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2012-06-24

ソース(記事原文):EurekAlert!

インスリンにリラグルチドを併用するとコントロール不良の1型糖尿病が改善される

EurekAlert!(2012年6月24日)― コントロール不良な1型糖尿病の肥満成人は、インスリン療法に2型糖尿病治療薬リラグルチドを加えることで、血糖値を良好にコントロールできることが新たな研究により明らかにされている。研究結果は、ヒューストンで開かれている米国内分泌学会第94回年次大会において日曜日に発表される予定であり、それら糖尿病患者の体重が減少しただけでなく血圧が低下したことも結果から明らかにされている。

「ほとんどの1型糖尿病患者においてこの病気は上手くコントロールされていないことから、これらの結果は大いに意味があります。」研究の主著者であり、ニューヨーク州立大学(SUNY)バッファロー校(State University of New York (SUNY) at Buffalo)で教授を務め、さらにニューヨーク州西部ウィリアムズビルの糖尿病・内分泌センター(Diabetes-Endocrinology Center)長でもあるパレシュ・ダンドナ医学博士(Paresh Dandona, MD)はこう述べた。「ついに、私達は1型糖尿病患者にインスリンとの併用薬を提供できるかもしれません。」

1920年代より、インスリンが1型糖尿病における唯一の薬物療法であった。昨年、ダンドナ氏と同僚らは彼らの最初の研究が認められており、その研究ではインスリンに加えてリラグルチドを使用することで1型糖尿病をコントロール良好にするという有益性が示された。ビクトーザ(Victoza)という商品名で販売されているリラグルチドは、非インスリン注射剤であり、現在は2型糖尿病の成人に対してのみ使用が承認されている。

最初の研究における「劇的な」効果によって、コントロール不良の1型糖尿病患者がリラグルチドに反応するかどうか検討することになったとダンドナ氏は述べた。このため、平均年齢48歳で、平均21年間1型糖尿病に罹患している肥満成人27例を対象として、彼らは試験を実施した。過去3カ月間の血糖コントロールの指標であるヘモグロビンA1cが高値なことから明らかなように、患者全員の血糖コントロールは不良であった。患者らは通常のインスリン療法に加えて、リラグルチドの投与を受けた。

6カ月間のリラグルチド投与の後、被験者である患者らには糖尿病のコントロールにおいて顕著な改善が認められた。ダンドナ氏によれば、彼らのヘモグロビンA1c値は平均7.9%から7.5%に低下した。この値は、多くの糖尿病団体がほとんどの糖尿病患者に推奨している7%未満という値にさらに近い。同様に、患者が必要としたインスリンの平均1日投与量は73単位から60単位未満に減少したと、同氏は報告した。

また患者らは体重が平均して約10ポンド(4.6kg)減り、BMIについては33.4kg/m2から31.7kg/m2に低下して、肥満域でも低い数値となった。

さらに、彼らの収縮期血圧(血圧測定値の最高値)は大きく改善した。その数値は平均130水銀柱ミリメートル(mmHg)から、(至適血圧と)正常血圧の境界となる120mmHgに低下した。統計解析により、血圧の低下は体重減少と関連しなかったことが明らかにされたと、ダンドナ氏ら試験実施者は報告した。

試験で見られた改善は重要であるとダンドナ氏は述べた。なぜなら、1型糖尿病患者の40~50%にはメタボリックシンドロームが認められるからである。高血圧、太いウエスト、高血糖、HDL(「善玉」)コレステロール低値、および中性脂肪(血中脂質)高値を含む、この危険因子の一群は、後に2型糖尿病や心疾患を発症する可能性を高める。

ダンドナ氏は、1型糖尿病の治療におけるリラグルチドの使用について、その至適用量の設定を含めた試験を進めるために大規模な無作為化臨床試験の実施を求めた。同氏は、今回の試験に対する資金援助はなかったと報告した。


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