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2014-07-30

ソース(記事原文):ヒーリオ

リポソームアムホテリシンBが小児の熱帯リーシュマニア罹患期間を短縮

ヒーリオ(2014年7月30日) ― リポソームアムホテリシンBによる全身治療は、5価アンチモンの治療と比較して、小児における熱帯リーシュマニアの罹患期間を大幅に短縮したことが、研究結果で示された。

後向き研究において、熱帯リーシュマニア(皮膚リーシュマニア症)の小児47人が、リポソームアムホテリシンB(L-AmB)または5価アンチモンによる局所または全身治療を受けた。患者の平均病変数は2.6個で、大半が顔面にみられた。

36人は専門医を受診する前に一次治療として局所治療を受けた。具体的な局所治療には、1)パロモマイシン軟膏、2)スチボグルコン酸ナトリウム(IL-SSG)病巣内注射、3)寒冷療法のいずれか一つ、もしくはこれらの3つの併用があった。

パロモマイシン軟膏の治療を受けた17人(5.9%)のうち完全寛解したのは一人しかいなかった。IL-SSG治療を受けた21人のうち、14人(66.6%)が皮膚リーシュマニア症から3ヵ月以内に完全に回復した。

全体で24人が全身治療を必要とし、うち13人は過去の治療が不成功であったためL-AmB治療を受け、11人は一次治療としてL-AmB治療を受けた。L-AmB全身治療患者のうち、75%が完全寛解し、8.3%が3ヵ月以内に部分奏効した、と本研究者らは報告している。

開示事項:研究著者らに本研究に関連する開示すべき資金源はない。


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