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2011-09-21

ソース(記事原文):サイプレス・タイムズ

健康管理と帯状疱疹

サイプレス・タイムズ(2011年9月21日)― マーク・ロバーツ(Mark Roberts)著

帯状疱疹を発症すると痛みが伴う。この疾患の発生頻度は高く、一時的な内科疾患を引き起こすことがある。命にかかわるものではないが、こうした健康上の問題は医師または病院での診察を要する。

ウェブエムディ(医師向け医療情報サイト)によれば、帯状疱疹(帯状ヘルペス)とは神経根のウイルス感染症のことである。痛みを生じるとともに、しばしば身体の左右いずれか片側に発疹が生じる。発疹は、帯状や紐状、または小範囲に現れる。帯状疱疹が最も発症しやすいのは、高齢者のほか、ストレス、外傷、特定の薬剤、その他の理由のいずれかにより免疫系が弱まっている人である。帯状疱疹に罹患した人のほとんどが、回復するとともに再度罹患することはない。

メイヨークリニック(米国の医療センター)によると、帯状疱疹ウイルスは水痘を引き起こすウイルスと同一であるという。水痘に罹患した後、そのウイルスが脊髄や脳近傍の神経組織において不活性状態となり留まる。その数年後、そのウイルスが帯状疱疹として再活性化する可能性がある。帯状疱疹は生命を危うくする疾患ではないものの、激しい痛みを伴う。ワクチンは帯状疱疹のリスク軽減に役立つ一方、早期治療は帯状疱疹の感染期間を短縮し、合併症の確率を低下させるのに有用となる。

帯状疱疹に罹患している人から、帯状疱疹を移されるということはない。ただし、ウェブエムディによると、水痘のワクチン接種を受けていない水痘に罹ったことのない人においては、帯状疱疹の発疹のある人から水痘が感染することはあるという。帯状疱疹の症状は、段階的に生じる。まず、頭痛がしたり、光に感じやすくなったりする場合がある。また、熱はないがインフルエンザのように感じることがある。その後、痒み感、ピリピリ感、または特定の部位の痛みを感じる場合がある。数日後、その部分に帯状、紐状、または小範囲の発疹が発生することがある。この発疹は、水疱の群れとなる。水疱には液体が充満し、その後かさぶたを生じる。水疱の治癒には2~4週間かかり、傷跡が残ることがある。軽い発疹を生じる人もいれば、まったく発疹が出ない人もいる。また、眩暈や脆弱感を覚えることもあれば、長期的な痛みや顔面発疹がみられたり、視力変化または思考力の低下が生じたり、発疹が広がったりする場合がある。これらの帯状疱疹による症状がみられたら、すぐに医師の診察を受けること。

米国国立衛生研究所(NIH)によると、最初の症状は、一般に片側性の痛み、ピリピリ感、または灼熱感である。痛みと灼熱感は重篤な場合があり、発疹が現れる前に起きるのが一般的である。その他の症状は以下の通りである。

  • 腹痛
  • 悪寒
  • 顔の筋肉の一部が動きにくい
  • 眼瞼下垂(下垂症)
  • 発熱
  • 一般的な具合の悪さ
  • 生殖器病変
  • 頭痛
  • 難聴
  • 関節痛
  • 眼球がよく動かない
  • リンパ腺(リンパ節)の腫れ
  • 味覚障害
  • 視力障害

また、痛みや筋力低下が起こりうるほか、帯状疱疹により顔の神経が侵された場合は、顔の様々な部位に発疹が生じる可能性がある。

メイヨークリニックによると帯状疱疹の発症リスクを高めうる要因には以下のようなものがある。

  • 年齢:帯状疱疹は50歳過ぎの人に最も多くみられる。加齢とともにリスクも増加する。85歳までの人の半数が、人生のある時期に帯状疱疹を発症すると評価している専門家もいる。
  • 疾患:HIV/エイズや癌などの免疫系を弱める疾患は、帯状疱疹のリスクを増加させる。
  • 癌の治療:放射線照射または化学療法を行うことで、疾患への抵抗力が弱まり、帯状疱疹が誘発されることがある。
  • 医薬品:移植片拒絶反応を阻止することを目的とした薬剤は帯状疱疹のリスクを増加させる。また、プレドニゾンなどのステロイドの長期使用も同様である。

医師は、ウイルスを攻撃する抗ウイルス剤という薬剤を処方することがある。NIHによれば、この薬剤は痛みや合併症を軽減するとともに、発病期間を短縮させるという。アシクロビル、ファムシクロビル、およびバラシクロビルを使用する場合がある。投薬は痛みや灼熱感を感じてから24時間以内に開始すべきであり、水疱が現れる前が望ましい。これらの薬の投与経路は一般に錠剤による服用となり、用量は単純ヘルペスまたは性器ヘルペスに対する推奨用量の数倍になる。一部の患者では静脈投与が必要となる場合もある。持続的疼痛リスクの低下や腫れの軽減のためには、副腎皮質ステロイドと呼ばれるプレドニゾンなどの強力な抗炎症薬を使用することがある。これらの薬剤は、どの患者にも効果があるわけではない。

その他の薬剤を下記に列挙する。

  • 痒みを軽減する抗ヒスタミン薬(経口投与または皮膚への塗布)
  • 鎮痛薬
  • 帯状疱疹後神経痛のリスクを軽減しうるカプサイシン(トウガラシ成分)含有クリーム(Zostrix)

NIHによれば、痛みの軽減に冷湿布薬を使用してもよいという。鎮痛効果のあるコロイド化オートミール風呂やデンプン風呂などの風呂、ならびにカラミン洗剤などの洗浄剤は、痒み感や不快感を緩和するのに役立つ可能性がある。熱が下がるまで寝床で安静にすることが勧められる。皮膚を清潔に保ち、汚染された物を再使用しないこと。使い捨てできない物は、再利用する前に沸騰水で洗うか、もしくは殺菌すること。水痘になったことのない人、特に妊婦への感染を防ぐため、患者の患部から滲出液がにじみ出ている間は、隔離を必要とする場合がある。

イー・メディシン(臨床医学情報オンライン版)によれば、帯状疱疹の症例の多くは、治療の有無に関わらず、自然に治るという。発疹と痛みは、2~3週間で消失するはずである。ただし、高齢者(特に50歳超)や、重篤な内科的疾患を有する人では、帯状疱疹の治癒にもう少し長くかかる場合もあり、再発もしやすい。

  • 発疹が消失した後も痛みは継続することがある。これは帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる。帯状疱疹患者全体の約10%~15%がPHNを生じる。高齢であるほど、PHNを発症しやすく、激痛を伴うことが多い。PHNの痛みはしばしば数ヶ月間続くことがあり、時には数年継続することもある。
  • その他の起こりうる合併症には、細菌性皮膚疾患、内臓への感染拡大、または眼障害などがある。また、瘢痕となる頻度が高い。
  • 帯状疱疹患者の約10%~25%が眼の合併症を生じる。医学用語で眼部帯状疱疹と呼ばれるもので、眼の複数の構造に関与していると考えられる。眼部帯状疱疹は失明につながることがあり、医学的緊急事態とみなされる。この感染症が変異したものにラムゼイ・ハント症候群があり、これは顔面神経に関与するもので、一般に片側性の顔面麻痺を生じる。
  • 残念なことに帯状疱疹は患者1人あたり2回以上罹患することがある。多発性帯状疱疹は稀であるとはいえ、一般に複数の内科的疾患を有する人や、免疫応答が顕著に弱まっている人に発生するため重大である。帯状疱疹の合併症は、患者の内科的疾患が悪化し、診断あるいは積極的治療(または両方)が必要であることを示唆している場合が多々ある。
  • 帯状疱疹を発症した妊婦は、水痘に感染した妊婦ほど、ウイルスの合併症を起こすリスクが高くない。ただし、出産日から数週間以内に帯状疱疹を発症した場合は、子供にウイルス合併症のリスクをもたらしうるので、罹患した妊婦はすぐに担当の産婦人科医に知らせる必要がある。さらに、妊娠中のいずれかの時点での帯状疱疹は、特別な治療を要することがある。個別化した治療計画を立ててもらえるように産婦人科医の診察を受ける必要がある。

メイヨークリニックによると、帯状疱疹の予防には2つのワクチン(水痘(水疱瘡)ワクチンと帯状疱疹(水痘帯状疱疹)ワクチン)が有用となりうる。

  1. 水痘ワクチン: 水痘ワクチン(Varivax)は、水痘を予防する通例の小児期予防接種である。このワクチンは、水痘になったことのない成人に対しても推奨される。このワクチンは水痘や帯状疱疹に罹らないことを保証するものではないが、合併症の確率を低下させ、疾患の重症度を軽くする可能性がある。
  2. 帯状疱疹ワクチン: 米国食品医薬品局(FDA)は、50歳以上の成人に対し、水痘帯状疱疹ワクチン(Zostavax)の使用を認可している。水痘ワクチンと同様に、帯状疱疹ワクチンも、帯状疱疹に罹患しないことを保証するものではない。とはいえ、このワクチンは、疾患の持続期間を短縮し、重症度を軽減し、帯状疱疹後神経痛のリスクを軽減する可能性が高い。なお、帯状疱疹ワクチンは予防戦略としてのみ用いるものであって、現在発病中の人への治療を目的とするものではない。このワクチンには生ウイルスが含まれているので、免疫系が弱っている人に投与すべきものではない。

いずれにしても、帯状疱疹は一般的に生命にかかわるものではないが、症状が現れたと思われる場合には、医療専門家の診察を受けることが望ましい。治療せずに放っておくと、重症例では長期的な健康障害を引き起こしうる。罹患した人は、他の人に接触しないように距離を置くべきであり、治療期間中にわたり個々に合わせた疼痛緩和を維持するよう心がける必要がある。帯状疱疹は一般に短期的な疾患であるとはいえ、未治療のままにするよりも予防的な措置を講じることが望ましい。


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