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2012-02-18

ソース(記事原文):ヘルス・ジョッキー

昔ながらの抗生物質で結核を治療できる可能性

ヘルス・ジョッキー(2012年2月18日)― 副鼻腔感染症の治療に抗生物質は無効であると最近主張された。

一方、インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の専門家らが実施した今回の分析では、昔ながらの抗生物質が結核の治療に使える可能性のあることが明らかにされた。

この研究チームによれば、結核の主な原因因子は、MMP-1と呼ばれる酵素であり、結核患者において高用量が生成されるという。この酵素は見たところ肺組織の破壊を引き起こす原因となる。テンジクネズミを用いた今回の研究で、ドキシサイクリンという薬剤により前述の酵素の生成が阻止されるように思われることが、同研究者らによって見出された。

「ドキシサイクリンは安価かつ安全であり、開発途上国でも広く入手可能であることから、医療資源の乏しい環境でも使用できるような新たな結核治療として役立つ可能性がある。 これまでの結果は有望であるものの、ヒト細胞と動物モデルでしか検討されていない。今回の分析を主導したインペリアル・カレッジ・ロンドン医学部ポール・エルキントン(Paul Elkington)博士は「ドキシサイクリンが患者における結核を治療するのに有効であるのかどうかを検証するため、臨床試験を早々に実施したい」としている。

今回の試験結果は液体培地にて証明された。ドキシサイクリンの割合が培地内で増加するにつれ、細菌濃度は減少した。同研究者らによれば、同剤は抗生物質として約40年間使用されているもので結果は意外であるが、結核に対する同剤の効果が今回発見されるに至った。結核治療薬に対する耐性菌が出現していることを考えると、結核を治療するための薬剤がより多く必要となる。

本研究は米国胸部疾患学会学会誌(American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine)に掲載されている。


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