アロマシン(エキセメスタン) 25mg

28880 円!! 女性ホルモンの産出を抑え、閉経後乳がんの再発を抑制!タモキシフェンでは効果が現われなくなった人に!またタモキシフェンから切り替えることで、さらに優れた再発抑制効果を発揮!

Aromasin (Exemestane) - 25mg (30 Tablets)

■ 30錠

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有効成分

エキセメスタン(Exemestane)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

ファイザー株式会社 (Pfizer)

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、初期および進行性乳がんの人は、1日1回1錠を食後に服用してください。

リファンピシンやフェニトインなどのCYP3A4誘因物質作用を持つ薬をアロマシン25mgと一緒に処方された場合、1日1回50mgを食後に服用するのがよいとされています。

 

商品詳細

アロマシン25mgは、閉経後乳がんに対して、1日1回の服用で優れた抗腫瘍効果を現わす薬です。

日本における乳がんの患者数は欧米諸外国に比べて少ない傾向にありました。
しかし近年の生活様式や食生活の欧米化に伴い、乳がんにかかる日本人は急増し、1995年以降には女性におけるがんの第1位となっています。
一般にがんの発生率は高齢になるほど高くなりますが、日本人女性の乳がんの場合はエストロゲンレベルが下がる閉経年齢あたりで一度減少し、閉経後に再び少しずつ発生率が上がりはじめる傾向があるようです。
エストロゲンは、体に丸みを帯びさせる、肌にはりをもたらすなど、女性を女性らしくさせる働きを持つと同時に、女性におけるがんの発症に深く関わっていると考えられている女性ホルモンです。
このエストロゲンは、閉経前は卵巣でつくられます。
しかし閉経により卵巣の周期的機能が終了すると今度は副腎から分泌される男性ホルモン(アンドロゲン)にアロマターゼという酵素が作用してエストロゲンをつくり出します。
さらに肥満、遺伝、閉経前の飲酒や喫煙といった生活習慣などが関連することで、閉経後においても引き続き乳がんになる可能性が続くのです。
このように、閉経後乳がんに対してはアロマターゼの働きを阻止してエストロゲン産出を抑えるのが有効とされますが、その働きをする薬がアロマターゼ阻害薬であるアロマシン25mgです。

アロマシン25mgは乳がんの手術後に再発生を防ぐための術後補助療法にも使用されています。
今まで術後補助療法はタモキシフェンという薬が主流でした。タモキシフェンは、がん細胞のエストロゲン受容体に結合して、エストロゲンが持っている増殖刺激を遮断することでエストロゲンの働きを抑制する薬です。
欧米では乳がんの再発生を抑えるための術後補助療法として5年間のタモキシフェンの服用が推奨されています。
しかし長期間服用することで子宮がんや血栓症のリスクが高まる可能性があり、また5年間服用と10年間服用を比較してもがんの再発抑制率に対して大きな差が現われないという問題がありました。
しかしアロマターゼ阻害薬はタモキシフェンとは異なり子宮がんなどの副作用の報告はなく、タモキシフェンでは効果が現われなくなった人に対しても、奏功率、生存率、進行までの期間のいずれの項目において良好な結果を示すことが認められています。

術後補助療法の問題点として、耐性の問題があります。
これは薬を服用し続けることによって体が慣れてしまうために、薬の効果が現われにくくなることを言います。実際、タモキシフェンを使用した術後補助療法の場合、服用後2-3年目あたりで耐性を得やすいとされているため、がん細胞の再発の可能性が増えてきます。ところが最近の実験で、がん細胞が耐性を持つ前にアロマターゼ阻害薬の服用に切り替えるスイッチ療法を採用することで、がん細胞の再発率が有意に減ったとの結果が出ました。なかでもアロマシン25mgは、このスイッチ療法に使用することで、特に優れた効果を発揮する薬です。

 

他の商品との比較

2006年の米国臨床腫瘍学会で、タモキシフェンによる術後補助療法を2-3年続けた後にアロマシン25mgによる療法に切り替えた場合、タモキシフェンを5年間続けた人と比べて、反対側の乳房に再発するリスクが44%、またリンパ節に転移するリスクが17%、さらに死亡のリスクが15%それぞれ減少したとの結果が報告され、アロマシン25mgを使用したスイッチ療法の意義が明確になりました。

アロマシン25mgは欧米において、閉経後乳癌の第二次療法の標準薬である酢酸メゲストロール(黄体ホルモン製剤)との比較試験で、乳癌進行までの期間、長期不変を含む有効期間、治療変更までの期間、生存期間の4つの有効性期間データ全てを有意に延長することが認められています。
このように4つのデータすべてを有意に延長したのは、アロマターゼ阻害剤の中ではアロマシン25mgが初めてです。

アロマシン25mgは、閉経後の乳がんであることに加え、エストロゲンの働きでがん細胞が増殖するホルモンレセプター陽性の場合に効力を発揮します。

エキセメスタンを有効成分とした薬には、日本ではアロマシン(ファイザー)として、また海外ではAromasin、Exemestanceなどの名前で販売されています。

 

特別な注意

以下の場合、アロマシン25mgを絶対に服用しないでください。
・妊婦または妊娠している可能性のある人: 安全性が確立していません。

・授乳中の人: 安全性が確立していません。
・アロマシン25mgの成分に対して過敏症の既往歴のある人

以下の場合、アロマシン25mgを慎重に服用してください。
・重度の肝障害のある人: アロマシン25mgの肝障害の人における長期安全性は確立していません。

・重度の腎障害のある人: アロマシン25mgの腎障害の人における長期安全性は確立していません。

重要な基本的注意
・アロマシン25mgはホルモン療法剤であり、がんに対する薬物療法について充分な知識・経験を持つ医師のもとで、アロマシン25mgによる治療が適切と判断される人のみ使用してください。

・アロマシン25mgは末梢アロマターゼを阻害することにより治療効果を発揮するものであり、活発な卵巣機能を有する閉経前の人ではアロマターゼを阻害する効果は不充分であると予想されます。また閉経前の人では使用経験がないことを考慮して、閉経前の人は使用しないでください。

・アロマシン25mgの服用によって、骨粗鬆症、骨折が起こりやすくなるため、骨密度などの骨状態を定期的に観察することが望ましいとされています。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とアロマシン25mgを併用する場合、充分に注意してください。
・エストロゲン含有製剤: アロマシン25mgの効果を減弱させる可能性があります。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

アロマシン25mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
多汗、めまい、しびれ(感)、頭痛、知覚障害、ふらつき(感)、不眠(症)、抑うつ、不安、手根管症候群、傾眠、悪心、食欲不振、腹痛、嘔吐、腸管閉塞、のどの通過障害肝、胃もたれ感、心窩部痛(心窩部の疼痛)、下痢、肝機能異常、Al-P上昇、発疹、脱毛(症)、爪の変化、高血圧、動悸、低血圧、鼻出血、かぜ症候群、肺炎、膀胱炎、尿検査異常、不正(子宮)出血、帯下、ほてり、疲労、疼痛、体重減少、倦怠(感)、体臭、むくみ、関節痛、味覚異常、味覚障害、筋骨格痛、骨折、骨粗鬆症

極稀に起こる重篤な副作用
肝炎、肝機能障害、黄だん

 

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