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2014-01-31

ソース(記事原文):バイオニュース・テキサス

二次進行型多発性硬化症におけるラモトリギンの神経保護作用を調べた試験

バイオニュース・テキサス(2014年1月31日) ― 投稿者:アイーシャ・カーン(Ayesha Khan)

少し前に、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンに属する病院(University College London Hospital)である試験が完了した。試験の結果は、ある薬の投与で神経細胞へのナトリウムイオン流入をブロックすると、攻撃的な神経細胞障害を防ぐことができる可能性を示唆している。神経細胞の破壊を遅らせることができれば、二次進行型多発性硬化症(MS)患者の障害の進行速度を抑えられるという考えが研究チームにはあった。これを裏付けるために神経細胞のチャネルをブロックするラモトリギンを使い、二次進行型MS患者の障害悪化の度合いをモニタリングする試験を2年間実施して、研究をやり遂げた。

この二重盲検介入試験の主要評価項目は、Loseff法によりMRIで全脳容積変化量をモニタリングすること(軸索の脱落による脳萎縮のモニタリング)であった。副次評価項目は、「脳境界移動積分(Brain Boundary Shift Integral)による全脳容積変化量」、「脊髄の委縮性変化率」、「MRI画像に新たな高信号病変の出現」、「T1強調画像とT2強調画像の新規病変の比率計算」、「MS機能複合・影響尺度(Functional Composite and Impact Scale)の全体的変化率」のモニタリングであった。

ベースライン時、試験の12カ月時点、試験期間の終わり頃(24カ月目)に、脳および脊髄の容積と頸髄の横断面積を調べた。脳容積の測定回数はさらに多く、12カ月・24カ月時点に加え6カ月・18カ月時点でも行った。3カ月に一度、来院することとした。

試験の詳細:

試験に登録されたのは、MSの発症歴があり、二次進行型MS患者に見られるような進行性の経過をたどっている患者120名(臨床的再発が頻繁に起きた結果として障害がある患者は除外した)。ラモトリギンを服用する試験群と、プラセボを服用する対照群に分けて、患者をいずれかに無作為に割り付けた。

研究チームの説明によると、脊髄や脳の変性疾患は神経保護治療への反応が非常によいという。MSの病状が進行するのは、神経の軸索変性が原因だ。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン・ホスピタルズの研究者らはこれまでに複数の研究プロジェクトを実施しており、一酸化窒素のような炎症性メディエーターが軸索変性に寄与する可能性があると結論している。ナトリウムチャネルの活性をブロックすれば軸索変性プロセスを抑制できることも、さまざまなin-vitro(生体外)試験で確認されている。現在、脳組織のナトリウムチャネルをブロックする薬で、利用できるものはいくつかある(ラモトリギンのほかにフェニトインやフレカイニドなど)。

この第II相臨床試験の良好な結果が第III相試験への道を開いて、二次進行型MSのような神経細胞障害におけるナトリウムチャネル遮断薬の神経保護作用も確認できれば、合併症や長期にわたる障害の度合いを抑えられるだろう。

ラモトリギンについて:

ラモトリギン(商品名ラミクタールXR)はナトリウムチャネル遮断薬であり、てんかんや発作性疾患の管理のために広く処方されている。このほかにも双極性障害、気分障害、注意欠陥多動性障害、睡眠障害を適応とする。すべての抗てんかん薬と同様、ラモトリギンにも用量依存性の副作用があるため、ほとんどの地域では処方薬として販売されている。


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