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2016-06-17

ソース(記事原文):MedPageToday

妊娠中の葉酸不足は小児肥満症と関連

【MedPageToday】(2016年6月17日) ― 葉酸濃度が低い母親から生まれた子供は過体重や肥満になるリスクが高めであることが、前向き出生コーホート研究でわかった。


この研究の結果、母親の葉酸と子供体重の間にはL字型関係があることがわかり、葉酸濃度の低い母親から生まれた下位4分の1の子供は、残りの4分の3と比較してリスクの上昇がみられた、と語るのはバルチモアにあるジョンズ・ホプキンス大学のシャオビン・ワン博士とその同僚。

葉酸値の低さに加えて母親が肥満の場合ではリスクはさらに高くなる、とワン博士と同僚は小児科JAMA誌のオンライ版で報告した。

しかし、母親が肥満であっても葉酸値が上位4分の3に入っていれば、子供の肥満または過体重のリスクは、葉酸値が最下位のグループに属する母親と比較して減少していることが研究でわかった。

母親の葉酸値が低いグループには値が9 ng/mL未満の女性もいた。「この研究で特定された閾値濃度は、主に葉酸の血液学的影響に基づいた葉酸欠乏(<4.4 ng/mL)の臨床的定義を超えていました」とワン博士と同僚は語っている。

「特に肥満の母親では、子の有害代謝事象を防ぐために母体の最低限の葉酸濃度よりも適切な量を定め、それを確実にすることが必要であることを私たちの結果は強調しているのです」。

彼の観点を追求するため、米国産科婦人科学会(ACOG)のスポークスパーソンであるスコット・サリバン博士は、メッドページ・トゥデイへのEメールでこう語っている。「臨床診療の観点から、このことは私たちが常に推奨していることを強調しているに過ぎません。最新の根拠を考慮すると、最低推奨量が必要不可欠であることを強く感じます」。

「しかしデータが明らかにしているように、最適レベルを特定することに対する将来的な恩恵が見えるかもしれません。私たちは依然として、アメリカ国内の多くの地域における母体の最低補給量およびの最低レベルの実現に至っていません」。

近年AOCGは、神経管欠損症を防ぐために妊娠前および妊娠中は毎日400mcgの葉酸を少なくとも1ヵ月摂取することを推奨している。適量の葉酸を食べ物から摂取するのは難しいと思われることから、ACOGは葉酸を含むビタミンサプリメントを毎日摂取することを勧めている。

ワン博士らの研究には、1998年に始まったボストン出生コーホートの1517組の母子が参加した。このコーホートの大部分は都会に住む低所得の少数集団(黒人67%、ヒスパニック19%)である。参加者たちは9年におよぶ追跡調査を受けた。

被験者の平均年齢は母親が28.6歳、子供が6.2歳。母親の約29パーセントは肥満、25パーセントは過体重であり、肥満の母親は標準体重の母親と比較して葉酸濃度が低い傾向にあった。また2-9歳の子供のほぼ39パーセントは過体重または肥満であった。

母親の身長、体重および人種/民族性、教育程度、喫煙習慣などのほかの要因が、出産後2-3日以内に質問票によって評価された。今回は検査のために母親と新生児の両方から血液も採取した。

血液検査の結果、葉酸値の低い母親から生まれた子供の代謝バイオマーカーに変化があることがわかった。葉酸値の低い肥満の母親から生まれた子供は、標準母体体重の適正葉酸値グループと比較して血漿インスリン「Z」スコアが平均0.39ユニット上昇した。研究員たちはレプチンにおいても同様のパターンを見つけた。

その一方で、葉酸値の低い肥満の母親から生まれた子供のアディポネクチン-レプチン比Zスコアは平均0.43ユニット減少した。

「我々の知る限りでは、これはBMI、過体重、肥満、代謝バイオマーカーなどを含む子供の代謝結果に関する母体の妊娠前BMI(ボディマス指数)と血漿葉酸濃度の単独および組み合わせ効果を評価した最初の有望な出生コーホート研究です」と研究者たちは語っている。

「私たちの結果は、母親の出産前の栄養状態が子供の代謝障害に重要な役割を果たすかもしれない、というさらなる立証に役立っています。母親の適切な葉酸濃度が子供の代謝リスクに対する母親の肥満の悪影響を軽減させる可能性があることを、私たちの研究は示唆しています」。

この研究のひとつの欠点は、出産後1-3日後に摂取された母親の血漿葉酸濃度を使用したことであり、「これはせいぜい妊娠後期中に摂取した栄養素としての葉酸にすぎません」とワン博士と同僚は述べている。

さらに、母親のBMIは主に自己申告の身長と体重に基づいており、そのため報告による統計的なゆがみがあるかもしれない。しかしながら、臨床記録と比較した672人の女性の自己申告のBMIの一部においては、高い確率で一致している。

最後に、子供の血漿インスリン、レプチンそしてアディポネクチン濃度は食後のサンプルから測定され、「背景雑音が入っている可能性があり、このように私たちの結果に無効となるようなバイアスをかけています」と研究者は語った。


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