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2010-08-12

ソース(記事原文):サイエンスデイリー

ファストフードと一緒にスタチンを無償配布することで心臓病リスクが相殺される可能性があると研究者らはいう

サイエンスデイリー(米科学誌[2010年8月12日]) — ファストフード店が、顧客の高脂肪食による心臓病の危険をなくすために、スタチン系薬剤を無料提供するという可能性も考えられることが、インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の研究者らによって新しい研究で示唆されている。

スタチンにより、不健全な血中の「LDL(低密度リポタンパク質)」コレステロール量が減少する。大量の試験データから、人の心臓発作リスクの軽減にスタチンが極めて有効であることが、証明されている。

アメリカン・ジャーナル・オブ・カーディオロジー(米国心臓病学会誌)に掲載された論文によると、ダレル・フランシス博士(Dr Darrel Francis)らは、スタチンがもたらす心血管系リスクの低下が、チーズバーガーとミルクセーキの飲食による心臓発作リスクの増加を相殺するのに十分であると予想している。

本研究の統括著者であるインペリアル・カレッジ・ロンドンの国立心肺研究所(National Heart and Lung Institute)のフランシス氏は、「スタチンが、バーガーとフライドポテトによる不健康な影響を全て取り除くわけではない。高脂肪食を完全に回避したほうが良い。一方、心臓発作が起きる可能性の観点から、ファストフードの食事で上昇したリスクを、スタチンの服用により、大体同程度まで低下させることを導き出した」と述べた。

スタチン系薬剤の1つであるシンバスタチンは、すでに薬局の店頭にて、処方箋なしで低用量(10mg)にて販売されている。その他のスタチン系薬剤は、これまでのところ、医師の処方に限られており、コスト面から心臓発作または脳卒中の特別なリスクのある患者に制限されている。しかし、錠剤の値段は、ここ数年で急落し(£40/月から£1.50/月)、NHS(国家健康保証制度)の医師を受診するコストのほうが、錠剤のコストよりずっと高くつくほどである。

「ファストフード店において不健康な香辛料を好きなだけ自由に手に入れられるのに、心臓の健康に有益なスタチンには処方が必要とは皮肉なものである」とフランシス氏は述べた。

スタチンは、治療薬でも最高の安全性プロファイルを持つものの1つである。定期的なスタチン服用者のごく少数の割合が、重大な副作用を経験し、1,000人に1人~10,000人に1人に報告される肝臓と腎臓の問題を発症する。

「誰しもファストフードが体に良くないことは知っているが、おいしいので食べ続けてしまう。我々は遺伝学的に高カロリー食を好むようにプログラムされており、残念なことに、ファストフードのチェーン店側は、それで生計を立てているので、不健康な食事の販売が続行されている」

無料で提供される不健康な香辛料を入手できるのと同じぐらい簡単に、リスク低減のサプリメントが入手可能となるのは理にかなっている。顧客ごとに5ペンス未満のコストがかかることになり、つまりケチャップ1袋の金額とたいした違いはない。

「例えば運転や喫煙のようなリスクのある行為を人が行う場合、シートベルトを着用したり、フィルター付きタバコを選んだりなどして、自分のリスクを最小にする手段を講じるよう働き掛けるものである。スタチンの服用は、高脂肪食を食べることによるリスクをいくらか軽減する合理的な方法である」

研究では、総脂肪摂取と血中コレステロールに明確な関連が示されており、このことは心臓病と強く関連する。近年のエビデンスでは、ファストフードに高レベルで認められるトランス脂肪は、洋食に含まれる成分であり、心臓病リスクの面から最も危険とされていることが示唆されている。

フランシス氏らは、過去の大規模コホート研究からのデータを利用して、1日あたりの総脂肪とトランス脂肪の摂取が、どのように心臓病リスクを増加させるのかを定量化した。これを7つの無作為化比較試験のメタアナリシスに基づいて、種々のスタチン療法により、チーズバーガーと小ミルクセーキの飲食に起因する相対的リスクの増加は相殺されることが示された。

同研究者らは、医学的な指示なしで、スタチンを自由に服用することを許可した場合の潜在的リスクについて評価する研究を実施する必要があると指摘している。同氏らは、錠剤の包みに注意書きを表示するうえで、錠剤が健康食の代わりにならないことを強調すべきだと示唆している。また、さらなる助言を医師に求めるよう勧めている。


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