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2011-05-18

ソース(記事原文):テレグラフ

標準的な抗鬱薬と同程度に有効な体内時計作用薬

テレグラフ(2011年5月18日)―「体内時計」調整作用を有する、ある薬剤は鬱病に対する新薬であるが、その有効性は標準的な治療法に匹敵すると研究者らは信じている。

衛生部記者マーティン・ベックフォード(Martin Beckford)

アゴメラチンを服用している患者は従来の薬剤を服用した患者と比べて、よく眠れるようになり副作用も少なかったと研究者らは主張している。

アゴメラチンにこれほどの効果があるのは、臨床的抑鬱患者では概日システムとして知られる体内時計が乱れていることが多く、これが抑鬱症状を悪化させているからだという。

水曜日にランセット誌(the Lancet)オンライン版に掲載される論文で、シドニー大学のイアン・ヒッキー教授(Ian Hickie from the University of Sydney)とセントラルクイーンズランド大学のナオミ・ロジャーズ助教授(Naomi Rogers from Central Queensland University)は、こう書いている。「副作用と安全性プロフィールに関して有望な結果が得られたことと、抑鬱エピソードと抑鬱エピソードの間の時期の概日リズムを回復させる効果があることから、この薬剤は重度の鬱病や、それ以外の大気分障害の一部を管理する上で、独自の地位を占めるかもしれない。アゴメラチンは鬱病の気分症状だけでなく、概日リズムや睡眠-覚醒に関する症状にも働きかけているように思われ、これが有効性の一助となっている可能性がある。アゴメラチンは現在、欧州連合、米国、オーストラリアで承認されており、鬱病と、それ以外の気分障害の治療法における重要な前進を象徴している。」

標準的な抗鬱薬は、セロトニンという脳内化学物質の量を増やす作用を持ち、患者の気分に影響を及ぼす。しかしこれらの抗鬱薬の使用は吐き気を起こしたり、性衝動の喪失につながることがある。

一方アゴメラチンは、体内時計を調整するメラトニンというホルモンを標的にして効果を発揮する。

研究者らはアゴメラチンが鬱病患者の気分を改善する効果は従来の薬剤と同程度であることを発見したが、それに加えてアゴメラチンは寝付けないとか、夜中に目が覚めるとか、日中疲れを感じることの多い患者にも有効である。

この論文の著者はこう述べている。「短期的にはアゴメラチンはベンラファキシンやフルオキセチン[プロザック]、セルトラリン[ゾロフト]と同様の抗鬱効果を示します。そして長期的には、アゴメラチンを投与した患者群では偽薬群と比較して鬱病の再発率が低くなりました(24パーセント対50パーセント)。アゴメラチン群の患者は睡眠の質が上がり、いったん眠ったら夜中に目が覚めることが減ったと報告しています。アゴメラチンはセロトニン量を増やしませんので、他の多くの抗鬱性化合物に特徴的によく見られる、消化管や性衝動、代謝系への副作用が少ない可能性があります。」

イングランドにある治療合理化機関(Nice:英国国立医療技術評価機構)は、アゴメラチンを鬱病患者の治療に推奨できるかどうか評価しているところである。


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