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2010-07-20

ソース原文(オリジナル):サイエンスデイリー

アルコール依存症に対する治療としてナルトレキソン投与は男女で同等の効果

サイエンスデイリー(米科学誌[2010年7月20日]) — 1980年代の米国におけるアルコール使用障害(AUD)の有病率は男性のほうが女性の約5倍多かったが、この男女差は縮まり、現在では男性のアルコール使用障害の有病率は、女性の2倍にすぎない。アルコール依存症(AD)に対する治療には、複数の治療法が用いられ、これには薬物療法も含まれる。今回の研究から、アルコール依存症に対するナルトレキソン治療は、女性に対し男性と同程度に効果を示すことが見出された。

この結果は、「アルコール中毒症:臨床&実験研究(Alcoholism: Clinical & Experimental Research)」(医学誌)2010年10月号に掲載される予定で、現在はWEB先行公開版で閲覧可能である。

本研究の責任著者でハーバード・メディカル・スクール(Harvard Medical School)精神医学部のシェリー・グリーンフィールド(Shelly F. Greenfield)准教授は、「男性と比較して、女性ではアルコール利用が前世代よりも若い年齢から始まっており、現在その開始時期は男性とほぼ同年齢となっている」と述べた。「例えば、第二次世界大戦後に生まれた女性は、禁酒率が低く、アルコール依存率が高い。アルコール依存症における『男女差の縮小』は、女性のアルコール依存の増加に起因する可能性が高いように思われる。一方、男性の依存率はほぼ一貫している」

アルコール依存症の進行は、女性のほうが男性よりも急速であることを考慮すれば、有病率の差が縮まるのは、残念ながら女性にとって健康上有害な意義を持ち、これを「テレスコーピング」現象という、とグリーンフィールド氏は説明した。

アルコール関連の深刻な身体的問題と社会的問題に進展するのは、飲酒する男女のうち女性のほうが速く、疾患進行の重大な事象ごとの合間も女性のほうが短い」と同氏は述べた。「これは一般に低用量のアルコールを低頻度に摂取したときに生じる。有害転帰には、肝疾患、膵炎、胃炎、潰瘍、高血圧、栄養不良、貧血のほか、認知障害とその他の神経心理学的障害などがある。さらに、女性において発症頻度が高い精神障害の併発、具体的にはうつ病や不安障害などが、アルコール依存症で悪化する」

グリーンフィールド氏らは、アルコール依存症に対するCOMBINE(薬物療法と行動治療の併用)試験のデータを利用した。この試験は、最近禁酒したアルコール依存者1,383人(男性848人、女性378人)を対象に、2001~2004年に全米規模で行われた多施設共同試験である。この多施設共同試験で、以下の治療を受けた8グループについて著者らが検討した。内科治療(服薬遵守と禁酒の増強に焦点を当てた9セッションの治療)に加え、プラセボ、ナルトレキソン(100mg/日)、アカンプロセート(3g/日)、または2剤併用(ナルトレキソンおよびアカンプロセート)の16週間投与を、専門家の提供する行動療法(Combined Behavioral Intervention)の併用下と非併用下で行った。

グリーンフィールド氏は「男性と比較して約3年遅れでアルコール依存症の発現を報告した女性では、過去にアルコール治療を受けていた可能性が有意に低いほか、飲酒日ごとの飲酒量はより少ないことが明らかとなった」と述べた。「それ以外には飲酒の評価項目にベースラインで男女差は存在しなかった。アルコール依存症の女性は、さまざまな転帰評価項目に関して、アルコール依存症の男性と同様の形で、COMBINE試験の内科治療に併用したナルトレキソン投与に効果を示したことを我々は見出した」

グリーンフィールド氏によれば、臨床医は男女のアルコール依存に対するナルトレキソンの処方に慣れる必要があるだけでなく、内科治療と併用したナルトレキソン投与を、男性および女性に対し一次医療の現場で提供できることを承知しておくべきでもある。「今回の試験では、女性のアルコール依存症の重症度は男性と同程度であったにもかかわらず、COMBINE試験の登録前にアルコール治療中であると報告したのは、女性のほうが男性より少数であった。女性は物質乱用(アルコールなど)の専門プログラムよりも、プライマリヘルスケア(一次診療)を受診する傾向が強く、ナルトレキソン投与と内科治療の併用は、アルコール依存症の女性に対する治療に実践的意義を持つ」と同氏は述べた。本試験は、国立アルコール乱飲・中毒症研究所(National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism)の助成を受けた。


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