セフォタキシム (セフォタキシムナトリウム) 1g

3580 円!! 淋病、尿路感染をはじめ、呼吸器感染症や内膜炎、髄膜炎を含む重症感染症などに幅広く適用!グラム陽性菌およびグラム陰性菌の両方に効果を発揮するセフェム系抗生物質注射製剤!

Cefotaxime Injection (Cefotaxime Sodium) - 1g (1 Vial)

■ 1 バイアル

価格:3580 円

X 【現在、在庫切れとなっています】


※この商品に関係するニュース記事へのリンクがページ最下部にあります。

 

有効成分

セフォタキシムナトリウム(Cefotaxime Sodium)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

--------------------- (---------------------)

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

・尿路感染
通常、成人は1日2gを、2回に分けて静脈内または筋肉内に注射します。

・ほかの感染
通常、成人は1日2gを、分割して静脈内または筋肉内に注射します。
その後、症状や状況などに応じて1日3、4、6gと増量することもあります。

・術後感染予防
手術前に使用してください。一般的な手術では1回1gを、手術時間が4時間におよぶ場合は1回2gの注射が推奨されています。
なお結腸直腸手術の場合は、セフォタキシムナトリウム1gおよびメトロニダゾール500mgを併用するのが効果的とされています。

・淋病
合併症のないβラクタマーゼ非生産性淋菌: 1回1gを筋肉注射してください。
合併症のないβラクタマーゼ生産性淋菌: 1回0.5mgの筋肉注射と、その1時間前にプロベネシド1gを経口服用してください。

・新生児髄膜炎
以下の使用方法が推奨されています。
0-1週児: 50mg/kgを12時間ごと
1-4週児: 50mg/kgを8時間ごと

・子ども
通常、子どもは1日100-150mg/kgを3-4回に分けて使用してください。
重症の場合は、1日最大200mg/kgが必要となることがあります。

・腎機能障害のある人
重篤な腎障害(クレアチンクリアランス<10ml/分)の人は、使用量を減量する必要があります。使用量が1gになった後、1日の使用回数はそのままに分量を半分にしてください。(例:12時間ごとに1gの場合は12時間に0.5g、8時間ごとに1gの場合は8時間ごとに0.5g、8時間ごとに2gの場合は8時間ごとに1g)

・注射液の調製
以下の分量の注射用水に溶かして使用してください。
注射用製剤500mg: 溶解液量2ml
注射用製剤1g: 溶解液量4ml
注射用製剤2g: 溶解液量10ml

・点滴
点滴として使用する場合は、1-2gを40-100mlの注射用水または点滴用水に溶かし、20-60分かけて点滴してください。

 

商品詳細

セフォタキシムはセフェム系の抗生物質で、静脈注射、筋肉注射のほか、点滴としても使用することができる注射製剤です。

感染症は、インフルエンザ、狂犬病、エイズ、A型肝炎、結核など、細菌やウイルスなどの微生物が体内に侵入して繁殖することで起きるさまざまな症状を指しますが、このうち主に細菌による感染症の治療に使われるのが抗生物質です。
細菌は地球上のありとあらゆる場所に存在し、自己増殖ができる最も小さい単細胞原核生物のことで、例えば水中や土中に棲む細菌もあれば、人間や動物の皮膚や消化管、口内、生殖器などに棲むものもいます。
細菌性の感染症は、この細菌が原因となって起こる発熱、痛み、下痢などの症状です。

細菌はいくつかの方法で分類することができますが、そのひとつがグラム色素という特殊な色素に対する染まり方による分類です。
この色素に青く染まる菌をグラム陽性菌といい、菌そのものがペプチドグリカンの厚い層におおわれているため、乾燥した場所や暑い・寒い場所などに生息することができます。
人の体では皮膚に、また自然環境中においては土中などに多く存在しており、化学的な作用における抗力が弱く、抗生物質が効きやすいという特徴があります。
一方、グラム染色でピンク色に染まる菌をグラム陰性菌と呼び、これには大腸菌、赤痢菌、サルモネラ菌、コレラ、淋菌などが含まれます。
グラム陰性菌は、物理的要因や温湿度要因に対してはあまり強くありませんが、化学物質から護る外膜を持っているために、グラム陰性菌に対しては抗生物質が効きにくいとされています。
また菌体内に、発熱、血液凝固、血圧降下作用などを起こす毒素を持っており、化学療法などで菌が死滅するとこれらの毒素が放出され、内毒素ショックを引き起こすことがあります。

これらの細菌細胞は、分裂をし、自身をコピーしていくことで繁殖していますが、中でも特に大切な役割をしているのが細胞壁です。
細胞壁は細菌細胞を囲む壁で、5-20気圧とも言われる細胞内外の浸透圧差や外圧から内部構造を守る働きをしているため、この細胞壁がないと圧力に耐えかねて細胞は破壊し、死滅してしまいます。
この細胞壁の合成を阻害し、細胞の繁殖を阻害する働きを持つ抗生物質をセフェム系抗生物質と呼びます。

セフォタキシムはこのセフェム系抗生物質に属し、有効成分のセフォタキシムが細菌の細胞壁ペプチドグリカンの生合成を阻害し、殺菌的に作用することで、グラム陽性菌およびグラム陰性菌に対して幅広い抗菌力を示します。
セフォタキシムは、グラム陽性菌ではレンサ球菌、肺炎球菌に、またグラム陰性菌ではインフルエンザ菌や腸内細菌科の菌に対して特に効果を発揮するほか、インフルエンザ菌や肺炎球菌に高い感受性を示し、髄液移行性に優れているため細菌性髄膜炎の治療にも使用されます。

なお、セフォタキシムの主な適応菌種および適応症は以下のとおりです。

・適応菌種
セフォタキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属
・適応症
敗血症、感染症心内膜炎、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺農瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆のう炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿症髄膜炎

 

他の商品との比較

臨床分離株に対して、大腸菌、クレブシエラ、プロテウスのほか、従来のセフェム系抗生物質では効力の弱かったインフルエンザ菌、セラチアなどのグラム陰性桿菌に対しても強い抗菌力を示します。

セフォタキシムは、細菌細胞壁の生合成を阻害することにより強い殺菌力を示します。

組織・体液へ速やかに移行し、特に髄膜炎時の髄液中への移行は良好です。

呼吸器感染症、複雑性尿路感染症に優れた成績が得られているとともに、特に敗血症、亜
急性細菌性心内膜炎、髄膜炎を含む重症感染症に対し有用性が認められています。

産婦人科、小児科領域においても、有用性は高い評価が得られています。

セフォタキシムを有効成分とする薬は、日本ではクラフォラン(サノフィ・アベンティス)、セフォタックス(日本ウィンスロップ製薬、日医工)の名前で、また海外ではClaforan、Cefotaxなどの名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、セフォタキシムを絶対に使用しないでください。
・セフォタキシムの成分によるショックの既往歴のある人

・リドカインなどアニリド系局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある人: 筋注用の溶解液としてリドカインなどのアニリド系局所麻酔剤を用いる場合

以下の場合、セフォタキシムを使用しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に使用してください。
・セフォタキシムの成分またはセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある人

 

【慎重使用】
・ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある人

・本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、じんましんなどのアレルギー症状を起こしやすい体質を有する人

・高度の腎障害のある人: 血中濃度が持続するので減量または使用間隔をあけて使用してください

・経口摂取の不良な人または非経口栄養の人、全身状態の悪い人: ビタミンK欠乏症状が現われることがあるので観察を充分に行なってください。

・高齢者: 生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすく、またビタミンK欠乏による出血傾向が現われることがあるので、用量ならびに使用間隔に留意するなど状態を観察しながら慎重に使用してください。

 

【重要な基本的注意】
・セフォタキシムによるショック、アナフィラキシー様症状の発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとってください。
1.事前に既往歴について充分確認してください。特に抗生物質などによるアレルギー歴は必ず確認してください。

 2.使用に関しては、必ずショックなどに対する応急処置のとれる準備をしてください。

 3.使用開始から終了後まで、安静な状態を保ち、充分な観察を行なってください。特に使用開始直後は注意深く観察してください。

 

【用法および用量に関連する使用上の注意】
・セフォタキシムの使用にあたっては、耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめてください。

 

【適用上の注意】
・調整方法
1.点滴静注の際には、注射用水を使用しないでください。
容液が低張となるため、むくみなどが現われることがあります。

 2.溶解後は速やかに使用してください。

・注射速度
点滴静注にあたっては、原則として100-300mlの補液に溶解し、およそ1時間かけて点滴静注してください。
また500mlの補液に溶解し、およそ2時かけて点滴静注することもできます。
静脈内大量投与により、まれに静脈炎を起こすことがあるので、注射液の調整、注射部位、注射方法などについて充分注意し、注射速度はできるだけ遅くしてください。

・筋肉内注射時
1.筋肉内注射により、注射部位に疼痛、硬結をみることがあるので、繰り返し注射する場合には、同一部位への反復注射は避けてください。
なお注射時疼痛を緩和するためにリドカイン注射液に溶解したときには、静脈内注射には使用しないでください。

 2.乳幼児、小児には筋肉注射をしないでください。

 3.筋肉内注射にあたっては、神経走行部位を避けるよう注意して注射してください。

 

妊婦、授乳婦に対する安全性は確立していないため、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用してください。

テステープ反応を除くベネディクト試薬、フェーリング試験、クリニテストによる尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意してください。

ヤッフェ反応によるクレアチニン検査では、クレアチニン値が見かけ上高値を示すことがあるので注意してください。

直接クームス試験陽性を呈することがあります。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とセフォタキシムを併用する場合、注意してください。
・利尿剤(フロセミドなど): 類似化合物(ほかのセフェム系抗生物質)で腎障害増強作用が報告されているので、腎機能に注意してください。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の使用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に使用することは絶対におやめください。

 

副作用

セフォタキシムを使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
発疹、発熱、そう痒、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、黄だん、貧血、好酸球増多、下痢、悪心・嘔吐、腹痛、ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向など)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎など)、口内炎、カンジダ症、手足のしびれ感、視力障害、呼吸困難、頭痛、むくみ、全身倦怠感 など

極稀に起こる重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(発赤、呼吸困難、むくみなど)、急性腎不全、偽膜性大腸炎、汎血球減少症、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少症、肝機能障害、黄だん、間質性肺炎、PIE症候群、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)

 

この商品に関係するニュース・記事

2015-05-05
緑茶エキスと運動がマウスのアルツハイマーの進行を妨げる(【アルツハイマー・ジャーナル】より) -緑茶に含まれているEGCG(没食子酸エピガロカテキン)の総合的な研究が、人間におけるアルツハイマーの治療に繋がるかもしれない。 続きを読む

2013-11-04
マックマスター大学の研究者らが糖尿病治療薬の秘密を解明(マックマスター大学より) - 2型糖尿病のコントロールにメトホルミンという薬剤を服用している患者は、世界で約1億2千万人おり、カナダだけでも200万人いる。メトホルミンから効果を得るにはインスリンと相互作用させることが必要であり、メト.... 続きを読む

2013-04-30
新しい乳がん治療薬の有効性は歓迎、価格は歓迎されず(メッドスケープより) - メッドスケープ・メディカル・ニュース(Medscape Medical News)が入手した専門家からのコメントによると、アメリカの臨床医らは、HER2陽性転移性乳がん患者のための治療選択肢に、新たに認可されたアドゥ‐トラスツズマブエムタンシン.... 続きを読む

2013-04-10
FDAが後期乳癌の新薬を承認(FDAより) - 速報:米国食品医薬品局(FDA)は、HER2陽性の後期(遠隔転移のある)乳癌患者に対する新薬「カドサイラ(Kadcyla)」(ado-trastuzumab emtansine)を本日認可した。HER2とは正常な細胞成長に関与するタンパク質である。一部の乳癌をはじめとして、いくつかの種類.... 続きを読む

2013-04-10
新しい乳がん治療薬が進行症例に有効(NBCニュースより) - 米国食品医薬品局(FDA)は金曜日、最も難治性のタイプの乳がん患者女性に効果を出しうる新しい「スマート爆弾」薬を承認した。この新薬は、治療にもかかわらず腫瘍が広がったHER2陽性乳がんと呼ばれるタイプの乳がん女性.... 続きを読む

2013-04-07
乳癌の新薬に延命効果(フォックス・ニュースより) - リサ・カナル(Lisa Canale)さん(50歳)は、15年間にわたり乳癌と闘い、癌と共に生きる日々を送って来たが、調子は良好だという。米国食品医薬品局(FDA)によって2月に認可されたカドサイラ(Kadcyla)という新薬が彼女の良好な状態に一部寄与.... 続きを読む

2013-02-27
癌治療の画期的な新薬(ノースウェストオハイオより) - メアリークリス・スケルドン(Mary Chris Skeldon)さんは16年以上前に乳癌のステージ(病期)4と診断された。「当初は乳房切除術を受ける予定だったが、既に骨に転移していたことが分かり、手術は行われなかった」と当時を振り返る。.... 続きを読む


続きを読む


**注意!**

当店で扱っている商品のほとんどは、日本国内では医師の処方が必要な要指示薬です。当サイトに記載されている説明はお客様の便宜のために記しているものであり、内容を保障するものではありません。当商品をお買い上げいただきご使用になった場合に生じるいかなる問題にも当店は責任を負いかねます。
医師に相談するなどし当商品についてよく理解したうえで、適量をご自分の責任において服用なさってください。
なお、個人輸入で購入した商品は日本の医薬品副作用被害救済制度の適用対象にはなりません。したがって、何らかの深刻な副作用が発生したとしても、用量にかかわらず救済対象とはならずその制度からの保障を受けることは出来ないことに注意して下さい。
また、これらの薬の成分、効用、副作用、服用法などに関していかなるお問い合わせをいただきましてもお返事できません。ご了承ください。