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2011-11-16

ソース(記事原文):メドページ・トゥデイ

糖尿病治療薬が末期腎不全患者の体重に及ぼす影響に差異

メドページ・トゥデイ(2011年11月16日)― ある治療で体重増加、別の治療では体重減少

チャールズ・バンクヘッド(Charles Bankhead)著

2型糖尿病および末期腎疾患(ESRD)を有する患者に2剤の経口血糖降下薬を投与したところ、同程度の糖尿病コントロールが得られたが、シタグリプチン(ジャヌビア)の場合では体重増加を伴わなかったことが、米国腎臓学会(American Society of Nephrology)総会で報告された。

患者の約30%は、シタグリプチンまたはグリピジド(グルコトロール[Glucotrol])の治療開始から1年後、ヘモグロビンA1c(HbA1c)値が6.5%未満となった。また、シタグリプチン投与患者の44%と、グリピジド投与患者の56%は、あまり厳格でないHbA1c目標値7%未満に達したことが、米国ニュージャージー州ローウェーに在るメルク社のジュアン・カミロ・アルホナ・フェレイラ(Juan Camilo Arjona Ferreira)博士らによって報告された。

54週間にわたる追跡調査中、経時的なHbA1c値の評価により、2剤で同程度のコントロールが維持されたことが示された。

ただし、グリピジド群の患者は体重増加の傾向がみられたのに対し、シタグリプチン群の患者は体重にわずかな減少がみられた。

「2型糖尿病ESRD透析患者に対しシタグリプチン25mgを1日1回54週間投与したところ、投与前と比べ、A1c値および空腹時血糖値に臨床的に意義のある減少が得られ、グリピジド投与で認められた結果と同様である」と研究者らは結論づけた。

「シタグリプチンは一般に忍容性が良好であり、グリピジドよりも、数値的に症候性低血糖の発生率が低く、重篤な低血糖の発生率も低い。シタグリプチンでは体重減少の傾向があったのに対し、グリピジドでは体重増加がみられた」

糖尿病は末期腎疾患(ESRD)の主因となっているが、良好な血糖コントロールにより、2型糖尿病ESRD患者における転帰が改善することが複数の試験で明らかにされている。

しかし、今回の発表の背景によると、腎機能障害患者に禁忌となる薬剤があるため、2型糖尿病を有する透析患者では糖尿病コントロールのための治療選択肢が少なくなるという。

2型糖尿病ESRD患者に対する2種類の血糖降下薬の安全性と有効性を比較するため、129人の患者をシタグリプチン群またはグリピジド群のいずれかに無作為に割り付けた。

グリピジド群の患者は、2.5mg 1日1回で治療開始し、医師の判断で徐々に増量したり、減量したりし、最高用量は10mg 1日2回とした。

シタグリプチンは大部分が未変化体のまま腎臓で排泄されるため、同剤に無作為割り付けされた患者には25mg 1日1回(すなわち常用量の25%)を投与した。

主要評価項目は、基準値(治療開始前)から54週までのHbA1c値の変化と、安全性とした。副次的評価項目は、低血糖の発生頻度と、空腹時血糖値の変化などとした。

対象患者は、平均年齢約60歳、平均肥満指数(BMI)26~27、平均糖尿病罹患年数16年~19年、HbA1cの基準値7.8%~7.9%であった。

患者の約65%~70%に血液透析を施し、それ以外の患者には腹膜透析を行った。患者の約3分の1に心血管疾患、約10%にはうっ血性心不全の既往があった。

主要評価項目の解析により、シタグリプチン群ではHbA1c基準値からの平均低下率が0.72%であったのに対し、グリピジド群では0.87%であったことが示された。両群とも基準値からの有意差がみられた一方、2群間に有意差はなかった。

低血糖が生じたのは、グリピジド群10.8%、シタグリプチン群6.3%で、両群に有意差は認められなかった。また、グリピジド群の7.7%に重篤な低血糖が発現したのに対し、シタグリプチン群には全くみられなかった。

有害事象の発現率は、2治療群で同程度であった。薬剤関連の有害事象はグリピジド群のほうが多かったものの、2群間に有意差はみられなかった。重篤な有害事象は患者の16%~18%に発現し、両群の患者の約8%が有害事象により治療を中止した。

心血管系・心不全の重篤な有害事象も、各群で同程度の割合に発生した。

シタグリプチン群は体重減少の傾向があり、グリピジド群は体重増加の傾向がみられたことから、群間差は約1.36kgとなった。


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