ケトロール(ケトロラクトロメタミン)10mg

440 円!! 痛み発生の原因から抑えて鎮痛作用を発揮する非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)!特に中等度から重度の炎症緩和に!ただし服用は7日間以内が原則!

Ketorol 10 (Ketorolac) - 10mg (10 Tablet)

■ 10錠

価格:440 円


数 量 :   


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有効成分

ケトロラクトロメタミン(Ketorolac Tromethamine)

 

製造国

インド

 

製造元

--------------------- (---------------------)

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は1回1錠を4-6時間毎に服用します。

65歳以上の人は、1回1錠を6-8時間毎に服用します。

・1日の服用量が40mgを超えないようにしてください。
・服用間隔は必ず4-6時間以上あけてください。
・最小必要量を服用してください。
・服用期間が7日間を超えないようにしてください。

 

商品詳細

ケトロール10mgはステロイドを含まない非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)に属する解熱鎮痛薬で、主に中等度から重度の痛みの緩和に使用されます。通常は有効成分のケトロラクトロメタミンを静脈注射または筋肉注射で初回投与し、その後内服薬に変更しますが、使用による副作用発現の頻度が比較的高いとされていることから、その1日最大服用量と使用期間は限られています。

プロスタグランジンは人間のほとんどの組織や器官、体液に存在して血管の収縮・拡張、胃液分泌の調節、腸管収縮、子宮筋収縮、血小板凝集などの生理活用作用をしている物質ですが、それ以外にも痛みや発熱、炎症の発生にも深く関わっています。
このプロスタグランジンは、何らかの原因で組織に損傷が起きると細胞膜にあるリン脂質がアラキドン酸に変わり、これにシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)という炎症、発痛、発熱に関係する酵素が作用することによってつくられます。これにより痛み、熱、腫れなどの症状が起こった状態が炎症です。
またプロスタグランジンの発生と同時に、血漿からは知覚神経を興奮させる物質であるブラジキニンが遊離し、痛みを発生させます。プロスタグランジンはこのブラジキニンと比べて直接的な発痛作用は弱いとされていますが、ブラジキニンの発痛を増強する働きも持っています。

このように、痛みの発生に大きな関わりを持つプロスタグランジンの合成を阻害することによって解熱、鎮痛効果を発揮するのが抗炎症鎮痛剤であるケトロール10mgです。非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)である有効成分のケトロラクトロメタミンは、シクロオキシゲナーゼと競合することでその働きを阻害してプロスタグランジンの発生を抑え、抗炎症鎮痛作用を示します。

ほとんどの非ステロイド性抗炎症薬はCOX-2だけでなくCOX-1やCOX-3の働きも抑制するという特性を持っていますが、特にケトロラクトロメタミンの場合はCOX-1に対して比較的選択性が高いとされています。
COX-1は胃粘膜や血管内に多く存在し、胃粘膜においては食物などから供給されたアラキドン酸を基質として胃酸分泌抑制、胃粘膜血流増加、粘膜分泌亢進などの働きを持ち、胃粘膜を保護する役割を持つほか、腎血流量の増加や血小板凝集抑の抑制などに関与しています。またCOX-3は主に中枢神経系に存在し、脳内で痛みに関わっているとの研究報告がありますが、比較的新しく発見された物質であるために詳しい働きについてはまだわかっていません。

この特性のために、ケトロール10mgの服用により炎症や痛みが緩和される一方で胃や腎臓の組織においては血流が減少し、長期間服用すると胃の粘膜が荒れて胃潰瘍を引き起こしたり、腎臓の機能が低下するために体がむくんだりするなどの副作用が現われることがあります。そのため7日以上の服用は原則として認められておらず、また医者の指導の下で服用するのが望ましいとされています。

 

他の商品との比較

ケトロラクトロメタミンは非経口で使用できる唯一の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)で、注射、点眼薬、点鼻薬などもあります。

麻薬の仲間であるオピオイド系の鎮痛剤と併用することで、オピオイド使用量を15-60%減らす効果があるとされています。

ケトロラクトロメタミンを有効成分とした薬は、海外ではTradol、Acularなどの名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、ケトロール10mgを絶対に服用しないでください。
・ケトロール10mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人

・アスピリンまたはほかの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)に対して過敏症の既往歴のある人

・冠動脈バイパス・グラフト(CABG)における術後痛の治療として

・16歳未満の人

・胃や腸に潰瘍または出血などの問題がある/あった人

・腎臓、肝臓、心臓に重篤な問題のある人

・脳出血を起こしたことのある人

・血友病など出血を簡単に起こさせる原因のある人

・ワルファリン、ヘパリン、クロピドグレルなど血液凝固を止める薬を服用している人
・出血や脱水などにより血液量が減少している人

・ぜんそくや花粉症などのアレルギーのある人、または過去に顔面、唇、目、舌にむくみがみられた人

・鼻腔内にしこり(ポリープ)のある/あった人

・イブプロフェンやアスピリンなど、ほかの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を服用中の人

・オキシペンチフィリン(血液循環)、プロベネシド(痛風)、リチウム(精神問題)を服用中の人

・妊娠中または妊娠を計画している人、陣痛のある人、授乳中の人

・手術予定のある人

・手術後に出血のリスクがあると言われた人、または手術後で出血のある人

【慎重服用】
・心臓発作の既往歴など心臓疾患のある人、高血圧・糖尿病・高コレステロール・喫煙など心臓疾患にかかるリスクのある人

【重要な使用上の注意】
・ケトロール10mgは7日間以上服用しないでください。

・深刻でない痛み、慢性痛の治療には使用しないでください。

・ケトロラクトロメタミンは、生命にかかわる消化性潰瘍、胃腸出血、胃腸穿孔を引き起こすことがあるため、消化性潰瘍のある人、胃腸出血や胃腸穿孔を最近起こした人、またはこれらの既往歴のある人はケトロール10mgを絶対に服用しないでください。

・高齢者では重篤な胃腸疾患を起こすリスクが高くなるため、慎重に服用してください。
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の使用中は、生命にかかわる重篤な心臓血管血栓、心筋梗塞、心臓発作などのリスクを高まるおそれがあります。

・ケトロラクトロメタミンは血小板機能を阻害するため、脳血管出血、出血性素因、止血不全のある人またはあると思われる人、出血リスクの高い人は使用しないでください。

・妊娠中または妊娠している可能性のある人はケトロール10mgを服用しないでください。

・授乳中の人は、ケトロール10mgを服用しないでください。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とケトロール10mgは、絶対に併用しないでください。
・プロベネシド: ケトロラクトロメタミンのクリアランスおよび容量を減少させ、ケトロラクトロメタミンの血漿値の著しい上昇や半減期の延長が見られたとの報告があります。

以下の薬剤とケトロール10mgを併用する場合、注意してください。
・ワルファリン: 一般に、非ステロイド性抗炎症薬との併用で、各薬剤の単剤服用と比較して重篤な胃腸出血のリスクが高くなります。

・アスピリン: たんぱく結合が減少したとの報告があります。

・利尿薬: フロセミド、チアザイドの利尿効果を減少させたとの報告があります。

・リチウム: 血漿リチウム値を上昇させ、腎臓リチウムクリアランスを減少させることがあります。

・メトトレキサート: メトトレキサートの毒性を高めるおそれがあります。

・ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体阻害薬: 腎不全のリスクを高めるおそれがあります。

・抗てんかん薬(フェニトイン、カルバマゼピン): 散発性発作が発現したとの報告があります。
・向精神薬(フルオキセチン、チオチキセン、アルプラゾラム): 幻覚が出現したとの報告があります。

・ペントキシフィリン: 出血傾向が高くなります。

・非脱分極性筋弛緩薬: 無呼吸が発生したとの報告がありますが、2剤併用の正式な試験は実施されていません。

・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI): 胃腸出血のリスクが上昇します。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

ケトロール10mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
腹痛、便秘、下痢、消化不良、鼓腸、胃腸膨満、胃腸潰瘍、出血、穿孔、胸やけ、吐き気、口内炎、嘔吐、腎機能異常、貧血、めまい、眠気、むくみ、肝酵素上昇、頭痛、高血圧、出血時間延長、注射部位の痛み、そう痒、紫斑、発疹、耳鳴、発汗

 

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医師に相談するなどし当商品についてよく理解したうえで、適量をご自分の責任において服用なさってください。
なお、個人輸入で購入した商品は日本の医薬品副作用被害救済制度の適用対象にはなりません。したがって、何らかの深刻な副作用が発生したとしても、用量にかかわらず救済対象とはならずその制度からの保障を受けることは出来ないことに注意して下さい。
また、これらの薬の成分、効用、副作用、服用法などに関していかなるお問い合わせをいただきましてもお返事できません。ご了承ください。