インフルエンザ・風邪 - このカテゴリーに関連するニュース・情報

下記の内容は、当サイトがWeb上の英語で書かれたニュースや記事を独自に訳したものであり、当サイトはその内容、翻訳の正確性に関して一切免責とさせて頂きます。この点をご理解の上、参考になさってください。また、この翻訳文の無断利用はお控え下さい。

2011-12-17

ソース(記事原文):デコーデッド・サイエンス

スタチン類はインフルエンザ患者の死亡率を下げることができるのか?

デコーデッド・サイエンス(2011年12月17日)― スタチン類はコレステロール降下剤だが、近年、インフルエンザで入院している患者に治療効果がある可能性が見出されてきた。12月14日に発表された研究は、これらの薬が血液中のコレステロールを下げることができるだけでなく、インフルエンザの合併症で死亡する可能性を減らすことができることも示した。

スタチン類-どのように作用するか?

スタチン類はHMG-CoA還元酵素阻害剤としても知られているが、血中コレステロール値を下げるために一般に処方される薬である。シンバスタチン、アトルバスタチン、プラバスタチンなどの薬は、肝臓のコレステロール生成に中心的な役割を果たすHMG-CoA還元酵素という酵素を阻害することで作用する。コレステロール濃度が高いことと心血管疾患は関連するとされており、スタチン類はこのような疾患を予防するのに広く使われている。

しかし、今、スタチン類のもう1つの用途が提案されている。2007年から2008年に入院していた患者3,043人の研究で認められたように、HMG-CoA還元酵素を阻害する薬が、インフルエンザの合併症による死亡率を減少させるかもしれない。コレステロール生成を阻害する同じ経路を用いて、シグナル伝達経路は消炎性と免疫調節性を持つ多数の免疫機能を活性化する。この結果、リンパ球刺激とリンパ球増殖が低下し、サイトカインの産生も低下する。

インフルエンザによる死亡率とスタチン類の使用との関連:総括

メレディス・L・ファンデルメール (Meredith L. Vandermeer、公衆衛生学修士、当時はポートランドのオレゴン公衆衛生局勤務)が率いる研究者チームが行った観察研究は、2007年から2008年のインルエンザ流行期の3,000人強の成人患者の病院記録を用い、スタチン類を用いた患者とインフルエンザに関連する死との関連性を評価した。研究者らは,研究所で確認したインフルエンザの入院患者の積極的監視を10州59郡で行う疾病管理予防センターの新興感染症プログラム (the Centers for Disease Control and Prevention's Emerging Infections Program)から引き出したデータを分析した。

作用機能の性質から、スタチン類は骨疾患、糖尿病、心血管疾患、そして更に近年では敗血症、市中肺炎、インフルエンザ等の感染性、非感染性疾患プロセスの双方に抗炎症作用を持つと示唆されてきた。このような結果を示した過去の観察研究があるが、ファンデルメールと同僚らは、自分達の研究は「インフルエンザの研究所での確認に初めて目を向け、管理データを用いることに伴う疾病分類の不確実性を回避した。また、我々のコホートは十分大きく、統計的に有意な結果を検出するのに十分な力があった」と言う。

今回の観察結果は、フロストら(2007)やクワングら(2009)による先行研究を裏付けた。それらは、スタチン類を以前に服用した又は入院中に投与された患者が、スタチンを全く用いなかった患者よりインフルエンザによる死亡率が低いということを示したものであった。

しかし、過去の記録やカルテ審査のみに頼る観察研究は、無作為化比較試験と比較して欠点や限界がある。

インフルエンザ治療:更なる研究が必要

コレステロール値が正常なインフルエンザ患者にこの薬を用いて無作為対照化試験(RCT)を行うことは、どの程度実行可能なのだろうか?デコーデッド・サイエンス(Decoded Science)は、主要執筆者のメレディス・ファンデルメールにインタビューした。ファンデルメールは以下のように語った。

「コレステロール値が正常の母集団よりも、現在スタチンを服用していない母集団にRCTを行うことのほうが現実的だ。RCTの主な利点は、コレステロール値のような要因が調整されることだ。被験者のコレステロール値は異なるが、2群間の差異が確実に偶然となるよう、スタチン群とプラセボ群の双方に無作為選択で分けられるからである。しかし、そうは言っても、この治験のためにスタチンを摂取していない母集団を探し出すことは難しいだろう。米国では2005年に2,970万人がスタチン類を購入し(保健医療研究品質局による医療費支出パネル調査)、その数はそれ以降確実に伸びる一方である。2009年のH1N1パンデミックの際に、ヴァンダービルト大学(Vanderbilt University)の研究者がRCTを開始し、インフルエンザの合併症に罹りICUに入院した患者のスタチン使用を調査した(ウェブサイトclinicaltrials.gov)。ICU入院という試験対象患者基準がこの調査対象母集団を著しく狭めたが、この研究は十分な患者数を確保できず打ち切りとなった。RCTは実施が難しいが、この研究分野には必要な第一歩である。」

スタチン類でインフルエンザによる死亡を予防

この研究はインフルエンザによる死亡を予防する新しい方法への手掛かりを与えている。しかし、もっと決め手になる調査が行われ、スタチン類のインフルエンザに対する薬効についてのこれらの所見を支持する強力な証拠が提供できるまでは、これらの薬は今後も、主に高い血中コレステロール値に関連する心血管疾患の予防と治療に使われるであろう。


この記事に関連するくすり屋さん取扱商品

- リピトール(アトルバスタチン)10mg (30錠) 2870 円

- リピトール(アトルバスタチン)20mg (30錠) 4690 円

- リピトール(アトルバスタチン)40mg (30錠) 4940 円

- アトルリップ(ジェネリックリピトール)5mg (30錠) 880 円

- アトルリップ(ジェネリックリピトール)10mg (30錠) 1340 円

- アトルリップ(ジェネリックリピトール)20mg (30錠) 2240 円

- リプバス(ジェネリックリピトール)10mg (10錠) 530 円

- リプバス(ジェネリックリピトール)20mg (10錠) 880 円

- シムラップ (シンバスタチン) 10mg  (10錠) 170 円

- シムラップ (シンバスタチン) 20mg  (10錠) 280 円

- ライペックス (シンバスタチン) 10mg (30錠) 2030 円

- ライペックス (シンバスタチン) 20mg (30錠) 1970 円

- ライペックス (シンバスタチン) 40mg (30錠) 2240 円

- ライペックス (シンバスタチン) 80mg (30錠) 2420 円

- ポリキャップ(シンバスタチン、ラミプリル、アテノロール、ヒドロクロロチアジド、アスピリン) 20/5/50/12.5/100mg (30カプセル) 3240 円

- クレスリップ (テルミサルタン/アトルバスタチン) 40mg/10mg (10錠) 530 円

- アロー・シンバ (シンバスタチン) 40mg (90錠) 1430 円

- アロー・シンバ (シンバスタチン) 80mg (90錠) 2330 円

- アロー・シンバ(シンバスタチン)20mg (90錠) 1340 円

- ザラトール(アトルバスタチン)10mg (90錠) 6600 円

- ザラトール(アトルバスタチン)20mg (90錠) 8100 円

- ザラトール(アトルバスタチン)40mg (90錠) 10700 円

- リピトール(アトルバスタチン・カルシウム)10mg(トルコ市場向け) (30錠) 2200 円

- リピトール(アトルバスタチン・カルシウム)20mg(トルコ市場向け) (30錠) 3600 円

- リピトール(アトルバスタチン・カルシウム)40mg(トルコ市場向け) (30錠) 4400 円

- リピトール(アトルバスタチン・カルシウム)80mg(トルコ市場向け) (30錠) 7200 円

- アトルリップ(ジェネリックリピトール)10mg (15錠入) (15錠) 760 円

- アトルリップ20(アトルバスタチン)20mg (15錠) (15錠) 1680 円