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2013-10-11

ソース(記事原文):へアリオ

大腸癌におけるアスピリンの有益性はHLAクラスI発現に関連

へアリオ(2013年10月11日)― 欧州がん学会(European Cancer Congress)で発表された研究結果によれば、定期的なアスピリン使用が、ヒト白血球抗原(HLA)クラスI発現腫瘍細胞を有する大腸癌患者の生存率を2倍に高める。

オランダのライデン大学医療センター(Leiden University Medical Center)外科に属する研究者マルリース・ライマース(Marlies Reimers)博士は報道発表で「血小板は体内の別の部位に癌を転移させることに関与しており、具体的には血小板が血中腫瘍細胞を隠すことで、免疫系がそれらを認識できなくなり、最終的に遠隔器官に腫瘍が定着すると我々は考えている」と語った。「アスピリンは、血小板形成を攻撃することにより腫瘍細胞を『顕在化』させるのに役立つとみられ、免疫細胞は顕在化した腫瘍細胞を検出して除去する」

この解析は1998年~2007年アイントホーフェン(オランダ)癌登録システムに登録された大腸癌患者999人を対象としたものである。HLAクラスI、シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)、およびPIK3CA変異について、研究者らが全患者を対象に評価した。

平均追跡調査は4年であった。

全体的に見て、定期的なアスピリン使用は全生存率の改善に関連した(ハザード比=0.48、95% CI 0.22~1.03)。一方、その他のNSAID(非ステロイド性抗炎症薬)薬の使用は生存率の悪化に関連した(ハザード比=1.62、95% CI 1.18~2.23)。

HLAクラスI発現腫瘍を有する患者において、診断後に低用量(80mg/日と定義)アスピリンを服用した群は、アスピリン非服用群と比べ、死亡率が半減した。

アスピリンの効果はCOX-2発現やPIK3CA変異と関連しなかった、と研究者らは記している。

ライマース氏は「診断後にアスピリン治療で効果を得られるうる患者を特定するための予測的バイオマーカーとして、HLAクラスIが役立つ可能性がある」と語った。「推測ではあるが、血小板と血中循環HLA陽性腫瘍細胞との相互作用が、腫瘍細胞の転移能を促進するとみられる。アスピリンがこの相互作用を妨害し、癌転移および大腸癌関連死のリスクを低下させる」と続けた。

開示情報:研究者らは本研究に関連する開示すべき資金源はないと報告している。


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