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2011-11-04

ソース(記事原文):FoxNews.com

男性更年期の治療方法

FoxNews.com(2011年11月4日)― デイビッド・サマディ(David B. Samadi)医師著

低テストステロン値の男性を治療すべきかどうかの見方は、ここ数年大きな議論になっている。

この議論はテストステロン治療のリスクと利益に関連するもので、データからは加齢に伴う男性の血清総テストステロン値の低下が明確に示されている。我々の研究によると、総テストステロン値は、20代で低下し始め、年に0.4~2.6%の割合で徐々に減少する。

60歳以下の一般人口集団のうち20%がテストステロン欠乏症といわれる。この統計を耳にした人は、これほど高頻度に生じるものなら、なぜもっと早くに治療しないのだろうかと疑問を抱くかもしれない。

こうした疑問への回答はかなり複雑なものであり、未だ臨床的に定義されていない。一方、多くの医師は、血清テストステロン値の上昇が転移性前立腺癌につながりうるとの教えを過去に受けていることから、テストステロン療法を処方することに消極的である。この見解は1942年に遡るもので、ハッギンスとホッジズという研究者らが、低テストステロン(<50ng/dL)と、転移性前立腺癌の低発症率との間の相関を発見したことによる。この研究が標準治療に導入されて以来、前立腺癌細胞の増殖/分裂を誘発するのを恐れて、医師らはテストステロン欠乏症の治療から離れていった。

しかし、ハッギンスとホッジズが出した元データではテストステロン治療と、前立腺癌の発症・再発リスクの増加との間に正の関連を示し得なかった点について、近年行われた研究によって疑問視されている。現に、それらの研究は、前立腺癌に対する前立腺全摘除術、密封小線源治療、放射線のいずれかの治療を行った後に、テストステロン欠乏症を治療するためのテストステロン療法を受けた男性を対象として検討されたものである。

テストステロン療法を受けた男性患者は、悪性度の低い前立腺癌を有しており、転移は証明されていない点に注目すべきである。再検討した9件の試験のうち8件は、テストステロン療法の存在下で、著しい癌再発は示されなかった一方、アンドロゲン除去療法へのプラス効果が認められた。

今後、低テストステロンの病態と治療法についての十分な説明に基づく治療法の決定の際に、1942年のハッギンスとホッジズによる研究から学んだことに加え、近年の研究も考慮に入れる必要がある。一般的な男性更年期症状には、ホットフラッシュ、疲労、体重増加(特に胴回り)、抑うつ状態、記憶力の衰えなどがある。さらに、テストステロン欠乏症と、高コレステロール・糖尿病・骨粗鬆症との間の正の相関が確立されており、テストステロン欠乏症に対する治療のリスクと利益について再び比較検討することが医療専門家らに求められる。

テストステロン療法には複数の治療選択肢があるので、患者自身にとっての最良の方法を担当医と話し合う必要がある。現在利用可能な治療には、経皮的ゲル剤/パッチ剤5mg(1日1回)、筋肉内注射200mg(2週間ごとに1回)、または長期的治療となる皮下植込み剤(皮膚の下に植え込む粒剤)450~900mg(3~6ヶ月ごとに1回)がある。治療目標は、総テストステロンおよび遊離テストステロンの「自然な」生理的濃度を再度確立することにある。テストステロン値を詳細に観察するほか、エストロゲンやジヒドロテストステロンなどの他のホルモン値を評価し至適濃度であることを確かめる必要がある。

結論として、女性と同様に男性も加齢に伴いホルモンの変化を生じ、不快な症状や気分の変動を起こす。1942年にハッギンスとホッジズが行った悪評のある研究が原因で、近年の論文で報告されている内容に関係なく、多くの医師がテストステロン療法を行うのを躊躇している。とはいえ、現時点でのテストステロン療法に対する禁忌は、高悪性度(転移性)前立腺癌、乳癌、血液疾患(赤血球の増加原因となるもの)の既往歴だけである。ホルモン療法の対象となる人は、担当医と複数の治療選択肢について話し合うことが重要である。

治療を受けることを決めた場合は、病状の変化を観察するため、年1回の指による直腸診とPSA(前立腺特異抗原)検診を受けるのを忘れないようにする。


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