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2010-05-05

ソース(記事原文):サイエンスデイリー

男性の肥満と低テストステロン値が関連、研究で明らかに

サイエンス・デイリー誌(2010年5月5日)
肥満は心臓病と糖尿病に関連する病状として知られるが、他の健康問題とも関連があることが最近明らかになった。低テストステロン値、つまり男性にのみ見られる症状である。

糖尿病専門誌『ダイアビーテス・ケア』に先だってインターネットで公表されたニューヨーク州立大学バッファロー校の内分泌学者らの研究結果で、男性性機能低下(HIM)研究の研究対象で肥満患者の40%が通常の数値よりも低いテストステロン値を記録していることが明らかになった。

また、糖尿病を患っている男性肥満患者の場合、テストステロン値が通常より低い割合は50%にも上る。研究結果はBMI指数(体重÷身長の2乗)が上がるとテストステロン値が低下することも明らかにしている。

バッファロー校の内分泌学専門家で、この研究の筆頭著者であるサンディープ・ディンサ医学博士は「糖尿病がテストステロン値を低下させるように、約9kgの体重増加でテストステロン値が低下するという同様の現象がみられます」と語っている。 

さらに、ディンサ医学博士はこう付け加えている。「アメリカの人口の約3分の1が肥満という事実を考えると、この研究は病態生理学、臨床、疫学、そして公衆衛生にとって大きな意味を持つ研究です。」

この研究は肥満と低テストステロン値の関連を調べた研究の中では最大規模であり、肥満男性、糖尿病男性、肥満と糖尿病を両方患っている男性の低テストステロン値の有病率を別々に調査し、比較した初めての研究である。研究結果は肥満と糖尿病がそれぞれテストステロン濃度に影響を及ぼしている可能性を示している。

「私たちは、2004年に2型糖尿病患者の男性の低テストステロン値の割合が高いことについて研究を発表しました。世界中で行われた複数の研究結果が低テストステロン値と糖尿病の関連を証明しています」とディンサ医学博士は付け加える。

「内分泌学会は2型糖尿病患者の男性全てにテストステロン濃度の測定を行うことを推奨しています。私たちの新しい研究では、肥満の男性はテストステロン値が低下する率が非常に高いことが明らかになっています。医師は糖尿病患者でない肥満の男性のテストステロン値が低下していないかどうかも確かめるべきです。」

男性性機能低下(HIM)研究は医薬品会社のソルベーが資金提供し、2003年11月から2004年2月の間にアメリカ全土、95のプライマリ・ケア診療所を対象に行われた。研究対象となったのは、血液サンプルをテストステロン濃度検査のために提出した45歳以上の2165人の男性 である。

バッファロー校の研究者は、BMI のデータが無い参加者や、テストステロン値に影響を与える可能性のある特定の医薬品を常用している参加者を研究対象から外した。最終的な研究対象は1849人、うち398人が糖尿病患者、1451人が非糖尿病患者である。

バッファロー校の内分泌・糖尿病・代謝研究部門と、非営利医療機関カレイダ・ヘルスの代表であり研究の主席著者であるパレシュ・ダンドナ医学博士は、「アメリカだけでなく世界中で肥満率が上昇しているので、肥満男性のテストステロン値低下率を明らかにすることは緊急な重要課題です。さらに、肥満が低テストステロン値にどれだけ影響を与えているのか調査すべきである」と語っている。

さらに、ダンドナ博士はこう付け加えた。「肥満の男性は、肥満でない男性と比べてテストステロン値が低い、そして肥満であるか否かに関わらず糖尿病患者は、非糖尿病患者よりも低テストステロン値が頻繁に見られると仮説を立てました。」

研究結果はこの仮説を裏付けている。肥満でない男性と比べると、肥満男性でテストステロン値が低い人の割合は40%高かった。肥満であるか否かに関わらず糖尿病患者の男性は、非糖尿病患者よりもテストステロン値が低いことも明らかになった。この結果は異なる体重層でも同様であった。また、糖尿病患者・非糖尿病患者の両方が、BMIの増加に伴って、テストステロン値が著しく低下する現象が見られた。

「最近は若い世代の間でも肥満が増加しており、生殖可能期間全盛期の男性を対象に同様の研究が行われるべきだ」とダンドナ医学博士は語っている。

バッファロー校の内分泌学者らは2008年に『ダイアビーテス・ケア』に、18歳から35歳までの2型糖尿病患者のうち50%以上の患者のテストステロン値が通常よりも低いという研究結果を発表した。

テストステロン値が低下しやすいとされる肥満患者と糖尿病患者は、テストステロン濃度を定期的に測定すべきである。特に肥満と糖尿病両方を患っている患者はなおさらである」とダンドナ医学博士は語った。

バッファロー校のディンサ医学博士、ダンドナ医学博士に加えて、ドナルド・E・メイガー薬学博士、フサム・ガニム博士、エジェイ・チョードリ医学博士が研究に参加した。また、医薬品会社ソルベーからセシリア・L・マクウィーター氏とマイケル・G・ミラー薬学博士が研究に貢献した。

この研究は資金提供無しで行われた男性性機能低下(HIM)研究である。ディンサ医学博士とダンドナ医学博士はアメリカ糖尿病協会から研究資金の支援を受けた。また、ダンドナ医学博士の研究はアメリカ国立衛生研究所(NIH)の支援を受け行われた。


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