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2004-10-15

ソース(記事原文):BBCニュース

喘息に対する「振りかける」治療薬

BBCニュース(2004年10月15日)―6カ月から5歳までの乳幼児のために、喘息治療薬の細粒タイプが作られた。

シングレア(モンテルカスト)の新バージョンは、食べ物に混ぜるか、または単独で服用することができる。

モンテルカストは、他の薬で症状をコントロールできない場合に推奨される喘息治療薬の系統に属している。

メルク・シャープ・アンド・ドーム社(Merck Sharp & Dohme)が製造するこの細粒剤は、錠剤の服用や吸入器の使用に苦しむ一部の乳幼児にとっては待ち望んだ治療選択肢であると専門家らは述べている。

子供に優しい

政府は製薬会社に対して、子供に優しい薬を作ること、そして子供を対象としてそうした薬の試験を行うことを求めている。

実際、子供に処方される薬のうち、約40%は子供を対象とした試験が一度も行われていない。新生児では、この数字は65%になる。

喘息が認められる幼い子供に使用できる治療薬はすでにいくつか存在しており、6歳から14歳の子供を対象としたモンテルカストのチュアブル錠などがある。

この細粒バージョンは、これよりも幼い子供用として考案されている。

モンテルカストは、ロイコトリエン受容体拮抗薬として知られる薬剤クラスに属する。

このクラスの薬は、子供が気管支拡張剤などの薬で効果が得られない場合のほか、吸入ステロイドの代替薬として推奨されている。

英国喘息協会(Asthma UK)のケイティ・シェパード(Katie Shepherd)氏は次のように述べた。「喘息の子供を持つ親は、子供に適切に錠剤を服用させたり吸入器を使用させたりするのが難しいと分かると、自分の子供は喘息治療薬の効果を十分に得られていないと心配するかもしれません。」

「治療薬の新しい送達方法というのは、選択肢が増えるとともに喘息治療薬がより効果的となる可能性があることから歓迎するばかりです。」

喘息管理に関する英国のガイドライン作成に参加したジョン・ホーネイ博士(Dr John Haughney)は、「これは一部の患者には有用ですが、依然として喘息の基本的な治療法は吸入ステロイドです。」と述べた。

英国胸部疾患学会(British Thoracic Society。略称:BTS)のリチャード・ラッセル博士(Dr Richard Russell)は、「さまざまな患者グループに対して、この場合であれば乳幼児に対する薬物療法において、BTSはあらゆる革新を歓迎します。」と述べた。

ダーモット・ライアン医師(GP Dr Dermot Ryan)は次のように述べている。「このように、一部の子供に利用可能なものがあるということは大きな後押しになるでしょう。」

また、5歳以下の子供の約20%には喘鳴発作が何度か認められるものの、そうした発作のすべてが喘息というわけではないとも述べた。

「特別に親を悩ませてはいないとしても、子供というのは親を大いに悩ませるため、子供の治療に役立つものがあるというのはとても有益なことです。」


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