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2015-03-18

ソース(記事原文):メディカル・デイリー

メラトニンのサプリメントはICU(集中治療室)患者の回復を促進する可能性があるほか、睡眠障害の人にも有益となり得る

メディカル・デイリー(2015年3月18日) ― アンソニー・リーバス(Anthony Rivas)著

入院経験者なら誰しも日中の院内がどれほどの喧噪に包まれているかを知っているはずである。夜間、一部は多少静かになるが、集中治療室(ICU)においては、複数のモニターからビーッという音が鳴りやまず、医師や看護師が常時患者を見回り、話し声が止まない。こうした環境で眠るのは患者にとって難しく、回復を遅らせることにもなる。今回、新たな研究で、メラトニンのサプリメントが一晩中患者の睡眠を促す可能性のあることが分かり、入院患者以外にとっても意義がある。

これまでICU入室中に眠れない患者はアイマスクや耳栓をしていたが、こうした安価な解決策は快適さに欠ける。中国北京の首都医科大学(Capital Medical University)に所属する研究チームらは、メラトニンの方が優れた解決策となることを明らかにした。メラトニンは脳内の松果体で自然に産生されるホルモンであり、睡眠-覚醒サイクルを調整し、睡眠を助ける働きをする。

本試験では、40人の健常者を対象に、雑音(録音したものを再生)から照明まで、ICUの環境を再現した研究室にて数日夜間のみ過ごしてもらった。最初の4日間(夜間)、隔日で全被験者を雑音とライトに曝し、次に以下の4群に分けた:1)睡眠改善策を講じない群、2)耳栓とアイマスクを使用する群、3)経口速放製剤メラトニン1 mgを投与する群、4)プラセボを投与する群。

メラトニン量を測定するために1時間ごとに採血し、脳スキャンで睡眠の質を評価するとともに、別の機器で眼球運動及び筋張力を観察した。夜間睡眠終了後、睡眠の質と不安の程度を患者に毎日報告してもらった。

研究者らによると、全被験者はICU模擬環境下で、不安感への影響を受け、寝付けなかった。耳栓・アイマスク群とメラトニン群のいずれもが良好な睡眠を報告したが、メラトニン群の方が夜間目覚める回数が少なかった。このため、記憶を定着させ、体を活性化すると考えられるレム睡眠(急速眼球運動)という状態に入りやすかった。

同大学のファクシング病院(Fuxing Hospital)に所属するシュウミン(Xiu-Ming Xi)教授は「経口メラトニン群及び耳栓・アイマスク群は、程度は異なるがどちらも睡眠の質を改善させ、特にメラトニンにおいて向上した」と対外公表している。メラトニンは睡眠成績に優れているだけでなく、使いやすいという点でも4群の中で秀でていると考えられるが、より大規模な患者グループでさらなる研究が必要とされる、と同氏は補足した。

今回の結果は、被験者が健常成人であったため、入院患者に限定されるものではない。ニューヨークなどの都市部で上階の隣人の騒音の下で生活する人や、時差ぼけ又は不眠症で眠れない人にもメラトニンは有益であると考えられる。米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、メラトニンは短期的服用する分には大半の成人において「安全である可能性が高い」とし、長期的服用で「安全である可能性がある」としている。長期的服用は副作用を招く可能性があるため、メラトニンを使用する前に医師に相談するのが望ましい。

出典:Huang HW、Zheng BL、Jiang Lの各氏ら執筆による研究表題「健常者における模擬集中治療室環境下の夜間睡眠中の経口メラトニンと耳栓・アイマスクによる影響:ICU睡眠遮断に対する有望な戦略となり得るのはどちらか」救急医学2015年


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