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2010-03-12

ソース(記事原文):サイエンスデイリー

シラミ根絶?経口シラミ駆除薬の効果を実演

サイエンスデイリー(2010年3月12日)
先日、AP-HP(アンリ・モンドール病院及びアヴィセンナ病院)とフランス国立衛生医学研究所(ユニット738“慢性疾患療法に関する有効性評価のモデルと方法及びツアーのCIC202)の研究員達が、新分子のシラミ駆除効果を実演してみせた。従来のシラミ駆除薬品に耐性を持つシラミが増えているなか、この新しい医薬品は全く新しいシラミ駆除薬であり、研究に参加した人々の95%に効果がみられた。

これは、3月11日刊行のザ・ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載されている。

シラミは寄生虫であり、世界中で毎年100万人以上に寄生する。3歳から11歳の小児には、特にシラミが寄生しやすい。それは、彼らの社会行動(遊び等)は、シラミが人から人へ移るのに適しているからである。

従来のシラミ駆除薬が効く場合も多々あるものの、従来の物に対する耐性が強まっていることが確認されている。他の寄生虫同様、困難な状況で生き抜くために、シラミもまた独自の進化を歩んできた。遺伝的継承における進化の過程で、シラミは従来のシラミ駆除ローションに含まれる殺虫成分(マラチオンやピレトリン)に対する耐性を身につけたのである。ピレトリンを使用し続けると、シラミの中枢神経レベルで活動するナトリムチャンネルの形成に用いられるアミノ酸内に突然変異が発生し、これがピレトリンに対する耐性がつく原因となる。耐性の種類は増え続け、シラミの駆除と撲滅は今まで以上に困難なものとなっている。

国境を超え、複数の研究所で行われた研究

AP-HPとフランス国立衛生医学研究所の研究員は、シラミ駆除用の新経口服用薬(1キログラム当たり400マイクログラムのイベルメクチン含有)と従来のシラミ駆除薬(マラチオン0.5%配合ローション)を比較するため、臨床試験を行った。この試験では、シラミに悩まされている376世帯812人の人々に対し、7日間の休憩を挟んで、新シラミ駆除薬又は従来薬が2度使用された。

イベルメクチンは、アベルメクチン系の化合物であり、無脊椎動物の脳内の神経伝達を阻害する。
この臨床試験の結果には、説得力がある。試験開始から15日後、イベルメクチンを使用した398人の内の95%からシラミがいなくなっていたのである。414人が使用したマラチオンに関しては、85%であった。イベルメクチンは既に市販されており、特に疥癬の治療などに用いられている。

この研究を率いたオリビア・コシドウ氏は、新薬の効能に疑いを持っていない。「従来のシラミ駆除薬が効かないのであれば、イベルメクチンを7日間の休憩を挟んで2度使用すると劇的な効果が得られる。イベルメクチンは従来のシラミ駆除薬にとって代わる薬の代表である」


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