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2014-03-19

ソース(記事原文):メドページ・トゥデイ

リバビリンはE型肝炎に有効

メドページ・トゥデイ(2014年3月19日) ― マイケル・スミス(Michael Smith)著、 メドページ・トゥデイ(MedPage Today)誌北米担当記者

臓器移植患者の慢性E型肝炎ウイルスを、抗ウイルス薬リバビリンで治せることが、研究者らによって報告された。

後向き症例集積研究において、リバビリンの3ヵ月投与で、患者の78%が持続性ウイルス陰性化(SVR)を得られたことが、トゥールーズ(フランス)のランゲイル大学病院センター(Centre Hospitalier Universitaire Rangueil)に所属するナシム・カマル(Nassim Kamar)博士らによって明らかにされた。

治療不成功に終わった患者6人における再治療では、4人が持続性ウイルス陰性化を達成した。この結果は医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(New England Journal of Medicine)3月20日号でカマル氏らが報告した。

同氏らによると、E型肝炎ウイルス感染は一般に治療なしでも自然に寛解するが、免疫抑制状態の患者は例外であり、慢性の肝炎・肝硬変に進行することがある。

E型肝炎ウイルスに対する確立された治療はなく、E型肝炎ウイルスを有する臓器移植患者において免疫抑制剤を減量するだけでは約30%の消失しか得られない、と同氏らは補足した。

リバビリンの効果を評価するため、フランスにおける13ヵ所の施設において、2009年9月10日~2012年6月27日までにリバビリン単剤治療を受けた臓器移植患者(レシピエント)59人の症例記録を検討した。

リバビリンは、一般的な抗ウイルス薬であり、多くのRNAウイルスやDNAウイルスの複製を阻害する。本剤はC型肝炎を治療するために、ペグインターフェロンαとの併用で長く用いられてきており、現在では複数の直接作用型の抗C型肝炎ウイルス(HCV)薬と併用されている。

今回の移植症例集積研究では、腎臓移植患者37人、肝臓移植患者10人、心臓移植患者5人、膵腎移植患者5人、肺移植患者2人を対象とした、とカマル氏らは報告している。

E型肝炎ウイルス診断から中央値で9ヵ月後にリバビリンを投与し始め、投与量の中央値は1日あたり600 mgで、体重1 kgあたり8.1 mgに相当する。

同氏らの報告によると、患者は本剤を中央値で3ヵ月間(範囲:1ヵ月~18ヵ月間)投与されたが、66%は最長3ヵ月の投与であった。

リバビリン投与患者の一人は、治療開始から1ヵ月後に追跡不能となり、もう一人は精神医学的な原因で治療を中止した。

残る57人のうち、56人は治療終了後3ヵ月時点でウイルスが検出不能となったが、うち10人はE型肝炎ウイルスのウイルス血症が再発した。

全体で、持続性ウイルス陰性化(本試験では治療終了後6ヵ月時点でウイルスRNAが認められないことと定義)は、59人中46人(78%)で認められた。

同氏らによると、最新の経過観察は、治療終了から中央値で25ヵ月後のもので、46人はウイルスが消失したままであった。

再発患者10人のうち、6人にリバビリンの再治療が行われ、4人が持続性ウイルス陰性化を達成した。

持続性ウイルス陰性化の可能性が高まることに関連する唯一の因子は、リバビリン治療開始時のリンパ球数増加であることが解析で示された、と本研究者らは報告している。

主な副作用は貧血であり、患者の29%でリバビリンの投与量を減らす必要があり、54%でエリスロポエチンを投与し、12%で輸血する必要があった。

カマル氏らは、本研究が後方視的なものであり、対象者は少数のみであったという点に注意を促した。また、ケアは臨床上の必要に応じて実施したので、リバビリンの投与量・投与期間・モニタリングは患者ごとに異なる。薬物濃度は測定されなかった。


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