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2008-09-25

ソース原文(オリジナル):ABCヘルスデイニュース

糖尿病性眼疾患に対する治療法

新しい研究(今週のThe Lancetに掲載された)で、高血圧の治療に使用されるカンデサルタンが、糖尿病患者における網膜症発症リスクを抑えること、そして網膜症症状を軽減する事を示す更なる証拠が掲載された。

“臨床医は、現在網膜症を持ってない患者には血糖をコントロールするのが難しい1型糖尿病患者に扱われるカンデサルタン (ブランド名: アタカンデ) の使用を考慮することが望ましいかもしれない”と、ある研究の英国人共著者で、ロンドンのセント・マリーズ (St. Mary’s) にあるインペリアル大学 (Imperial College) 英国王位心肺研究所 (National Heart and Lung Institute) のニッシュ・チャットールヴェディ博士 (Dr. Nish Chaturvedi) は述べた。

血圧を下げる作用のある医薬品は数多く存在するが、2型糖尿病患者(網膜症を患っていると診断され、高血圧の患者)を治療する場合、前述したとおり、カンデサルタンを使用する臨床医もいるだろう。カンデサルタンは、他の抗高血圧剤にはみられない作用があり、それが網膜症症状の改善に寄与しているからである。

およそ95%の糖尿病と診断される患者は、細胞がインスリンへの感受性を徐々に失う2型糖尿病を患っており、2型糖尿病は大抵肥満と関与している。1型糖尿病を患っている人は、全体の糖尿病患者のうち約5%である。1型糖尿病とは、血糖値を調節するインスリンを膵臓が分泌しないことが原因でおこる。

糖尿病性網膜症は失明につながる危険性のある疾患であり、網膜血管の変化と関連している。1型、2型糖尿病両方に最もみられる合併症の一つである。厳格な血糖値管理は網膜症の進行や発症率を減少させる実証済みの唯一の方法であるが、この種の管理を実際に行うことは容易ではない。そして厳格な血糖管理を受けた糖尿病患者だからといって網膜症はいつも食い止められるわけではない。

過去の研究は、カンデサルタンを含むレニン・アンギオテンシン系阻害剤が、網膜症を予防する、又は網膜症の症状を軽減する可能性があることを示した。

最新の研究は2つの試験を合計3つの方法で構成されている。

DIRECT-Prevent 1 (対象は網膜症に罹っている1400人の1型糖尿病患者) 研究では、既存の網膜症を患えている1400人以上の不特定に選ばれた1型糖尿病患者にアタカンデまたはプラシーボを投与。DIRECT-Protect 1試験では1900人以上の不特定に選ばれた1型糖尿病に薬剤またはプラシーボを投与した。

アタカンデを投与された糖尿病患者は、網膜症の発症率が18%低く統計的に有意な境界と見なされている、と研究者が報告した。

DIRECT-Protect 1試験のさらなる分析で判明したのは、アタカンデを服用した糖尿病患者の35%が網膜症の進行が低下したことである。

このような方法でデータを再分析することは、いささか結果を弱体化する、とユニバーシティー・オブ・ロチェスターズ・アイ・インスティトゥート(University of Rochester's Eye Institute) 網膜の専門家のミナ・チャング博士 (Dr. Mina Chung) は指摘したが、 “この研究は、アタカンデの使用にはメリットがある証拠だ”と、彼女 は付け加えた。

DIRECT-Protect 2 (2型糖尿病患者でも網膜症予防) 研究では、軽度から中等度の網膜症を患えている1900人以上の不特定に選ばれた2型糖尿病患者にアタカンデまたはプラシーボを投与した。

ここでもグループ間の病状の進行の差は統計的に無意義であった。アタカンデを使用したグループはプラシーボを使用したグループに対して、病状の改善は34%増加した。

“厳格な血糖値コントロールは糖尿病性網膜症の防止に役立ち、血糖値の厳密なコントロールが、網膜症の予防に繋がる。そして、これは血圧をコントロールする事で得られる効果である事が判明した。” と、テキサスA&M健康科学センター医療大学 (Texas A&M Health Science Center College of Medicine) の外科助教授でありスコット&ホワイト ワコクリニック (Scott & White Waco Clinic) 眼科医の、リチャード W. アリンソン博士 (Dr. Richard W. Allinson) は述べた。

この試験はアストラゼネカと武田薬品工業から資金援助を受けたものである。アストラゼネカは武田薬品工業から許可をえてアタカンデを市販している。


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