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2013-02-27

ソース(記事原文):7thスペース

シチコリンは、細胞外シグナル制御キナーゼ(細胞外シグナル制御キナーゼ)1・2およびインスリン受容体基質1に関与する経路を介して、血管/ヒト脳微小血管の内皮細胞の生存を改善し、これにより血管新生を誘発する

7thスペース(2012年12月10日)― シチコリンとは、脳卒中患者の治療薬として使われている神経保護薬の1つである。同剤の作用機序を明らかにしている公表データはわずかしかない。

方法: 管腔様構造への遊走・増殖・分化を3次元培養(マトリゲルという培養ゲル)で観察する血管新生アッセイと、ヒト脳毛細血管内皮細胞株(hCMEC/D3)でのスフェロイド形成法を用いた。(補足:スフェロイドとは三次元[球状など]の細胞凝集体)

ウエスタンブロット法で、シチコリンで刺激したヒト脳毛細血管内皮細胞株からタンパク質を抽出した。シチコリンのシグナル経路の分析については、Kinexus社のリン酸化タンパク質スクリーニングアレイを用いて過去に検討済みである。

スタウロスポリン/カルシウムイオノフォアにより誘発されたアポトーシス(細胞死)検出法は、カバーガラス上の低血清培地にヒト脳毛細血管内皮細胞株を播種して行った。生体内(in vivo)予備試験では、シチコリン治療(1000mg/Kgを閉塞時とその後3日間隔で安楽死まで21日間投与する治療)施行下および非施行下でラットにおける一過性の中大脳動脈閉塞を検討した。

脳卒中病変部位の血管分布状態は、免疫組織化学的検査によって調べた。

結果:シチコリンでは、ヒト脳毛細血管内皮細胞株に及ぼす細胞分裂促進作用や細胞走化作用が認められなかった一方、創傷回復や、3次元培養中の管腔様構造形成、それにスフェロイド形成・発芽の亢進の有意な向上がみられた。シチコリンはリン酸化-細胞外シグナル制御キナーゼ(ERK)1・2の発現を誘発した。

Kinexus社の検定法では、インスリン受容体基質1(IRS-1)の過剰発現が明らかにされた。ヒト脳毛細血管内皮細胞株中の標的siRNA(低分子干渉RNA)によるインスリン受容体基質1(IRS-1)のノックダウン(発現抑制)は、シチコリンによる血管新生促進作用を阻害した。

生存細胞の割合はシチコリン存在下で高かった。シチコリン治療は、中大脳動脈閉塞後における新たなCD105(エンドグリン)陽性の活性化微小血管の数を有意に増やした。

結論:今回の結果は、生体内(in vivo)中大脳動脈閉塞後における試験管内(in vitro)ヒト脳毛細血管内皮細胞株に及ぼすシチコリンの血管新生促進作用と保護効果を証明するものである。

著者: Jerzy KrupinskiManal AbudawoodSabine Matou-NasriRaid Al-BaradieEugene PetcuCarlos JusticiaAnna PlanasDonghui LiuNorma RoviraMarta Grau-SlevinJulio SecadesMark Slevin

出典: 医学誌「血管細胞(Vascular Cell)」2012, 4:20


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