トラザロン (塩酸トラゾドン) 50mg

570 円!! セロトニン5-HT2受容体拮抗作用による抗うつ薬!不安感を伴ううつ症状に優れた効果を発揮!さらに強力な睡眠誘発作用があるため、睡眠障害に悩む人にも最適!

Trazalon (Trazodone Hydrochloride) - 50mg (10 Tablets)

■ 10錠

価格:570 円

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有効成分

塩酸トラゾドン(Trazodone Hydrochloride)

 

製造国

インド

 

製造元

3M Health Care Ltd.

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は初期用量として1日150mgを数回に分けて経口服用します。
維持量として、3-4日間隔で50mgずつ必要に応じて増量できますが、1日400mgを最大服用量とします。

・入院し、医師の監視下で治療を受けている患者においては、1日600mgまで増量することができます。

 

商品詳細

塩酸トラゾドンは、第二世代抗うつ薬に属するフェニルピペラジン系抗うつ薬です。
フェニルピペラジン系抗うつ薬はセロトニン5-HT2受容体拮抗作用を持ち、尚且つSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害)薬と同様にセロトニンの再取り込み阻害する作用をも有する薬で、鎮静作用が強く、イライラとした神経を抑えるタイプの抗うつ剤として最適です。

うつ病の原因のひとつに、セロトニンの減少があります。
セロトニンは人体中に約10ミリグラム存在する化学物質です。
その9割は小腸の粘膜にあるクロム親和細胞内で合成され、腸管など消化管にある平滑筋を収縮させる役割をしています。
そのほか、血小板や肥満細胞にも存在し、血管を収縮させたり、炎症の際に痛みを起こす働きをする物質でもあります。
さらに残りの2割程度のセロトニンは中枢神経に存在し、神経伝達物質として、不安感情、衝動、性行動、食欲、体温などの調節といった重要な働きをしています。
中枢神経のセロトニンが減少したり、うまく機能しなくなるとこれらの調節がうまくできないためにうつ症状を引き起こすと考えられています。

セロトニンは、受容体と呼ばれる受け皿と結合して初めて作用します。
セロトニンの受容体は何種類かに分類されますが、トラザロン50mgはそのうち特に大脳皮質、線条体、平滑筋に存在し、幻覚、痛覚、不安、認知、平滑筋収縮、血管凝集作用をもつセロトニン5HT-2Aを遮断して不安や焦燥を鎮める作用を発揮するとされています。
また脳髄液産生の調節や拒食に関連しているとされるセロトニン5-HT2C受容体を遮断する作用によって付随する症状を軽減する作用もある考えられています。
さらには体内で合成されたセロトニンのうち受容体と結合できなかったシナプス間のセロトニンの再取り込みを阻害しシナプス間のセロトニン濃度を上昇させてより多くのセロトニンが受容体と結合することによる抗うつ作用をもたらすとされています。

 

他の商品との比較

トラザロン50mgの主成分であるトラゾドンは、ほかの抗うつ剤比べると作用は決して強いとは言えないようです。しかしその抗不安作用、鎮静作用は比較的強力であるため、不安感を伴う強迫性障害タイプのうつ病には効果的な薬です。また副作用として強い眠気を誘発するために、睡眠導入剤として処方されることもあります。
また、三環系、四環系抗うつ剤と比べると口の渇き、便秘、頻脈などの抗コリン作用、低血圧、性機能障害などの交感神経遮断作用といった重篤な副作用の発現率が低く安全性に優れていると言われています。

日本で発売されているトラゾドンを主成分とする薬には、レスリン(シェリング・プラウ)、デジレル(ファイザー)、アンデプレ(共和薬品)などがあります。

 

特別な注意

【警告】
抗うつ剤の服用により、24歳以下の人で自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、服用にあたってはリスクとベネフィットを考慮してください。

【重要な基本的注意事項】
・眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、トラザロン50mgを服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないように注意してください。

・陰茎および陰核の持続性勃起が起こることが報告されています。

・不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽そう、そう病などが現われることが報告されています。また因果関係は明らかではありませんが、これらの症状・行動をきたした症例において基礎疾患の悪化または自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されています。

・自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる人が服用する場合は、1回分の処方日数を最小限にとどめてください。

・服用量の急激な減少ないし服用の中止により、吐き気、頭痛、倦怠感、不安、睡眠障害などの離脱症状が現われることがあります。

【基本的な注意事項】
以下の場合、トラザロン50mgを絶対に服用しないでください。
・トラザロン50mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人

以下の場合、トラザロン50mgを慎重に服用してください。
・心筋梗塞回復初期の人および心疾患の人またはその既往歴のある人: 循環器系に影響をおよぼすおそれがあります。

・緑内障、排尿困難または眼内圧亢進のある人: 抗コリン作用を若干有するため、症状を悪化させるおそれがあります。

・てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの既往歴のある人: けいれん発作を起こすおそれがあります。

・躁うつ病の人: そう転、自殺企図が現われることがあります。

・脳の器質障害または統合失調症の素因のある人: 精神症状を増悪させることがあります。

・衝動性が高い併存障害を有する人: 精神障害を増悪させることがあります。

・自殺念慮または自殺企図の既往のある人、自殺念慮のある人: 自殺念慮、自殺企図が現われることがあります。

・小児など: 小児などに対する安全性は確立していません。

・高齢者: 一般に高齢者では生理機能が低下しているため、減量するなど注意をしてください。

妊娠中の服用に関する安全性は確立していないため、妊婦または妊娠の可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

母乳中へトラザロン50mgの成分がごくわずか移行するため、授乳中の人は服用しないことが望ましいですが、やむを得ず服用する場合には授乳を避けてください。

 

他の薬との併用

トラザロン50mgと以下の薬剤を併用する場合、充分に注意してください。
・降圧剤: 起立性低血圧および失神を含む低血圧が起こるおそれがあります。

・アルコール、中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体など): トラザロン50mgの作用が増大するおそれがあります。

・モノアミン酸化酵素阻害剤: これらの薬剤の中止直後あるいは併用する場合、トラザロン50mgの作用が増大するおそれがあります。

・強心配糖体(ジゴキシンなど)、フェニトイン: 血清中のジゴキシン濃度またはフェニトイン濃度が上昇するおそれがあります。

・フェノチアジン誘導体(クロルプロマジンなど): 血圧低下を起こすおそれがあります。

・ワルファリン: プロトロンピン時間の短縮がみられたとの報告があります。

・カルバマゼピン: トラザロン50mgの血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがあります。

・リトナビル、インジナビル: トラザロン50mgの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがあります。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

トラザロン50mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
低血圧、動悸、頻脈、失禁、徐脈、不整脈、高血圧、眠気、めまい、ふらつき、頭痛、頭重、構音障害、ふるえなどのパーキンソン症状、頭がぼーっとする、視調節障害(霧視、複視など)、不眠、運動失調、躁転、けいれん、焦燥感、よだれ、健忘、知覚障害、幻覚、運動過多、不安、見当識障害、口周囲不随意運動、集中力低下、興奮、妄想、性欲亢進、性欲減退、悪夢、怒り、敵意(攻撃的反応)、異常感覚、インポテンス、協調運動障害、激越、むくみ、発疹、かゆみ、眼瞼そう痒感、白血球減少、貧血、白血球増多、溶血性貧血、口渇、便秘、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、胃重感、嚥下障害、腹部膨満感、味覚異常、食欲亢進、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、A1-P上昇、γ-GTP上昇、倦怠感、ほてり、脱力感、排尿障害、鼻閉、関節痛、筋肉痛、発汗、眼精疲労、耳鳴、尿失禁、頻尿、射精障害、月経異常、乳房痛、胸痛、体重減少、体重増加、疲労、悪寒、血清脂肪増加、息切れ、血尿、乳汁分泌、眼球充血

極稀に起こる重篤な副作用
QT延長、心室性期外収縮、悪性症候群(無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗などの発現に続く発熱)、セロトニン症候群、錯乱、せん妄、まひ性レイウス(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩および腸内容物のうっ滞などの症状を伴う腸管まひからの移行)、持続性勃起、無顆粒球症

 

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