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2012-12-05

ソース(記事原文):mySteinbach.ca

オオアザミのエキスは肝臓によい効果を示す

mySteinbach.ca(2012年12月5日)― アザミ属の植物に何かしらの利点があるとは信じがたいかもしれない。しかし、そのうち1つ、オオアザミして知られる種は、多くの病気、特に肝臓の疾患の治療薬として何千年も使われてきた。この薬草はカプセルや抽出液、またお茶として市販されている。

オオアザミの有効成分は、この植物の種子の中に含まれているシリマリンと呼ばれるフラボノイドである。シリマリンは様々な方法で体内に入る毒素、多くの場合摂取した物質から、肝臓を保護するようだ。アセトアミノフェン(タイレノールなどの商標名で販売されている)は、長期間服用し続けると肝臓障害を引き起こす可能性があることを聞いたことがあるかもしれない。タイレノールは痛みを和らげるのに役立つが、長い目で見れば肝臓にとっては毒素と見なされるであろう。

長年大量に摂取するとアルコールも毒素である。アルコールは肝硬変やアルコール性肝炎の原因となる可能性があり、科学的研究では見解が分かれているが、オオアザミが改善できるかもしれない。研究ではオオアザミは肝機能を改善し、肝硬変や慢性肝炎の患者の生存率を増加させることを示しているが、そのような研究は多くの場合被験者の数が少なく、どの効果がオオアザミに起因するのかそして起因しないのか、決定的に正確に提示するのが難しい。

よって、オオアザミがウイルス性肝炎(特にC型肝炎)の治療にも使用されていることは何ら驚くことではない。この結果も決定的なものではないが、ある研究では、インターフェロンとリボフラビン治療に反応しなかった16人の患者がオオアザミを服用して改善している。

抗炎症作用

シリマリン(オオアザミの有効成分)は酸化防止剤であり、抗炎症作用を発揮する。これは、どうやってシリマリンが新しい細胞を成長させることで肝臓が修復するのを助けるのかを説明する。このことはまた、オオアザミが変異細胞の分裂や再生を防止するだけでなく、腫瘍への血流を減少させることにより抗癌作用を持ちうることも示せるかもしれない。一説では、シリマリンがしばしば日焼け止めとして皮膚を保護し、皮膚がんのリスクを減らすこともできるとしている。

これ以外に示唆されてきたオオアザミの効能として、特に胆嚢で、コレステロール値減少を助け、蓄積した石の溶解を助けることが挙げられる。研究は実験室レベルの見込みを示しているが、オオアザミが持つ効果を正確に示すには、被験者を使った更なる研究が必要である。

オオアザミを、有効な成分を抽出できる植物として容易に入手することが可能であるかどうか知りたいであろう。暑くて乾燥した条件を好む他のアザミの種と同様、オオアザミは大草原でも成長することができ、サスカチュワン州(Saskatchewan)では非常に広範囲に栽培されている。オオアザミは茎が長く、先には種子をつけた頭状花となるピンクや紫の花をつけ、かなり魅力的な植物である。観賞用に栽培を勧める野心的な園芸家もいるが、園芸植物として人気になることは決してないだろう。

そうではあっても、オオアザミは今後も主に種子目的で栽培されるであろう。種子は夏の終わりに大草原で収穫され、粉砕されカプセルまたは茶として使用する。双方とも健康食品店で購入できる。数分で抽出できるため、薬としてではなく単にお茶として飲む消費者もいる。薬効目的で使用する場合は、抽出時間を長くする必要がある。


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