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2011-05-16

ソース(記事原文):英テレグラフ紙

前立腺がんの進行は肥満男性に多い

過体重により、男性の前立腺がん生存確率が低く抑えられてしまうことが研究で示唆されている。

 

医療担当記者ステファン・アダムス(Stephen Adams)著 (2011年5月16日)

肥満男性における前立腺から他の部位へのがん転移率は、健康体重の人より3倍高いことが研究で明らかにされた。

ここ数十年間におよぶ肥満率の増加は、前立腺がん発生率の上昇の背後にある重要な要因である可能性が本研究から示唆される。ただし、住民が高齢化しているという事実はさらに重要だと考えられる。

ノースカロライナ州ダラムにあるデューク医科大学の研究者らは、前立腺患部を摘出後に癌が再発した男性287人を対象に調査したところ今回の結論に至った。

前立腺がんを誘発すると思われる天然テストステロン値を抑制するため、全患者にアンドロゲン除去療法(ADT)と呼ばれる薬理的投与を行った。

肥満の人のほうが、5年後のがん再発による前立腺以外への転移率が、健康体重の人より3倍高かった。これは進行として知られている疾患の経過である。

研究主著者のクリストファー・ケト(Christopher Keto)博士は、アメリカ泌尿器科学会(American Urological Association)年次総会で発表し、「ここ数十年にわたり、米国とヨーロッパにおける肥満率は増加しており、前立腺がんの発症率は高く、男性の致死的がんの第2位になっている」と述べた。

同様の治療法を行った場合においても肥満者のほうが健康体重の人よりもがんの進行がみられる傾向が強い理由について検討するため、さらなる研究が必要である、と同氏は語った。

同氏は「おそらく肥満男性にはアンドロゲン除去療法(ADT)をさらに追加する必要があると思われるADTの投与量は体重にかかわらず同一であるが、大半の薬は体重に比例して投薬される」と述べている。

デューク前立腺がんセンター泌尿器科学の準教授ステファン・フリードランド(Stephen Freedland)氏は、「前立腺がんを有する肥満男性の病状が悪化することを示す論文が増えつつあるが、本研究はそれを裏付けるものである。この理由を解明することが次のステップとなる」

英国では前立腺がんに起因する死亡が年間1万人にのぼる。これよりも死亡者数が多いのは肺がんのみである。


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