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2012-12-08

ソース(記事原文):イグザミナー

抗けいれん薬が妊娠悪阻に苦しむ女性の妊娠継続に役立つ

イグザミナー(2012年12月8日)― 12月7日に発表されたバッファロー大学(University of Buffalo)のプレスリリースによると、妊娠中に1部の女性が経験する、重度で難治性の吐き気および嘔吐を抑える薬であるガバペンチン(gabapentin)の効力の予備調査を実施した同大学神経学助教授の研究のおかげで、例えばケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Kate Middleton)などの妊娠悪阻に苦しんでいる女性の救済が、近い将来手に入るかもしれない。

妊娠悪阻を治す現在唯一知られている方法は妊娠中絶であるので、重症例では、症状のせいで妊娠中絶を求める女性もいる。

ガバペンチンは、通常、発作と神経系の痛みの治療に使われている薬である。

バッファロー大学医学及び生物医科学部(the UB School of Medicine and Biomedical Sciences)の神経学助教授トーマス・グッツーゾ・ジュニア(Thomas Guttuso Jr.)医師は、以前、化学療法を受けているがん患者におけるガバペンチンを研究し、ガバペンチンが化学療法による吐き気や嘔吐を抑えることを見出している。

「従来の抗嘔吐薬による治療が効かなかった患者の、化学療法に伴う吐き気や嘔吐の治療に、ガバペンチンが非常に効果的であるように思われたので、私は妊娠悪阻(ひどいつわり)の治療にこの薬を使用することに興味を持つようになった」とグッツーゾは言う。抗嘔吐薬とは、吐き気や嘔吐を治療するために現在承認されている薬である。

2010年に、グッツーゾはアーリー・ヒューマン・デベロップメント(Early Human Development)というジャーナルに、ウエスタンニューヨークの7人の女性が参加した非盲検の予備研究の結果を発表した。この研究は妊娠悪阻の治療におけるガバペンチンの安全性、忍容性および有効性を検討したものである。

「被験者が非常に迅速に反応したのを見て、本当にエキサイティングだった」とグッツーゾは述べている。

被験者全員、それまで他のどんな抗嘔吐薬を服用しても改善が見られなかった。

「だが、ガバペンチンの使用を開始すると、被験者は全員劇的な改善を見せた」とグッツーゾ。

「最初に錠剤を服用してから2時間以内に、ほとんどの患者は気分がはるかに良くなり、再び飲食できるようになった患者もいた。それはかなり驚くべき結果だった」

「研究は、ガバペンチン治療の2週間後に、7人の女性に吐き気の減少が平均80%、嘔吐の減少が94%見られ、正常に近いレベルで飲食できるようになったことを示した」とグッツーゾは述べている。この研究が発表された後、グッツーゾは、妊娠悪阻があるがガバペンチンを服用して悪阻が大きく緩和した女性を5人以上見てきた。

被験者は平均的に妊娠中期頃までガバペンチンを服用する必要があったが、そうすれば再発なしに吐き気や嘔吐の防止が可能であった。

ガバペンチンの潜在的な懸念の一つは、バッファロー大学の研究における患者に生まれた新生児のうち、2人が先天性の欠陥を持っていることが分かったことであった。その結果、米国食品医薬品局(FDA)は2011年4月、妊娠中のガバペンチンの使用に関する更なる安全性データが入手可能になるまで本研究を臨床試験差し止めとした。

2012年5月までに、いくつかの妊娠登録や他の研究が、妊娠早期にガバペンチンを服用していた女性に生まれた乳児合計258人のうち先天性欠陥の率は、一般集団における先天異常の割合とほぼ同じであったことを報告した。これらの所見を確認した後、FDAは臨床試験差し止めを解除し、グッツーゾのガバペンチンの妊娠悪阻に対する効果についての研究は再開可能となった。

小規模な予備研究の結果は非常に有望であったが、グッツーゾは、ガバペンチンが本当に妊娠悪阻に効果的であるかどうかを確認するため、より多くの患者を対象としたプラセボ対照試験を行う必要があることを強調している。「エビデンスは今のところまだ非常に暫定的だ」とグッツーゾは述べている。

来年早々、グッツーゾは、バッファロー大学とロチェスター大学(University of Rochester)の両方に登録場所をもつ研究を支援するため、米国立衛生研究所に新しい助成金の申請を提出する予定である。グッツーゾは研究の資金が得られることを期待している。

「現在妊娠悪阻に対する有効な治療法が存在しないため、これは本当に行う必要がある研究だ」とグッツーゾは述べている。「女性は、いつまでも続く吐き気や嘔吐による脱水のため、結局は点滴を受けに病院に通い続けなければならない」

グッツーゾはウエスタンニューヨークの神経科医でありバッファロー大学の教授であるが、パーキンソン病などの運動障害のある患者を主に専門とした診療をしている。閉経後の女性のホット・フラッシュの治療にガバペンチンが有効であるようだということをたまたま見出し、ガバペンチンに興味を持つようになった。その後すぐに、化学療法を受けている乳がんの別の患者が、グッツーゾに、ガバペンチンが化学療法に伴う自分の吐き気や嘔吐を完全に解決したようだと伝えた。

多くのがん患がガバペンチンで吐き気や嘔吐を著しく改善させたのを見て、グッツーゾはガバペンチンを妊娠悪阻に苦しむ患者に試すべきだと考えた。そこで、グッツーゾは何人かのバッファローの産科医と提携し、妊娠中の女性を対象に予備研究を行った。

「これらの女性がどんなに気分が悪く不自由になり得るか、多くの人が理解していないと思う」とグッツーゾは述べている。グッツーゾは、この症状がある女性の15%が、本当に子どもを産みたいと思っているにもかかわらず、結局中絶してしまうことを指摘している。

「最も症状が深刻な妊婦は、最後には中絶するが、良くなる希望がないからだ」とグッツーゾ。「中絶が、現在妊娠悪阻の唯一の効果的な治療法だ。これらの女性は非常に吐き気が強く、しばしば15~30分ごとに吐き気を催し、一日中、多くの場合夜も続く」。

グッツーゾの小規模な予備研究に参加した女性のうち、二人は中絶を計画していた。そのうちの一人は、絶望の末に、翌日に中絶を予定していた。その女性がガバペンチンを試すと、症状が和らぎ、出産まで妊娠を続けることができた。それ以降、その女性は妊娠中にガバペンチンを服用すればその間軽度かつ稀な吐き気や嘔吐のみとなるので、2人目の健康な子供を産むことができた。

「この研究は妊娠悪阻に苦しんでいる多くの女性を救済する大きな可能性を秘めていると思う」とグッツーゾは述べている。


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