろな合併症を引き起こすことがあります。

アポ・グリクラジド80mgは、このインスリンの分泌を高めることで糖尿病を治療する薬です。有効成分のグリクラジドが属するスルホニル尿素系の血糖降下薬は、糖尿病内服治療薬の中では、もっとも多く使用されている薬で、インスリンを合成するすい臓のβ細胞に作用して、その分泌を促進させるほか、末梢の筋肉でのブドウ糖の利用を高め、肝臓からのブドウ糖放出を抑制するすい外作用もあるとされています。
さらにグリクラジドは、スルホニル尿素系の血糖降下薬の中でも比較的作用が強く、吸収や代謝が比較的安定しているという特長を持っています。

ただしアポ・グリクラジド80mgはインスリンの代用として使用することはできないため、インスリンに依存しない非インスリン依存型の人に対してのみ有効です。

 

他の商品との比較

グリクラジドの血糖降下作用は主にインスリン分泌作用に基づきますが、ブドウ糖負荷時のインスリン分泌速度はクリベンクラミドと異なり、特に初期相にのみ影響を与えるため、非糖尿病者のインスリン分泌パターンに近いとされています。

血糖降下作用には末梢でのインスリン作用の増強も示唆されています。

血液・血管系に対する作用として、血小板機能抑制作用、抗血栓作用、血管壁プロスタグランジンI産生促進作用、線溶能亢進作用などが認められています。

グリクラジドを有効成分とした薬剤は、日本ではルイメニア(日新製薬)、クラウナート(大洋薬品)、グリクラジド(二プロファーマ)、グリミクロン(大日本住友製薬、レ・ラボラトワール・セルヴィエ)、グリミラン(マイラン製薬、小林化工)、グルタミール(沢井製薬、メディサ新薬、日本ジェネリック)、ダイアグリコ(東和薬品)の名前で発売されています。

海外では、Diamicron、Glimicron、Mylan-Gliclazide、Nordialex、PMS-Gliclazideなどの名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、アポ・グリクラジド80mgを絶対に服用しないでください。
・重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、インスリン依存型糖尿病の人: インスリンの適用となります。
・重篤な肝または腎機能障害のある人: 低血糖を起こすおそれがあります。
・重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある人: インスリンの適用となります。
・下痢、嘔吐などの胃腸障害のある人: 低血糖を起こすおそれがあります。
・アポ・グリクラジド80mgの成分またはスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある人
・妊婦または妊娠している可能性のある人

【警告】
・重篤かつ遷延性の低血糖症を起こすことがあります。
・用法・用量、使用上の注意に特に留意してください。

【慎重服用】
・既に肝または腎機能障害のある人
・以下の低血糖を起こすおそれのある人または状態
1.肝または腎機能障害
2.脳下垂体機能不全または副腎機能不全
3.栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足または衰弱状態
4.激しい筋肉運動
5.過度のアルコール摂取者
6.高齢者
7.血糖降下作用を増強する薬剤との併用

【重要な基本的注意】
・糖尿病の診断が確立した人に対してのみ適用を考慮してください。糖尿病以外にも耐糖能異常、尿糖陽性など、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、老人性糖代謝異常、甲状腺機能異常など)を有する疾患があることに留意してください。
・適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を充分に行なったうえで効果が不充分な場合に限り考慮してください。
・服用する場合は少量から開始し、血糖、尿糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、効果が不充分な場合には速やかにほかの治療法への切り替えを行なってください。
・服用の継続中に、服用の必要がなくなる場合や減量する必要がある場合があり、また不養生、感染症の合併などにより効果がなくなったり、不充分となる場合もあるので、食事摂取量、体重の推移、血糖値、感染症の有無などに留意のうえ、常に使用継続の可否、服用量、薬剤の選択などに注意してください。
・重篤かつ遷延性の低血糖症を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転などに従事している人が服用するときは注意してください。また低血糖症に関する注意について、充分に理解してください。

【その他の注意】
・スルホニル尿素系薬剤(トルブタミド1日1.5g)を長期間継続服用した場合、食事療法単独の場合と比較して心臓・血管系障害による死亡率が有意に高かったとの報告があります。
・インスリンまたは経口血糖降下剤の服用中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を使用することにより、低血糖が起こりやすいとの報告があります。

高齢者では生理機能が低下していることが多く、低血糖が現れやすいため、少量から服用を開始し、定期的に検査を行なうなど慎重に服用してください。

妊婦または妊娠している可能性のある人は服用しないでください。

授乳中の人は、授乳を中止してください。

小児などに対する安全性は確立していません。

 

他の薬との併用

【血糖降下作用を増強する薬剤】
以下の薬剤とアポ・グリクラジド80mgを併用した場合、血糖降下作用が増強し、低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、心悸亢進、ふるえ、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、けいれんなど)が起こることがあります。
併用する場合には、血糖値などの症状を充分観察し、必要に応じてアポ・グリクラジド80mgまたは併用薬剤の服用量を調節するなど慎重に服用してください。
特にβ遮断剤と併用する場合には、プロプラノロールなどの非選択性薬剤は避けることが望ましいとされています。低血糖症状が認められた場合には、通常はショ糖を使用し、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を使用してください。

・インスリン製剤、DPP-4阻害剤(シタグリプチンなど)、GLP-1アナログ、インスリン抵抗性改善剤(ピオグリタゾン)、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール、ビグアナイド系薬剤(メトホルミンなど): これらの薬剤の血糖降下作用により。
・ピラゾロン系消炎剤(ケトフェニルブタゾンなど): ピラゾロン系消炎剤によるスルホニル尿素系薬剤のたんぱく結合の阻害、肝代謝の抑制、腎排泄の抑制が考えられています。
・サルファ剤(スルファメチゾール、スルファメトキサゾールなど): サルファ剤によるスルホニル尿素系薬剤のたんぱく結合の阻害、肝代謝の抑制などが考えられています。
・サリチル酸剤(アスピリン、サザピリンなど): サリチル酸剤によるスルホニル尿素系薬剤のたんぱく質の阻害、サリチル酸剤の血糖降下作用が考えられています。
・クロフィブラート、ベザフィブラート: これらの薬剤によるスルホニル尿素系薬剤のたんぱく結合の阻害または腎排泄の抑制、インスリン抵抗性の減弱などが考えられています。
・クマリン系薬剤(ワルファリン)、クロラムフェニコール、ミコナゾール、フルコナゾール: これらの薬剤によるスルホニル尿素系薬剤の肝代謝の抑制が考えられています。
・プロベネシド: プロベネシドによるスルホニル尿素系薬剤の腎排泄の抑制が考えられています。
・ジヒドロエルゴタミン製剤: ジヒドロエルゴタミン製剤によるスルホニル尿素系薬剤のインスリン分泌作用の促進が考えられています。
・ジソピラミド、シベンゾリン、ピリメノール: これらの薬剤によるインスリン分泌の促進などが考えられています。
・グアネチジン: グアネチジンによる血糖降下作用が考えられています。
・β-遮断剤(プロプラノロール、ピンドロールなど): 機序は不明ですが、アドレナリンを介した低血糖からの回復の抑制、低血糖時の交感神経症状(心悸亢進など)の不顕性などが考えられています。
・モノアミン酸化酵素阻害剤: 機序は不明ですが、モノアミン酸化酵素阻害剤によるインスリン分泌の促進、肝での糖新生抑制が考えられています。
・三環系抗うつ剤(イミプラミン、ノルトリプチリンなど): 機序は不明ですが、三環系抗うつ剤による低血糖に対する反応の変化、末梢でのインスリン感受性促進が考えられています。
・テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン、ドキシサイクリンなど): 機序は不明です。
・クラリスロマイシン: 機序は不明です。

【血糖降下作用を減弱する薬剤】
以下の薬剤とアポ・グリクラジド80mgを併用した場合、血糖降下作用の減弱による高血糖症状(吐き気、嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭など)が起こることがあります。
併用する場合は、血糖値などの状態を充分観察しながら服用してください。

・アドレナリン: アドレナリンによる末梢でのブドウ糖の取り込み抑制、肝での糖新生促進、インスリン分泌の抑制が考えられています。
・副腎皮質ホルモン: 副腎皮質ホルモンによる肝での糖新生促進、末梢でのインスリン感受性低下などが考えられています。
・利尿剤(トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド、フロセミドなど): 利尿剤によるインスリン分泌抑制、末梢でのインスリン感受性低下などが考えられています。
・フェニトイン: フェニトインによるインスリン分泌抑制が考えられています。
・リファンピシン: リファンピシンによるスルホニル尿素系薬剤の肝代謝の促進が考えられています。
・イソニアジド、ニコチン酸: これらの薬剤による血糖上昇作用が考えられています。
・卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール、エストリオールなど): 機序は不明ですが、卵胞ホルモンによるコルチゾール分泌変化、組織での糖利用変化、成長ホルモンの過剰産生、肝機能の変化、末梢でのインスリン感受性低下などが考えられています。
・フェノチアジン系薬剤(クロルプロマジンなど): 機序は不明ですが、クロルプロマジンによるインスリン分泌抑制、副腎からのアドレナリン遊離が考えられています。
・ピラジナミド: 機序は不明です。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

アポ・グリクラジド80mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
貧血、白血球減少、血小板減少、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ALP上昇、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、悪心、嘔吐、食欲不振、胃膨満感、便秘、下痢、腹痛、皮膚そう痒感、発疹、光線過敏症、頭重、めまい、頭痛、熱感、脱毛

●極稀に起こる重篤な副作用
低血糖、無顆粒球症、肝機能異常、黄だん

 

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