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2012-06-15

ソース(記事原文):メッドページ・トゥディ

メラトニンで高齢者はより多くの睡眠を得ることができる

メッドページ・トゥディ(2012年6月15日)― ボストン発 - 市販のメラトニンは不眠で悩む高齢者に睡眠の手段を提供するようだということが、メタ分析で明らかになった。

オタワ大学の精神科のレジデントであるジェニファー・ブロールト(Jennifer Brault)医師によると、55歳以上の患者の間で、メラトニンによる治療は睡眠潜時を6.36分(95%信頼区間 11.37 から 1.34)と大幅に改善し、総睡眠時間を18.29分(95% 信頼区間 3.65 から 32.94)改善した。

ブロールト医師は、合同プロフェッショナル睡眠学会(the Associated Professional Sleep Societies)の年次総会のポスター発表で、睡眠効率は3.54%(95% 信頼区間 0.84 から 6.24)改善したと発表した。

「私がこれらの数字を初めて目にしたとき、統計的には有意であるが、臨床的に有意かどうか考えた」とブロールト医師はメッドページ・トゥディ(MedPage Today)に語った。「そこでベンゾジアゼピンの結果を見に行くと、数字が近かった。だから今、これらの結果は当初私が考えていたよりも有意かもしれないと考えている」

ブロールト医師によると、副作用はほとんど報告されていないが、「研究のこの時点では、高齢者が不眠症になったときメラトニンを服用すべきかどうかについて推奨するには、時期尚早だ」と述べた。

睡眠の調節は加齢に伴い変化し、日中の眠気が増大したり、記憶障害や気分の変化につながる可能性がある。しかし、メラトニンは概日リズムの調節に関与する重要なホルモンで、催眠効果を有することが報告されているものの、高齢者を対象としたこれまでの研究では、結果は一様でない」とブロールトは述べた。

そこで、彼女と彼女の同僚らは、このテーマに関する医学文献を調べ始め、患者297人を登録した9つの試験を見出した。

試験でメラトニンを使用した患者は、通常、夕食時頃にホルモン補給剤を服用した。

投薬は0.1mgから10mgまでを網羅したが、用量に基づく結果の差を認めることができなかった、とブロールトは述べた。研究者らはまた、入眠後の覚醒に対するメラトニンの影響は全く見出せなかった。

「不眠症の治療や時差ぼけなどの克服に、短期的にメラトニンを使用して問題があるとは思いません」と、ベルギーのアントワープにあるアントワープ大学 (the University of Antwerp)の睡眠医学の専門家であるオリビエ・ヴァンダーベッケン (Olivier Vanderveken)医師はメッドページ・トゥディに語った。「しかし、メラトニンの長期使用については分かりません。長期治療の研究は見たことがありません」

ヴァンダーベッケンは、長期的な治療で予期せぬ有害事象が生じるかもしれないと言った。

この試験の次の段階は、睡眠記録や、参加者らがその夜よく眠れた、または次の日に活力を感じたかどうかなどの主観的なデータを見ることだとブロールトは言った。

ブロールトは、このメタ分析に含まれる研究にはかなりの不均一性があったことを警告した。

ブロールト、ヴァンダーベッケンとも利益相反の開示はなかった。

アクション・ポイント

・この研究は抄録として公開され、会議で発表されたものであることに注意すること。査読誌に掲載されるまで、これらのデータおよび結論は仮のものだと考えるべきである。

・メラトニンを服用すると、55歳を超えた不眠症の成人の総睡眠時間、睡眠潜時、睡眠効率にわずかだが測定可能な増加が見られたことを、メタ分析で見出したと説明すること。

・治験責任医師が、患者合計約300人を登録した9つの研究間で、かなりの不均一があったと報告したことに注意すること。


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