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2013-03-27

ソース(記事原文):メディカル・エキスプレス

母親が免疫抑制剤を服用しても授乳に問題なし

メディカル・エキスプレス(2013年1月24日)― 薬物療法ニュース

米国腎臓学会誌(CJASN)先行公開版に掲載された研究によれば、免疫抑制剤タクロリムスを服用している女性では、授乳しても乳児の薬物量が増えることはないので心配に及ばないという。臓器移植を受けたことがあるか、その他の理由で同剤を服用している若い女性にとって、本結果は朗報である。

これまでは母親から乳児に薬剤が伝わると考えられており、発育中の乳児の免疫系が抑制されるのではないかという理由から、タクロリムス服用中の女性は授乳しないようアドバイスされてきた。母乳育児には多くの有益性がある一方、タクロリムス服用時の授乳の安全性についてはあまり知られていない。

ロンドン大学キングス・カレッジMRCP(イギリス内科学士院会員)のケイト・ブランハム(Kate Bramham)氏らは、母乳を通じて乳児に伝わるタクロリムスの量がどの程度であるのか特定することを試みた。妊娠中および授乳中にタクロリムスを服用していた女性14人と、その子供15人(うち11人は母乳のみで育てられた)を評価した。

主な結果は以下の通りである:

・タクロリムスを服用している母親から生まれた乳児は、出生時における血液中の薬物濃度が高かったが、これは胎盤を通じて伝わったことが原因とみられる。しかし、肝臓を介して薬剤が排出されると濃度は下がった。
・母乳で育てられた乳児と人工乳で育てた乳児では、同剤を排出する速度が同じであった。ほとんどの乳児が同剤を2週間以内に排出した。
・タクロリムス服用中の母親由来の母乳には、極めて低濃度の薬剤しか含まれていなかった。(母親の体重1kgあたりのタクロリムスに相当する用量を乳児に投与するとすれば、1日あたり約150リットルの母乳を飲ませる必要がある)

ブランハム氏は「今回の試験から、授乳により薬物濃度は有意に上昇しないことが示されている。タクロリムスの安全性については、さらなる試験が必要とされるが、今回の結果は母乳育児を望んでいる女性がそれを控える必要のないことを示唆するものと考えられる」と述べている。また「特に未熟児において、母乳の微量摂取における利益と、理論的な不利益とを比較検討する必要がある」と補足した。過去に腎移植を受けた女性が早産になる可能性の高いことは特筆すべき点である。


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