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2011-08-24

ソース(記事原文):エンドクリントゥデイ

ナイアシンとフェノフィブラートの併用投与とともに、生活習慣の見直しをおこなうことがHIV患者に有益

エンドクリントゥデイ(2011年8月24日)―A. バラスブラマンヤム (Balasubramanyam) 教授らが「臨床内分泌学および代謝学ジャーナル (The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism) で発表

抗レトロウイルス療法を受けているHIV(ヒト免疫不全ウイルス)患者において、定期的運動と低飽和脂肪食を加えたナイアシンおよびフェノフィブラートの治療を行ったところ、HDL(高比重リポタンパク質)値と、中性脂肪(トリグリセリド)値に改善がみられたことが、ハート・ポジティブ(Heart Positive)試験のデータで示された。

中性脂肪の上昇と、低HDL、それに低アディポネクチン血症は、抗レトロウイルス療法(ART)を受けているHIV患者における異脂肪血症の主な特性である。しかし、同患者集団では、抗レトロウイルス療法と一部のスタチン系薬剤との間の有害反応や、C型肝炎の発症率の高さが、高脂血症治療薬の有効性への妨げとなっている。

24週間にわたる無作為化二重盲検対照試験を実施し、抗レトロウイルス療法を受けている191人(ラテンアメリカ系46%、白人36%、黒人17%)を対象とした。最新のデータによると、フェノフィブラート(アボット・ラボラトリーズ社のトライコア)では、中性脂肪(P=0.002)、非HDL(非高比重リポ蛋白コレステロール)値(P=0.003)、 総コレステロール(P=0.02)の有意な改善が認められた。また、ナイアシン(アボット・ラボラトリーズ社のNiaspan[ナイアスパン])は、HDL値を上昇させた(P=0.03)。フェノフィブラートとナイアシンを併用すると、総コレステロールのHDLコレステロールに対する比も大幅に低下した(P=0.005~P=0.01)。

研究者らによれば、ナイアシンとフェノフィブラートの併用投与に、低飽和脂肪食と、監視型運動プログラム(1回75分~90分を週に3回)を追加したところ、最適な効果が得られたという。食事と運動について一般的アドバイスしか提供されなかった通常ケア群と比較して、治療介入群の患者では、中性脂肪が52%減少(P=0.003)、HDLが12%増加(P<0.001)、非HDLが18%減少(P=0.003)、総コレステロールのHDLに対する比が24.5%減少した(P<0.001)。また、ナイアシンの使用でアディポネクチンが倍増した、と同研究者らは指摘している。

「合理性に基づき、ナイアシンとフェノフィブラートに、低飽和脂肪食と運動を合わせた方法は、抗レトロウイルス療法中のHIV患者において、低HDLの(心血管疾患の)リスク因子・非HDLの上昇・高トリグリセリド血症を改善するのに有効かつ安全である」と同研究者らは記している。「民族グループや(抗レトロウイルス療法の)治療方式の違いを超えた有効性により、今回の結果は、異脂肪血症のHIV患者に対して幅広く適用できるほか、HIV感染症の発症率が上昇している少数派民族などに対しも適用可能である」

公開情報:1名の研究者が、アボット・ラボラトリーズ社から助成金、研究支援、コンサルタント料、謝礼金を受けていることを報告している。


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