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2006-07-26

ソース(記事原文):BBCニュース

双極性障害を抱えながら精一杯生きる

BBCニュース(2006年7月26日)―政府顧問は、双極性障害に対する治療および診断のための新ガイドラインを発行した。

この疾患は、旧病名を躁鬱病といい、重度の精神健康障害のことであり、高揚状態の躁病から深い抑うつ状態への変動を特徴とする。

この疾患の複雑さゆえに、認識されずに誤診されることが多く、正しい薬物療法が行われることなく、検査も十分に繰り返されずに、患者は病院を後にすることもある。

国立精神保健研究所に勤めるロンドン在住で33歳のロバート・ウエストヘッド(Robert Westhead)氏は、10代後半からこの病気にどのように苦しめられ、死の間際に立たされることになったかを語る。  

「最初に発病したのは19歳のときだが、おそらく徴候はそれ以前にあった。私は学校ではかなり優秀なグラマースクール(英国中等学校)の生徒であった」

「大変人気者で、どちらかといえば頭がいいほうだった。ところが、第6学年(中等教育の最後の2年間16~18歳)に達する頃には、気分が両極端になりがちになった」

「結局、社会的に引きこもりになり、意気消沈するような発作を経験し、時には突然理由もなく狂ったように泣き出すこともあった」

重症

「その後、卒業を機に、1年間休暇をとり旅行することにした」

「東南アジアへ行き、そのとき初めて重篤な病状に陥った」

「まず気分変動がどんどん大きくなっていった」

「インドのカシミールにいたとき、初めてものすごい高揚感を経験し、私はその場を盛り上げる主役のようになり、普段よりもはるかに社交的で陽気になった」

「そのとき、ある問題が存在することに気づき始めた」

「双極性障害の人の中には、3ヶ月間『陽気』で、その後3ヶ月間『意気消沈』する人もいるが、自分の場合は、それが8日間サイクルで、8日間『陽気』だと思えば、8日間『意気消沈』した。それは時計仕掛けのように規則正しかった」

激しい差異

「気分が高揚しているときは、かなりのエネルギーに満ち溢れていて、最高に楽しめる気分になる」

「次に、いや応なく、意気消沈し、ただ最悪の気分になる」

「一緒に旅行していた友人全員と疎遠になってしまう。落ち込む際は、足元からじゅうたんが引き抜かれたような状態で、ひどく惨めに感じた」

「耐えがたかったのは多幸感と抑うつ状態との間の差異で、極端から正反対の極端まで変わりすぎることにあった」

「3ヶ月間の旅行中に気分変動は、ますます悪化した」

「気分が高揚していると、眠らずに誇大妄想するようになる。また、悪化するにつれて、こうした行動もさらに極端になっていった」

「家に戻るべきだと気づき、飛行機で帰国した」

「ヒースロー空港で飛行機を降り両親と会い、私はひどく高揚していた。自分にとても自己中心的な人物の特徴が全部あった」

「両親は仰天して口がきけずにいた。私は絶え間なくしゃべり続け、夜は2時間しか眠る必要がないことを両親に告げた」

症状の悪化

「治療を受けることなく数週間が経つと、気分変動はさらに極端になっていった」

「躁病のとき、自然に詩を口ずさみ、わけの分からないことをしゃべり、多幸感の状態で各地を走り回り始めた」

「躁病によって後でいつも一番対処に困ったことは、恥ずかしさや、きまり悪さはあるにせよ、何といっても宗教妄想であった」

「キリスト教の教えに基づき育てられたわけでもないのに、重度の躁病のとき、何から何まで宗教的な意味に汲み取った」

「ほかの躁病の人なら、自分がトニー・ブレアーか億万長者であると思うかもしれないというのに、自分の場合は、黒い犬や猫の目に姿を変えた神の権化に逢うという神聖な使命を帯びていた」

「あるときは、ただ歩道をチラッと見るだけで、神が自分を『見つめ』返すように思われた」

入院治療

「結局、大学が始まる前の週に、私は隔離されることになり、気分安定薬リチウムを処方された」

「1週間後に退院したが、変動サイクルは依然として続いた」

「大学は1年延期することになり、医師がリチウムとカルバマゼピンを適切に投与するようになったのは自分が2年生になってからのことであった」

その後、私は精神科医の同意を得て投与量を減らした。これは、軽いうつ状態のまま6年間も過ごしていたことに気づいていないせいであった。

「普通の感覚がどういうものなのか忘れていたので、抑うつ状態に全く気づいていなかった」

「『普通』の感覚がどういうものかはもっと若い頃には知っていたが、この抑うつの度合いが定着すると、自分にとってそれが正常な気分にちがいないと思うようになった」

「ジャーナリストの資格を得てから、いくつかの身体的な問題が生じ始めた。抑うつ状態が原因で、背部痛と、頚部痛、それに腕と脚の不可解な刺痛が生じた」

過剰投与

「ロンドンで政府の広報主任としてプレッシャーのある仕事に就き、嫌気がさしていた」

「精神状態は一層悪くなり、未来に絶望感を覚えた。人生には生きる価値などないと判断した。何年間も最悪の気分を味わった後に導き出した妥当な結論だった」

「最終的に、7年間耐えているパートナーと結婚の誓いを立てる前に、そして子供を持つ前に、自殺することを固く決心した」

「子供を持ってから自殺したのでは、とんでもないことになると判断した」

「大量のリチウム過剰投与を乗り切った」

「私の自殺未遂が、ついに担当の精神科医に措置を講じるよう駆り立て、薬物療法の変更につながった」

「医師は抗うつ薬ミルタザピンを処方したのだが、これが思いがけないものであった。自分の変動サイクルが再開する一方で、これまで長期間にわたり抑うつ状態にあったということを悟り始めた」

「今度は気分の変動があったとしても、『平均して』以前よりもはるかに好調であった」

「様々な薬剤を試して安定するまでに1年間かかった。結局、『抗精神病薬』クエチアピンとリチウムの併用が非常に有効であった」

「私の治療に対し、積極性や先を見越すような措置が十分でなかった担当の精神科医にひどく腹が立った。担当医が十分に対処してくれていたら、自分の人生の6年間を無駄にすることはなかったかもしれないと思う」

「現在、私は結婚し、小さな子供がいる。精神衛生の職務に就き、自分が関心のある仕事をしている。こうして生きているということ、そして活気に満ち溢れているということを喜ばしく思う」


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