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2007-08-01

ソース(記事原文):BBCヘルス

月経前症候群(PMS)

月経前症候群とは、生理(月経)前、定期的に発現するが、出血が始まると収束する、心身の症状に与えられた名称。女性の三人に一人が影響を受ける病状として広く認められている。

 

どんな症状があるのか?

PMSと関連した症状は150以上あり、個々の女性の症状も月ごとに変化する。

もっともよくある症状は、次のようなものである:

・抑うつ、興奮
・乳房の圧痛
・体液鬱滞(水分貯留)、膨満感
・神経過敏、気分変動
・頭痛
・肌や毛髪の変化

これらの症状によって生活をひどく乱されてしまう女性がおり、生理前、最長で二週間続くことがある。

 

何が原因なのか?

PMSのはっきりした原因は知られていない。しかし、生理の周期中に生じるホルモン値の変化と関係していると考えられている。

化学物質のセロトニン値が低い女性は、特にプロゲステロンというホルモン値に対して良く反応することが分かっており、これがPMSの各症状を引き起こしていると考えられている。

 

どのような女性が影響を受けるのか?

あらゆる年齢の女性がPMSに悩んでいるが、以下のような時、症状がより重くなる場合がある。

・産後
・三十、四十歳台
・ストレス時

PMSは、女性の生殖可能時期の最初と最後、つまり、思春期の頃と閉経前にひどくなることがよくある。

 

どのような治療法があるのか?

もしPMSの症状に見舞われていると思ったら、症状の日記をつけることが役立つだろう。そうすれば、症状のパターンやありうる要因を特定できる。

塩分、脂肪、カフェインが少なく、食物繊維の多い食事を心がけ、控えめな分量の食事を規則的に摂ることが有益である。また規則的な運動や休息のための時間を確保しよう。

PMSに対して、ビタミンB6、ビタミンE、ガンマリノレン酸(GLA)、カルシウム、マグネシウムはすべてお奨めである。女性の多くがそれらの有効性を認めているが、研究結果はまちまちとなっている。マツヨイグサ、スターフラワー(GLAを含有)のような花精油もまた、PMSに悩ませられている人々に支持されている。

もしこれらの簡単な方策がうまく行かないとすれば、かかりつけの医師にアドバイスをもらうことができる。避妊薬かプロゲストゲンのどちらかが役立つと、医師らはホルモン療法を奨めるだろう。

鬱病や不安を治療するのにしばしば用いられる抗鬱薬の一種である、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)も処方されるだろう。

さらに治療法として可能なものに関する情報については、全米月経前症候群協会が提供してくれるだろう。

 

子宮摘出とPMS

PMSに効果的だからという理由で、ときどき、子宮摘出の際に卵巣摘出をすすめる医者がいる。しかし、これについては賛否両論がある。

卵巣摘出はかなり思い切った行為で、閉経に至っていない女性に閉経をもたらし、数年間ホルモン補充療法(HRT)を受けないかぎり、骨粗しょう症のリスクを増やす。またHRTには、それなりのリスクがある。

子宮摘出時に卵巣を摘出しない女性は、卵巣が閉経までホルモン周期を続行させるため、たとえ生理がないとしても、PMSの症状から逃れることはないだろう。

 

この記事は2007年8月、医学的な観点から、トリシャ・マクネイアー博士(Dr Trisha Macnair)によって査読された。


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