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2014-05-02

ソース(記事原文):精神医学ニュース

抗精神病薬による体重増加の治療にメトホルミンが役立つ可能性

精神医学ニュース(2014年5月2日) ― ジョーン・アーハートレイチェル(Joan Arehart-Treichel)著

体重増加を抑えるメトホルミンの効果はそれ程大きくないが、抗精神病薬に伴う体重増加やその関連症状を生じるリスクのある患者にとって、メトホルミンが重要な併用薬となる可能性がある。

新たなメタ分析で研究者らが明らかにしたところによると、メトホルミンは抗精神病薬の使用に伴う体重増加を阻止する最も有効な薬剤選択肢とみられる。

メトホルミンは、2型糖尿病患者における糖耐性を改善させるための血糖降下薬である。

主任研究者は慶応義塾大学医学部(東京都)の内田裕之氏である。この研究結果は米国精神保健研究所発行紙「スキゾフレニア・ブレティン(Schizophrenia Bulletin)」3月17日号オンライン版で発表された。

抗精神病薬による体重増加は管理が困難なことが多く、こうした体重増加を抑えるには併用薬を用いるのが妥当な選択肢とみられることから、このテーマに関する科学論文を同氏らが分析し、体重増加を改善し得る薬物療法を特定した。

2013年11月までに発表された論文で、抗精神病薬によって生じた体重増加に対する19種類の治療法を評価した試験40件の結果を統合した。主要評価項目は体重変化とした。副次的評価項目は、臨床的に意義のある体重変化、空腹時血糖値、 ヘモグロビンA1c、空腹時インスリン値、インスリン抵抗性、コレステロール値、およびトリグリセリド値とした。

同氏らによると、メトホルミンは、抗精神病薬による体重増加を阻止する目的で、最も徹底的に研究された薬剤である。また、本剤は検討対象となった薬剤の中で最も有効性が高いように思われ、プラセボ投与患者と比較して平均3.17 kgの体重減少がみられた。

抗精神病薬による体重増加を阻止するために、アリピプラゾール、レボキセチン、またはトピラマートを投与した患者の場合も、プラセボ投与患者と比べて有意な体重減少を認めた。具体例として、3件の試験で、体重調節薬としてのアリピプラゾールによる上乗せ効果が報告された。平均体重差はプラセボと比較して2.13 kgの減少がみられた。

さらに、メトホルミンと抗糖尿病薬ロシグリタゾンは共にインスリン抵抗性を改善させた一方、アリピプラゾールとメトホルミンは血液脂質を減少させた。

「薬剤以外の方法だけでは不十分な場合や、抗精神病薬を体重への影響が少ない薬剤に切り替えることが不可能な場合、統合失調症における抗精神病薬に起因する体重増加やその他の代謝障害を抑えるための薬物介入で、第一選択薬としてメトホルミンを併用投与することが、今回の文献から支持される」と内田氏らは結論付けている。

メリーランド大学(University of Maryland)メリーランド精神医学研究センターの責任者で統合失調症専門医のウィリアム・カーペンター(William Carpenter)博士は、精神医学ニュース(Psychiatric News)宛てに本研究に関して次のようにコメントした。「統合失調症はメタボリックシンドロームを併発しやすく、寿命を縮めることが憂慮される。代謝異常は、統合失調症に関連する症状であり、生活習慣行動リスクや、多くの統合失調症治療薬の副作用によるものでもある。内田氏らは、統合失調症に伴う代謝異常に対処するために薬剤の果たす役割について、臨床医に包括的なレビューを提示している」

メリーランド精神医学研究センターの治療研究プログラム責任者でセンター長のディアナ・ケリー(Deanna Kelly)博士は「統合失調症患者における肥満とそれに係わる代謝への影響は、重大な懸念事項である」と指摘している。「この患者集団における体重増加の抑制および改善は困難であり、行動変容も難しい。今回のメタ分析で得られた数々の証拠で、一部の薬物療法が体重増加を抑制するのに役立つ可能性のあることが示唆される。メトホルミンの体重増加を抑える効果はそれほど大きくないが、体重増加や関連症状リスクを有する多くの患者にとってメトホルミンが重要な併用薬となり得る」

本研究の実施にあたり、外部からの財政的支援はなかった。


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