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2011-10-05

ソース(記事原文):サイキアトリック・タイムス

双極性障害の治療に検討されている利用可能な薬剤

サイキアトリック・タイムス (2011年10月5日) ― ケネス・J・ ベンダー薬学博士・文学修士(Kenneth J. Bender, PharmD, MA)著

双極性障害に対し、メチレンブルーに加え数種の利用可能な薬剤が検討されている。テキサス大学(University of Texas)のマーサル・サンチェス氏(Marsal Sanches)とジェイアー・ソアレス氏(Jair Soares)はこれら薬剤のレビューを実施し、その報告がカレント・サイキアトリー・レポート(Current Psychiatry Reports)誌に掲載された。予備的ではあるが好ましい結果が得られた薬剤について、以下に要点をまとめている。

躁状態、混合状態の治療薬

・アルツハイマー病治療薬メマンチン(ナメンダ(Namenda))。推定作用機序:N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)型グルタミン酸受容体に拮抗する。臨床評価:動物モデルにおいて「躁様」症状を軽減する可能性が明らかにされた。また2件のオープンラベル試験では増強療法としての効果が認められた。

・エストロゲン拮抗薬タモキシフェン(サイトジェン社(Cytogen))。推定作用機序:細胞内へのカルシウム流入に関与するプロテインキナーゼCを阻害する。双極性障害では、細胞内へのカルシウム流入が亢進状態にあると言われている。臨床評価:3件の比較対照試験で単独療法または増強療法としてタモキシフェンを投与したところ、ヤング躁病評価尺度(Young Mania Rating Scale : YMRS)のスコアが改善した。長期使用の可能性については、エストロゲン受容体の遮断に伴う副作用のほか、投与中止時に躁の症状がリバウンドするリスクのため不明である。カナダ気分・不安治療ネットワーク(Canada Network for Mood and Anxiety Treatment : CANMAT)は、治療薬のリストに第三選択としてタモキシフェンを載せている。

・痛風治療薬アロプリノール(ザイロプリム(Zyloprim))。推定作用機序:キサンチン酸化酵素阻害薬としてプリン系に作用する。プリン系は、躁状態の病態生理に関与するとの仮説が立てられている。臨床評価:複数の短期試験において、気分安定薬または抗精神病薬の補助としての効果が示唆されている。さらに2件の短期試験と、維持療法としての使用を評価する1件の長期試験が現在進行中である。

双極性うつ病治療の可能性がある薬剤

・麻酔薬ケタミン(ケタラール(Ketalar))。推定作用機序:NMDA受容体に拮抗する。臨床評価:二重盲検比較対照試験において、リチウムまたはバルプロ酸の投与を受けている患者に増強療法として静脈内投与した。2週間の間隔を空けて2回投与したところ、症状は急速に改善したが一過性であった(投与後40分から3日間)。

・筋萎縮性側索硬化症治療薬リルゾール(リルテック(Rilutek))。推定作用機序:NMDA受容体に拮抗する。臨床評価:1件のオープンラベル試験で症状の改善が示唆されている。レビュー者はN-アセチルアスパラギン酸を神経細胞の生存率マーカーと説明しており、その脳内レベル上昇と症状改善が相関した。現在は1件の比較対照試験が行われている。CANMATは、双極性うつ病治療薬のリストに第三選択としてこの薬を記載している。

・粘液溶解薬/アセトアミノフェン中毒の解毒薬N-アセチルシステイン(ムコミスト(Mucomyst))。推定作用機序:肝臓でグルタチオンの代わりとして酸化代謝物に作用する。臨床評価:双極性障害の補助療法としての試験では、投与中の効果が示唆された。これは投与中止に伴い効果消失が認められたことで裏付けられた。双極II型障害の亜集団を対象とした解析でも同様の結果が認められた。

・メラトニン受容体作動薬アゴメラチン(バルドキサン(Veldoxan))。推定作用機序:気分障害で乱れた概日リズムを元に戻す。臨床評価:大うつ病に関する試験は複数行われているが、双極性うつ病については1件のオープンラベル試験のみである。気分安定薬の補助として使用したところ、効果が認められた。

・抗パーキンソン病薬プラミペキソール(ミラペックス(Mirapex))。推定作用機序:ドーパミン受容体を刺激する。臨床評価:2件の比較対照試験で気分安定薬の補助としてプラミペキソールを投与したところ、双極性うつ病と双極II型障害それぞれでうつ症状が改善した。さらにレビュー者の記述によれば、その後の陽電子放出断層撮影(PET)によって、眼窩前頭皮質における局所代謝の著しい低下が明らかとなった。彼らは、うつ状態の間に代謝活性の亢進が起こることが明らかにされたと述べている。

・ナルコレプシー治療薬モダフィニル(プロビジル(Provigil))。推定作用機序:刺激薬として複数の神経伝達物質系に作用する。臨床評価:補助療法としてモダフィニルを検討した1件の比較対照試験では効果が示唆されたが、レビュー者は、刺激によって躁への切り替わりが促進された症例報告をいくつか挙げている。


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