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2013-09-27

ソース(記事原文):サン・スター

スタチンを用いたコレステロールの抑制にはエゼトロルの追加が有用

サン・スター(2013年9月27日) ― 医師ビクター・デュマギング(Victor Dumaguing)著

健康を目指して

スペイン バルセロナ ― 医学部や健康科学部の学生にはHMG-CoA還元酵素阻害薬という名称で知られるコレステロール産生に重要な酵素を阻害する薬「スタチン」を含有した多数のコレステロール低下薬が存在しているにもかかわらず、急性心発作・脳卒中リスクの高い患者、もしくは低密度リポタンパク質(悪玉コレステロール)値が極めて高い患者の非常に多くが、ヨーロッパおよび米国のガイドラインで推奨される非常に実践的かつ有用な厳しい治療目標を達成できずにいる。最も出席者の多い学会の一つである欧州糖尿病学会(EASD)年次総会の初日に、この厳しい現実が大きく取り上げられた。この学会は9月21日~28日にスペインのバルセロナ(会場:Fira Gran Via Convention Center)で開催され、内分泌学者、糖尿病専門医、栄養士、代謝関連研究者ら3万人以上が出席した。

この研究結果は、ポール・ヒングリング(Paul Hing Ling)博士によって熱心な聴講者に伝えられた。本試験は二重盲検(つまり研究者と被験者の双方にどの試験薬であるかを知らせない)無作為化実薬対照多施設共同試験であり、偏りのない地域的代表性を目的として米国、マレーシア、ハンガリー、ポーランド、スペイン、コスタリカ、ラトビア、ペルーのほか、イスラエルも含む60ヵ所の施設で実施された。対象患者は、原発性高コレステロール血症を伴う冠動脈心疾患リスクの高い18~79歳の成人とし、その疾患定義は米国コレステロール教育プログラム成人治療委員会(NCEP ATP)に準ずるものとした。臨床評価は、身体診察とバイタルサイン(血圧、体重、身長、脈拍数)や、アラニントランスアミナーゼ(SGPT)およびアスパラギン酸アミノ基転移酵素(SGOT)を含む臨床検査などとした。

アトルバスタチン20mgの治療を早い段階から受けた極めて高コレステロール値の成人患者を、6週間にわたるアトルバスタチン40mg(これまでの倍量)を投与する群、またはエゼチミブ・シンバスタチン(10/40mg)合剤を投与する群のいずれかに無作為に割り付けた。本試験では、主要評価項目として低密度リポ蛋白コレステロール(LDL-C)値における治療開始前からの変化率と、副次的評価項目として脂質比の治療開始前からの変化率を評価した。

この数値結果から、アトルバスタチン倍量40mg投与群と比較して、エゼチミブ・シンバスタチン(10/40mg)合剤へ切り替えた群で悪玉コレステロールLDL-C値が有意に大きく減少したことが示された。さらに、総コレステロール値とアポリポタンパク質B(悪玉コレステロール)も同様に減少したのに対し、アポリポタンパク質A(善玉コレステロール)は有意に増加した。この研究結果は、スタチン単剤療法にエゼチミブを加えると悪玉コレステロール(LDL-C)が大幅に減少する(既存のスタチン療法を倍量にした場合でも同様)という事実を裏付け、揺ぎ無いものにしている。ヒングリング氏の試験で観察されたLDL-Cの平均低下率は、合剤の期待値(スタチン倍量よりも約15%大きな減少)と一致している。

本試験では治療中止がほんのわずかであり、この治療法の忍容性は概ね良好であった。肝酵素値の上昇は報告されなかった。フィリピンでは、エゼチミブは商品名エゼトロルとして入手可能であり、エゼチミブ・シンバスタチン合剤は商品名バイトリンとなる。

この合剤が血中コレステロール値を下げるのに必要なものであるかどうか、かかりつけ医に相談してみることが望ましい。最終的に数値が下がることを医師も望んでいるに違いない。


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