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2011-10-18

ソース(記事原文):エイズビーコン

成人および青少年のHIV感染患者に対する抗レトロウイルス療法の最新ガイドラインをHHSが発表

エイズビーコン(2011年10月18日) ― キエリン・グラハム(Kieryn Graham)著

米国保健福祉省(United States Department of Health and Human Services : HHS)は、「成人および青少年HIV感染患者における抗レトロウイルス薬の使用に関するガイドライン(Guidelines for the Use of Antiretroviral Agents in HIV Infected Adults and Adolescents)」の最新版を発表した。

このガイドラインには、これまで治療を受けたことがない(抗レトロウイルス薬の投与歴がない)HIV感染者を対象とした、初回併用療法に関する最新情報が含まれている。

このガイドラインによれば、さまざまな抗レトロウイルス療法が、「好ましい」治療法、「その他の好ましい」治療法、「選択可能な」治療法に分類される。「好ましい」治療法は、抗レトロウイルス療法を開始するほとんどの人に対し、最善の治療法として推奨されている。

「その他の好ましい」治療法は、効果的ではあるものの、「好ましい」治療法と比べると潜在的なデメリットがある。「選択可能な」治療法については、HIVの活動量は減少させるが、有効性に関して大規模な臨床試験のデータが不足しているか、または副作用が比較的強い、もしくは薬物相互作用の可能性がある。

このガイドラインは、HIV治療に従事する人達が、米国においてHIV陽性の成人および青少年を治療する際に使用するためのものである。ガイドラインの前回の更新は1月であった。

HIV陽性患者に開始する抗レトロウイルス療法について、最新情報を以下にまとめる。

非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)をベースとした治療法

最新ガイドラインには、未治療患者の初回治療におけるNNRTIベースの選択肢として、「その他の好ましい」分類にエデュラント(リルピビリン)が記載されている(エイズ・ビーコン(AIDS Beacon)の関連ニュースを参照)。この薬は、米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration)によって5月に承認された。

また、薬物相互作用、薬剤特性のほか、腎臓や肝臓に障害がある人の推奨用量に関するガイドラインの表にも、エデュラントの情報が加えられている。

さらに最新ガイドラインでは、抗レトロウイルス療法を開始する患者に対するビラムン(ネビラピン)ベースの治療法はすべて、「選択可能」に分類が変更された。これまで、ビラムンとジドブジン/ラミブジン(コンビビル)の組み合わせは「その他の好ましい」治療法に分類されており、一方ビラムンとエプジコム(アバカビル/ラミブジン)、ビラムンとツルバダ(エムトリシタビン/テノフォビル)の組み合わせは、「選択してもよいが注意が必要な」治療法に分類されていた。

プロテアーゼ阻害薬をベースとした治療法

ノービア(リトナビル)との併用で効果が高まるプリジスタ(ダルナビル)とエプジコムの組み合わせは、今回、「その他の好ましい」治療法として最新ガイドラインに記載されている。これまで、この組み合わせは「選択可能だがさらにデータが必要な」治療法として記載されていた。

リトナビルを併用しないレクシヴァ(ホスアンプレナビル)での治療については、プロテアーゼ阻害薬をベースとしたその他の治療法と比べて効果が低いことから、未治療患者に対する治療選択肢として、プロテアーゼ阻害薬の一覧にはもはや記載されていない。さらに、レクシヴァを服用中にウイルス学的失敗(抗レトロウイルス薬によってHIV複製のコントロールができないこと)が認められた患者は、プリジスタへの耐性が生じる恐れがある。

アイセントレスをベースとした治療法

最新ガイドラインは、アイセントレス(ラルテグラビル)とエプジコムの組み合わせについて、その分類を「その他の好ましい」治療法に変更している。この組み合わせは、これまでは「選択可能だがさらにデータが必要な」治療法に分類されていた。

2種ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NRTI)のオプション

最新ガイドラインでは、ジドブジン/ラミブジンの2種NRTIは「選択可能な」オプションとして記載されている。ジドブジン/ラミブジンは、これまで「その他の好ましい」オプションとして記載されていたが、この2種NRTIと関連する副作用はツルバダやエプジコムのものよりも強いこと、また1日2回の投与が必要なことから分類が変更された。ただし、抗レトロウイルス療法を受ける妊婦の場合は、HIVの母子感染を避けるため、引き続きジドブジン/ラミブジンが「好ましい」2種NRTIである。

ジダノシン(ヴァイデックス)とエピビル(ラミブジン)の併用は、臨床試験のデータが最も少なく、他の2種NRTIのオプションと比べて副作用が多いことから、初回治療における2種NRTIのオプションとしてはもはや記載されていない。

ガイドライン作成者らは、この最新ガイドラインの中で、エプジコムとトリジビル(ジドブジン/ラミブジン/アバカビル)の成分でもあるザイアジェン(アバカビル)は心臓発作のリスクを高める可能性があると指摘しているが、この関連性は決定的ではないという指摘もしている。


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