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2011-10-11

ソース(記事原文):メールオンラインヘルス

長年不必要な忍耐を強いられてきた腰痛患者

メールオンラインヘルス(2011年10月11日)― ジョー・ウォーターズ(Jo Waters) 著

マギー・ヘイワード(Maggie Hayward)は、自分の腰の手術に夫のアル(Al)が3万5千ポンド(日本円で約425万円)の小切手を書いたとき、表情を曇らせました。 「そんな大金を支払うことになり胸が痛みました。そのお金を集めるのに、自宅を再び抵当に入れなくてはならなかったのです。けれど、苦痛のあまり、何でも試したいという気持ちになっていました」とマギーは言います。

マギーは10代のころから深刻な腰痛に悩まされていました。仕事や家族にもそのせいで支障が起こり、最初の結婚は破綻しました。

「下背部と脚に常に刺すような灼熱痛がありました。強い痛みで、電気ショックのようでした」とマギー。

「牽引から理学療法、鍼灸まで、何年もあらゆる治療を試しました。しかし痛みは治りませんでした」

「脊椎の下部の椎骨を結びつける腰の手術をすれば、ようやく腰痛が治るのではないかと思ったのです。その外科医は評判もよかったですし。だから、いちかばちかやってみたのです」

けれども、手術後も痛みは変わりませんでした。マギーはロンドンの南西地区のイベント・マネージャーだったのですが、2度と仕事には戻れませんでした。

問題は、マギーの腰痛が実際には脊椎とほとんど関係がなかったことでした。痛みは奥の神経から来ていたのです。マギーは神経の損傷や病変による神経障害痛を患わっているのです。だから神経が興奮し過敏になり、時とともに痛みが悪化していくのです。

腰痛持ちのイギリス人のうち、3分の1に至る人がマギーのように神経障害痛にかかっていると推定されています。そのような患者は自分の痛みを関節や椎間板から生じる構造的なものだと思っていますが、不運にもこれでは正しい治療を受け損ない、多くの場合、不要に苦しみを経験し続けることになります。

神経障害痛は通常の腰痛とは異なる治療が必要です、と腰痛を専門とするシェフィールド の一般開業医(GP)オリー・ハート(Ollie Hart)医師は説明します。

ハート医師は「パラセタモール(paracetamol)、イブプロフェン(ibuprofen)、コデイン(codeine)などの薬は神経障害痛にはあまり効かないのです。このような薬は痛覚受容器をブロックするもので、神経そのものに作用する訳ではないからです。神経障害痛には異なるアプローチが必要です」と言います。

「だから医師と患者が症状を認識することが大切なのです」とハート医師は付け加えました。

「これまでGPは腰痛をひとまとめに考えがちでした。けれど、この20年の研究で、神経痛や神経障害痛は別の症状だということがわかってきました」

通常、腰痛は痛みや疼痛を伴いますが、神経障害痛の特徴は、突然の、刺すような、電気ショックのような痛みです。多くの場合、患者は灼熱痛、チクチクするような痛みだと形容しています。(両方のタイプの痛みを同時に感じることもあります。)

製薬会社ファイザー(Pfizer)が2,700人の腰痛患者を対象とした最近の調査では、約3分の1が焼けるような、電気ショックのような痛みなど、神経障害痛の症状を報告していますが、84パーセントが自分のGPは神経障害痛について自分に話してくれたことはないとしています。

神経障害痛に適切で迅速な治療を行わないと、痛みが慢性になる可能性がある、とハート医師。

「痛みの対処が遅れると、神経の興奮状態が永久に続くことがあります」

神経障害痛は多くの場合、椎間板ヘルニアなど機械的な問題に起因します。脊髄の椎間板が突出し、中身が押し出され、神経を刺激するのです。糖尿病(血糖値のコントロールが上手くできないと神経の損傷につながります)や帯状疱疹が原因となることもあります。

神経障害痛は脳卒中の後や、がんや多発性硬化症の患者に生じることもあります。

単に神経が圧迫されたことで起こることもあります。神経の圧迫は、関節炎で関節が厚くなることでよく起こります。

坐骨神経痛も神経障害痛の一種です。(下背部から足に流れている坐骨神経が圧迫されています。)

マギーは現在70歳ですが、18歳のときに最初に症状が出ました。

「下背部が痛くなりました。痛めたわけでも、何も兆候もなかったのに、突然痛みが現れたのです」とマギー。

26歳までに、マギーはスチールの芯棒で強化された窮屈な医療用コルセットを着用しなくてはならなくなりました。

「でも、どれも役にも立ちませんでした」とマギー。

30代の頃、4人の子供がいたことからマギーの症状は悪化しました。

「若いお母さんが普通にすることをどれもすることができず、ソファに横になっていなくてはならなかったことがどれだけあったかを考えると、今でも涙が出ます」

「服を着るのにも息子のワレン(Warren)に手伝ってもらわなくてはならなかったし、料理は福祉サービスにお願いして人に来てもらっていました」

「最初の夫とは私が33歳のときに離婚しました」 その後、マギーは椎間板ヘルニアの手術や整骨療法、牽引、カイロプラクティックを受けるようアドバイスされましたが、すべて効果はありませんでした。

「痛みを何とかして止めようと、地獄を見た思いでした」とマギー。

先日、腰痛の治療に今までどのくらいの費用をかけてきたか、計算してみました。およそ10万ポンドでした」 進展が訪れたのは、腰痛が始まってから30年後でした。

脊椎骨を結合させる手術が上手く行かなかった後、マギーは理学療法士に紹介されました。

「この理学療法士が初めて、痛いのは神経なのではと口にしたのです。私の腰の手術をした外科医は、私の背中の神経が「交通渋滞」のように絡み合っている、と言っていました。けれど、この重要性を説明してくれたのはこの理学療法士だったのです。」

「体操で調子がよくなるかもしれない、と初めて言ったのもこの理学療法士でした。それまで私はぎっくり腰になるのが怖くて、運動をしなかったのです」

政府の健康監視団体である英国国立医療技術評価機構(National Institute for Clinical Excellence (NICE))は、神経障害痛の最良の第一選択薬として、抗鬱剤のアミトリプチリン(amitriptyline)とてんかん薬のプレガバリン(pregabalin)を推奨しています。

アミトリプチリンは神経の受容器を抑制し、興奮しにくく、安定させ、痛みの信号を誘発しにくくします。

プレガバリンも神経の反応性を弱めますが、メカニズムは異なります。

英国家庭学会(Royal College of General Practitioners)のペイン・チャンピオン(Pain Champion、痛みの専門家)であるマーチン・ジョンソン(Martin Johnson)医師は、神経障害痛はどのタイプも認識されてきていると言います。しかし「NICEは神経障害痛の処方のガイドラインを作成しましたが、神経障害痛を診断するために患者を判定するガイドラインが欠けています」と付け加えました。

「神経障害痛と機械的な痛みには重なる部分がたくさんあり、紛らわしい場合があります。人工関節置換後にまだ機械的な痛みを感じる人は、関節の周りの組織に神経の損傷がある可能性もあることも、研究でわかりました。 高血圧の治療のように、腰痛の様々な要素を治療するためには、鎮痛剤などの薬を組み合わせて使うことが必要になるでしょう」

レスター大学病院(University Hospitals of Leicester)の鎮痛医学コンサルタント、ビバリー・コレット(Beverly Collett)医師も同意見です。

「患者に痛みを形容してもらえば、GPは神経障害痛の症状を簡単に特定することができるはずです。GPは、患者の腰痛が標準的な鎮痛剤で抑制が見られなかった場合、調べてみましょう。そうして、アミトリプチリンかプレガバリンを処方できるのです。

これらの薬が効かなかったら、他の薬を試すこともできます。硬膜外ステロイド注射も行って、痛覚線維の働きを止め、圧迫された神経根の炎症を抑えることもできます」

GPは患者を専門のペインクリニックに紹介することもできます。英国にはペインクリニックが270ヵ所あり、コンサルタント、理学療法士、臨床専門看護師、精神分析医で構成された複合的なチームが痛みに対処する薬、運動、精神面でのテクニックをアドバイスできます。

マギーは定期的に運動するだけでなく、疼痛管理コースにも通いました。アミトリプチリンも処方されています。

しかし、自分の神経障害痛は決して治ることがないという事実に直面させられてきました。医師がすぐに特定できなかったからです。

「実際、機械的な腰痛もあったのに、神経痛の可能性を1度も調べてもらえなかったことに怒りを感じています」とマギー。

「どう見ても明らかな症状があったのに、何年もの間、どの医師もそれらの症状に気付かなかったのです」


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