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2015-10-06

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メラトニンと食事時間: 一般的な遺伝子の差異が糖尿病により大きなリスクをもたらす可能性

【サイエンスデイリー】(2015年10月6日) ― 一般的な遺伝子変異を持つ人では2型糖尿病の進行リスクがより高い可能性がある理由について、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(BWH)とスペインのムルシア大学の研究者たちが新たな光を注いだ。健康的な被験者を慎重に研究することで、研究者たちはメラトニンの血糖値管理に関する効果を図表化することができた。彼らが発表した代謝に関する研究結果は、食事時間に近いタイミングでメラトニンを服用すると、一般的な遺伝子変異体を持つ人ではリスクがより高くなるかもしれないことを示唆している。

「メラトニンを服用すると、人間の遺伝子プロファイルがブドウ糖の耐容性能力に影響を与える可能性があることを示したのは私たちの研究が最初です」と語るのは、ハーバード・メディカルスクールの准教授であり、BWHの医療時間生物学長でもある共責任著者のフランク・シーア博士。

「この結果は、特に変異リスクのある人が食事時間に近いタイミングでメラトニンを服用する場合は、注意を払う必要があるかもしれないということを示唆しています」と、ムルシア大学の生理学正教授であり、共責任著者のマルタ・ガラウレット博士は言う。

ヨーロッパ系の50パーセントもの人が、メラトニン受容体をコード化する遺伝子であるMTNR1B内にこの遺伝子変異を持っている。過去に行なわれた研究でこの変化が糖尿病のリスクを増加させることはわかったが、どのように、そしてなぜ血糖の調整に影響するのかはほとんど解明されておらず、またこの研究のほとんどがメラトニン濃度が自然にいちばん低くなる日中に行なわれている。

シーア博士、ガラウレット博士、そして彼らの同僚たちは、メラトニンの服用が血糖値に与える効果を調査するためにムルシア大学の女性ラグビーチームのメンバーを調べた。類似対象の小グループの研究では、研究チームはメラトニンの効果を減少し、またほかに考えられる結果の異なる要因を制限することができた。被験者は朝9時と夜9時にメラトニンまたは偽薬を服用し、続いて大量のブドウ糖を摂取する、いわゆる経口ブドウ糖負荷試験を行なった。また血液検体はブドウ糖投与前と、投与後2時間の間に30分ごとに摂取された。

被験者17人のうち11人には遺伝的な変異リスクがあり、6人は持っていなかった。研究チームは、2つのグループにおける血糖値を調整する能力に対するメラトニン効果の著しい違いが朝に起こることを発見し、その結果はリスクを持つ人の血糖値を調整する能力はそうでない人と比較して6倍劣っている、というものだった。夜では、両グループ間で大きな違いはみられなかった。夜に効果がないのは、おそらく試験規模が限定されていることによるものだと思われる。

「被験者がメラトニンを摂取したとき、例え肥満や糖尿病でなくても遺伝的な変異のリスクを持つ人は持たない人に比べ、MTNR1B内の遺伝的な変異リスクがブドウ糖負荷を大きく変化させることをこのデータは示唆しているのです」とシーア教授。「食事とメラトニン投与のタイミングについて考える際には、遺伝を考慮に入れることも重要かもしれない、と私たちの研究結果は示唆しています」。臨床的な勧告をする前に、影響を受けやすい人たちでのさらに深い、大規模な研究が必要となるだろう、と研究チームは語った。


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