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2004-03-16

ソース(記事原文):BBCニュース

熱帯病撲滅キャンペーンに、大きな期待

世界で一番おぞましく外観を損ない、生活に支障をきたすほどの障害を引き起こす熱帯病。その一つを撲滅させるキャンペーンによって、わずか4年の間に、8000万人が治療を受けた。

世界保健機関(WHO)の象皮病プログラムは、もっとも迅速な地球規模の公衆衛生キャンペーンとして大きな期待が寄せられている。象皮病は、腕、足、生殖器を肥大させるが、簡単な2種類の混合薬を一年に一回処方するだけで防止できる。

象皮病は少なくとも37カ国において大きな問題となっているが、この新たな取り組みであるキャンペーンによって、その指導者らは、その脅威が大きく減少すると見込んでいる。

推定では、撲滅キャンペーン開始以来、薬品を投与された人々のうち3000万人が子ども。全体では、熱帯諸国80カ国の10億人が象皮病のリスクにさらされており(リンパ系フィラリア症(LF)としても知られる)、1億2000万人が実際に感染していると見られている。多くの流行地域では、4~6歳の子どもの25%が感染しているが、早期症状(ダメージ)は発現せず、LFの直接の兆しはいっさい見えない。

象皮病は、顕微鏡でしか見えない(ほど小さい)寄生虫が体内のリンパ系に侵入することが原因。感染は、蚊が人の血を吸って広がる。寄生虫はいったん血流中に入ると4~6年は生き延び、何百万のミクロフィラリアを産み、この微小な幼虫は血中を循環する。

LFの感染は、アルベンダゾールという医薬品と、2つの他の医薬品イベルメクチンかDECのどちらかを投与して防ぐことができる。研究によって、この2つの医薬品の組み合わせが、処置後まる一年間はミクロフィラリアを血中から除去するのに99%まで効果的であることが分かっている。アルベンダゾールは、グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)社が無償で提供している。

同社最高経営責任者であるジャン・ピエール・ガルニエ(JP Garnier)氏は、「象皮病のサイクルを破るのに、約20年はかかると見ている。だが、われわれが生きている間に、この恐ろしい病気の完全な撲滅が実際的であるという裏付けをもっている」と述べた。

リバプール熱帯医学学校(Liverpool School of Tropical Medicine)の熱帯病専門家である、デビッド・モリヌー博士(Dr David Molyneux)によると、LFは、西洋諸国において、長期にわたって繰り返し蚊に刺されることによってのみ症状が発現するのが普通であるため、ほとんど知られていなかったという。

モリヌー博士は、「結果的に、象皮病は、先進国の政治家らによっておおむね無視されていた。これはもっとも貧困な人々を襲う病気だ。結核、HIV、マラリアのような病気は、細菌やウイルスの耐性が生じており、これらの突然変異の先を行くことが、医療の挑戦の一部となっている。だがLFは、寄生虫の成長が遅く、多くの理由から、薬への耐性を生じることが少ないため、撲滅という目標は現実的である」と語った。


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