ロスタール(ロサルタンカリウム)12.5mg

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血圧を上げる物質の産生を抑え、症状を改善する高血圧治療薬!高血圧症を伴う心血管系イベントやたんぱく尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症にも有効!!ニューロタンのジェネリック薬!

Lostaar (Losartan) - 12.5mg (90 Tablets)

■ 90錠

価格:1280 円

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有効成分

ロサルタンカリウム(Losartan Potassium)

 

製造国

ニュージーランド

 

製造元

Mylan

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

●高血圧
通常、初回服用量として1回50mgを1日1回経口服用します。
その後、1日25-100mgを服用しますが、症状により適宜増減します。

●心不全
通常、初回服用量として1回12.5mgを1日1回経口服用します。
数週間経過後、通常1回50mgを1日1回服用します。

●たんぱく尿を伴う2型糖尿病
通常、初回服用量として1回50mgを1日1回経口服用します。
その後、症状に応じて1回100mgを1日1回服用まで増量します。

 

商品詳細

ロスタール12.5mgは、血圧を上げる体内物質であるアンジオテンシンIIの産出を抑え、血圧を下げる高血圧症の治療薬です。

高血圧は、心臓が血液を全身に送り出す際の圧力が基準値よりも高い状態のことで、めまい、動悸、頭痛、肩こりといった症状を伴うのが一般的です。しかしこれらは高血圧特有の症状というわけではなく、症状だけを見て高血圧と判断することが難しいために発見が遅れることが多く、 やがて血管や臓器に損傷が起こり、脳卒中、心臓病、腎臓病などを誘発するおそれも出てきます。

高血圧の8割は原因が不明の本態性高血圧で、そのうち約4割が遺伝、ほかに肥満、過労、睡眠不足などの生活習慣が深く関わっているだけでなく、日本人はその食習慣から塩分を多く摂り過ぎる傾向にあり、これもまた高血圧に結びついていると考えられています。
本態性高血圧の場合、中等度-重症を除いては食事療法と運動療法を含む「生活指導」から治療を始めます。血圧を上げるリスクを減らすことを目的とし、摂取塩分の制限、野菜・果物の積極的摂取のほかにも禁煙、減酒などが含まれていますが、ある程度の期間が経っても一向に血圧の改善が見られない場合は薬物療法を併用します。

高血圧の治療に使用される薬は大きく分けて、利尿薬、β(ベータ)遮断薬、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシン(アンギオテンシン)II受容体拮抗薬、ACE阻害薬などがあり、ロスタール12.5mgは、このうちアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)に属する薬です。
アンジオテンシンIIは、受容体と呼ばれる受け皿と結合して血圧を上げる働きをする物質です。ロスタール12.5mgの有効成分であるロサルタンカリウムは、服用後速やかに吸収され、アンジオテンシンIIの代わりにこの受容体と結合するために、血液量の増加と血管の抵抗性上昇のシグナルが伝達されなくなります。これによりアンジオテンシンIIは昇圧作用を示すことができなくなり、結果として降圧効果を発揮します。

また、血液量の保持と、血圧を上げる働きにより血液の循環を正常に保とうとする調節機構をレニン・アンジオテンシン系(RAS)と言い、高血圧の発症および進展に深く関与していることが明らかにされていますが、ロサルタンカリウムは、特にこのRASが活性化されている高レニン性高血圧モデルにおいて著明な降圧効果を示し、その反対にRASの関与が少ない低レニン性高血圧モデルにおける降圧効果は弱いことが知られています。

そのほかロサルタンカリウムには、たんぱく尿を減らすなど腎臓を保護し、腎機能の悪化を抑える働きがあり、通常は高血圧症、高血圧およびたんぱく尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症の治療にも使用されます。

 

他の商品との比較

持続性のアンジオテンシンII拮抗剤です。

1日1回の服用で、24時間血圧をコントロールできます。

2型糖尿病性腎症の末期腎不全(透析または腎移植)への進展を遅延させ、尿たんぱくを減少させます。

ロサルタンカリウムを有効成分とした薬品は、日本ではニューロタン(MSD)の名前で発売されています。

海外では、Cozaar、Hyzaar、Lacidipine、Lortaanなどの名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、ロスタール12.5mgを絶対に服用しないでください。
・ロスタール12.5mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・妊婦または妊娠している可能性のある人
・重篤な肝障害のある人

【慎重服用】
・両側性腎動脈狭窄のある人、または片腎で腎動脈狭窄のある人
・高カリウム血症の人
・重篤な腎機能障害のある人: 高カリウム血症が現れやすくなります。また腎機能の悪化が起こるおそれがあるので、血清クレアチニンが2.5ml/dl以上の場合には、服用量を減らすなど慎重に使用してください。
・肝機能障害またはその既往のある人: 外国において、健康成人と比較して軽・中等度のアルコール性肝硬変の人では、ロサルタンの消失速度が遅延し、ロサルタンおよびカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約5倍および約2倍に上昇することが報告されています。
・脳血管障害のある人: 過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがあります。
・体液量が減少している人(利尿降圧剤服用中、厳重な減塩療法中、血液透析中)
・高齢者

【重要な基本的注意】
・両側性腎動脈狭窄のある人、または片腎で腎動脈狭窄のある人においては、腎血流量の件症や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。
・高カリウム血症の人においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。また腎機能障害、コントロール不良の糖尿病などにより血清カリウム値が高くなりやすい人では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意してください。
・ロスタール12.5mgの服用によって、一過性の血圧低下(ショック症状、意識消失、呼吸困難などを伴う)を起こすおそれがあるので、そのような場合には服用を中止し適切な処置を行なってください。またロスタール12.5mgの服用中は定期的(服用開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血圧のモニタリングを実施してください。特に以下の人では服用は少量から開始し、増量する場合は状態を充分に観察しながら徐々に行なってください。
1.利尿降圧剤服用中の人
2.厳重な減塩療法中の人
3.血液透析中の人
・降圧作用に基づくめまい、ふらつきが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
・手術前24時間は服用しないことが望ましいとされています。
・ロスタール12.5mgを含むアンジオテンシンII受容体拮抗薬服用中に、まれに肝炎などの重篤な肝障害が現われたとの報告があります。肝機能を実施するなど、観察を充分に行ない、異常が認められた場合には服用を中止するなど適切な処置を行なってください。
・2型糖尿病における糖尿病性腎症の人では貧血が現れやすいので、ロスタール12.5mgの服用中は定期的(服用開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血液検査を実施するなど観察を充分に行ない、異常が認められた場合には貧血の原因を考慮し、適切な処置を行なってください。
・2型糖尿病における糖尿病性腎症の人では血清カリウム上昇および血清クレアチニン上昇が現れやすいので、ロスタール12.5mgの服用中は定期的(服用開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血清カリウム値および血清クレアチニン値のモニタリングを実施し、観察を充分に行なってください。血清カリウム値のおよび血清クレアチニン値に異常が認められた場合には、適切な処置を行なってください。

【効能・効果に関連する使用上の注意】
・高血圧およびたんぱく尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症の場合、高血圧およびたんぱく尿(尿中アルブミン/クレアチニン比300mg/g以上)を合併しない人におけるロスタール12.5mgの有効性および安全性は確認されていません。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
・高血圧およびたんぱく尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症に対して、ロスタール12.5mgを服用後、血清クレアチニン値が前回の検査値と比較して30%(あるいは1mg/dl)以上増加した場合、および糸球体ろ過値、1/血清クレアチニン値の勾配などで評価した腎機能障害の進展速度が加速された場合は、減量あるいは服用中止を考慮してください。

高齢者では一般に生理機能が低下しているので、状態に注意してください。

高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞などが起こるおそれがあります)ので、低用量から服用を開始するなど状態を観察しながら慎重に服用してください。

高齢者での体内薬物動態試験で、ロサルタンおよびカルボン酸体の血漿中濃度が非高齢者に比べて高くなることが認められています(非高齢者に比較してロサルタンおよびカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約2倍および約1.3倍に上昇します)。

高齢者と非高齢者との間で降圧効果および副作用の発現に関する際は認められていません。

妊婦または妊娠している可能性のある人は服用しないでください。また服用中に妊娠が判明した場合には、ただちに服用を中止してください。(妊娠中期および末期にロサルタンカリウムを含むアンジオテンシンII受容体拮抗剤を服用した高血圧症の人で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、多臓器不全、頭蓋の形成不全および羊水過少症によると推測される四肢の奇形、頭蓋顔面の奇形、肺の発育不全などが現われたとの報告があります。)

ロスタール12.5mgの服用中は授乳を中止してください。

小児などに対する安全性は確立していません。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とロスタール12.5mgを併用する場合、注意してください。
・カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレンなど)、カリウム補給剤(塩化カリウム)、アンジオテンシン変換酵素阻害剤: 血清カリウム上昇、高カリウム血症を起こすおそれがあります。
・非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシンなど): ロサルタンカリウムの降圧作用が減弱されるおそれがあります。また腎機能が悪化している人では、さらに腎機能が悪化するおそれがあります。
・リチウム(炭酸リチウム): リチウム中毒が報告されているので、血中リチウム濃度に注意してください。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

ロスタール12.5mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
耳鳴、眠気、頭痛、めまい、不眠、浮遊感、調律障害(頻脈など)、低血圧、起立性低血圧、胸痛、動悸、口内炎、下痢、口角炎、嘔吐、吐き気、胃不快感、胃潰瘍、黄だん、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、多形紅斑、光線過敏、紅皮症、紅斑、発疹、そう痒、じんましん、貧血、赤血球減少、ヘマトクリット低下、好酸球増多、発熱、味覚障害、しびれ感、眼症状(かすみ、違和感など)、筋けいれん、関節痛、勃起不全、ほてり、倦怠感、無力症、疲労、むくみ、筋肉痛、総コレステロール上昇、CK(CPK)上昇、血中尿酸値上昇、せき

●極稀に起こる重篤な副作用
アナフィラキシー様症状、血管浮腫、急性肝炎または劇症肝炎、腎不全、ショック、失神、意識消失、横紋筋融解症、高カリウム血症、不整脈、汎血球減少、白血球減少、血小板減少、低血糖

 

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