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2013-12-15

ソース(記事原文):フィリピンスター紙

夜更かしの習慣をメラトニンで直す

フィリピンスター紙(2013年12月15日) ― 患者さんの睡眠リズムが世間一般とずれているのなら、メラトニンと光療法が役に立ちます。

イリノイ州エバンストン・ノースウェスタン大学睡眠・概日生物学センター(Northwestern University Center for Sleep and Circadian Biology)のアソシエイト・ディレクターによると、夜更かしをする人(朝5時に寝て昼に起きるような人)であれば低用量でのメラトニン使用(0.5~1 mg)が重要になります。使用のタイミングはだいたい夜の7時でしょうか、患者さんが望む就寝時間の4~5時間前がいいそうです。

就寝時間が「メラトニン使用のタイミング」ではありません。それから、なぜ低用量かというと、高用量よりも体内時計の繰り上げに適しているし、夜の早い時間に眠くなりにくいからです。

夜更かしする患者さんは、臨床的には睡眠相後退障害という概日リズム睡眠障害があるといわれます。早朝(だいたい、患者さんが起きたい時間帯)の高照度光療法も有用とされ、数回で効果が出ることもあります。

脳内時計と考えられているのが、視交叉上核(SCN)です。このSCNに、光とメラトニンは強力ながらも相反する影響を与えます。光(特に青色光)がSCNの神経発火を亢進させると、体が目覚めるのです。一方、SCNのコントロール下で松果体から分泌されるメラトニンは、SCNの神経発火を抑えるので、2時間ほどで眠気を催します。

薄暗がりが引き金となってメラトニンの分泌が起こり、その濃度は寝る2時間ぐらい前から上昇し始めます。この現象は「メラトニン分泌開始時刻(DLMO)」として知られます。夜更かしする人がメラトニンサプリメントを使用すれば、濃度上昇がいつもより早く始まりますが、日が暮れてから明るい光を浴びないようにすることも大切です。

睡眠相前進障害の患者さん(いつも夜7時に寝て朝4時に起きるような人)では、メラトニンの役割がはっきり分かっていません。でも、夜早い時間の高照度光療法によって眠くなる時間を遅らせることが可能であり、やはり数回で効果が出ることもあります。「睡眠相前進障害の人には、まずこれを試してください。夜の高照度光療法です」。

概日リズム睡眠障害の患者さんに不眠はみられません。いったん眠ると、ぐっすり寝ています。

ですが、睡眠リズムが世間とずれていると問題が起こりかねません。睡眠相後退障害の人なら、仕事のために何とかベッドから出ることはできても1日中眠いということになります。睡眠相前進障害の人の場合は、周囲がまだ活動している時間帯に、体内時計の命令で寝てしまいます。こうした「リズムのずれ」がきっかけで実際に不眠になり、健康問題が生じる可能性もあるのです。それに、睡眠相後退障害はうつ病と相関関係にあります。

「実際に原発性不眠症や心理的不眠症だと考えられる人の多くに、概日リズム位相の後退または前進がみられます。不眠というよりは過剰な眠気を訴えてきます」。

適切な治療を行うためにも、患者さんの体内時計のタイミングを知ることが重要です。これまでの経験が、その手がかりになります。「夜更かしをしない睡眠相後退障害の人なんて会ったことがありません。早起きをしない睡眠相前進障害の人にも会ったことがないです」。

睡眠日誌も有用ですが、アクティグラフィーという方法もあり、腕時計型装置を数日間着けさせて手首の動きを記録します。これを、睡眠・覚醒活動の理解につなげます。

睡眠研究所などであればDLMOを直接調べることもできます。薄暗がりで患者さんに、30分おきに24時間、綿球を噛んでもらいます。そして唾液からメラトニン濃度を評価するのです。夜11時に寝て朝7時に起きる人なら、通常、DLMOは夜の9時ごろです。


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