デベルザ(トホグリフロジン水和物)20mg

7200 円!! 腎臓でグルコースを再吸収するSGLT2の働きを阻害する新しい糖尿病治療薬!インスリンに直接作用しないため低血糖などの副作用が引き起こされにくいうえ、他薬との併用でより大きな効果も期待できます!

Deberza (Tofogliflozin Hydrate) - 20mg (14 Tablets)

■ 14錠

価格:7200 円

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有効成分

トホグリフロジン水和物(Tofogliflozin Hydrate )

 

製造国

日本

 

製造元

興和創薬株式会社 (Kowa Pharmaceutical)

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

通常、成人は1日1回1錠を朝食前または朝食後に経口服用します。

 

商品詳細

食べ物や飲み物が消化されると体内でブドウ糖と呼ばれるエネルギー源がつくられ、血液によって体の細胞に運ばれて筋肉や臓器で使われます。このブド ウ糖の血液中量を示す値を血糖値と呼びますが、この血糖値が異常に高い状態が続き、血管や臓器に支障をきたすことで、さまざまな身体障害を引き起こす疾病 が糖尿病です。

尿を作る器官である腎臓と糖は密接に関わっており、最初に作られる原尿には糖やアミノ酸、電解質など人間の体にとって大切な栄養素が含まれています。しかし、これらの栄養素が尿と一緒に排泄されると体にとって不都合な影響を引き起こす可能性があるため、細尿管と呼ばれる部分で水分や栄養素が血液中に再び吸収されます。これを再吸収と呼び、その働きには細胞の表面に存在するたんぱく質のひとつであるナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)が関 わっています。
細尿管は、腎臓側からそれぞれ近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管という部位に大きく分類されますが、中でも近位尿細管には糖の再吸収の約90%を行なうSGLT2と呼ばれる輸送体があり、尿中に含まれる糖を認識して血液中へと移行させる働きを持っているため、健常者では尿に糖が含まれることがありませ ん。ところが血糖値の高い人では原尿に含まれる糖が多く、再吸収が追いつかなくなることから尿中に糖が残り、糖尿病になります。

このSGLT2の働きを阻害し、再吸収を抑制することで血液中への糖の移行を抑え、血糖値を低下させる効果を発揮するのがデベルザ20mgの有効成分であるトホグリフロジンです。インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンであるため、多くの糖尿病治療薬がこの働きを強めるように作用しますが、その一方で低血糖や体重増加などの副作用が起こりやすいという問題点があります。ところがトホグリフロジンは腎臓からの糖の再吸収を阻害するだけなので低血糖の心配が少ないだけでなく、体内の糖が減ることによる体重減少などの効果も期待されています。

近年、新しい糖尿病治療薬として注目を浴びているSGLT2阻害薬ですが、同じような機序を持つ成分が複数開発されており、またそれぞれに特徴が微妙に異なります。
例えば、『インボカーナ』に代表されるカナグロフロジンには、①SGLT2選択性が他剤より低い ③たんぱく結合率が高い ④血中半減期が長い ⑤代謝は肝や腎でのグルクロン酸抱合による ⑥尿中の未変化体の割合が低い、などの特徴があります。ところがデベルザ20mgの有効 成分であるトホグリフロジンはこれとはまったく反対の性質を持っています。

トホグリフロジンは血中半減期がもっとも短いという特徴を持つことから、主に日中に作用することにより脱水を含む体液量の減少および不眠の原因となる夜間頻尿を軽減できると推測されているほか、たんぱく結合率ももっとも低いため、糸球体から濾過され効率的にSGLT2に作用すると考えられています。これ以外にもトホグリフロジンは体重を減少させ、また血圧も低下させる働きも持つことから、「利尿」「利糖」「降圧」においてもっともよいバランスを持つSGLT2阻害薬として高く評価されています。

 

他の商品との比較

SGLT2を選択的に阻害し、尿中へのグルコース排泄を促進することにより、インスリン非依存的に血糖を低下させます。

日本で創製されたSGLT2阻害剤です。

デベルザ20mgのSLT2阻害活性は、SGLT1に比較して高い選択性を示しました。

デベルザ20mg1日1回単独服用により、HbA1cは薬1.0パーセント低下しました。

デベルザ20mgは服用により、長期(52週)にわたって良好な血糖コントロールを示しました。

トホグリフロジン水和物を有効成分とした薬剤は、日本ではアプルウェイ(サノフィ)、デベルザ(興和創薬)の名前で発売されています。

 

特別な注意

【禁忌】
・デベルザ20mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の人: 輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので、デベルザ20mgの使用は適しません。
・重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある人: インスリン注射による血糖管理が望まれるのでデベルザ20mgの使用は適しません。

【慎重使用】
・以下の人および状態: 低血糖を起こすおそれがあります。
1)脳下垂体機能不全または腎機能不全
2)栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足または衰弱状態
3)激しい筋肉運動
4)過度のアルコール摂取者
・ほかの糖尿病用薬(特にスルホニルウレア剤またはインスリン製剤)を使用中の人: 併用により低血糖を起こすおそれがあります。
・尿路感染、性器感染のある人: 症状を悪化させるおそれがあります。
・脱水を起こしやすい人(血糖コントロールが極めて不良の人、高齢者、利尿剤併用者など): デベルザ20mgの利尿作用により脱水を起こすおそれがあります。
・重度の肝機能障害のある人

【重要な基本的注意】
・デベルザ20mgの使用にあたっては、低血糖症状およびその対処方法について充分理解してください。特にスルホニルウレア剤またはインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがあります。スルホニルウレア剤またはインスリン製剤による低血糖のリスクを低減するため、これらの薬剤の減量を検討してください。
・糖尿病の診断が確立した場合にのみ使用を考慮してください。糖尿病以外にも耐糖能以上・尿糖陽性など、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常など)を有する疾患があることに留意してください。
・デベルザ20mgの適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を充分に行なった上で効果が不充分な場合に限り考慮してください。
・デベルザ20mgの使用中は血糖値などを定期的に検査し、薬剤の項かを確かめ、3ヵ月使用しても効果が不充分な場合には、より適切な治療法への変更を考慮してください。
・使用の継続中に使用の必要がなくなる場合があり、また不養生、感染症の合併などにより効果がなくなったり、不充分となる場合があるので、食事摂取量、血糖値、感染症の有無などに留意の上、常に使用継続の可否、薬剤の選択などに注意してください。
・デベルザ20mgの使用により、血清クレアチニンの上昇またはeGFRの低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査するとともに、腎機能障害の人における治療にあたっては経過を充分に観察してください。
・尿路感染を起こし、腎盂腎炎、敗血症などの重篤な感染症に至ることがあります。また膣カンジダ症などの性器感染を起こすことがあります。充分な観察を行なうなど尿路感染および性器感染の発症に注意し、発症した場合には適切な処置を行なうとともに、状態に応じて休薬などを考慮してください。尿路感染および性器感染の症状およびその対処法について理解してください。
・デベルザ20mgの利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあります。また体液量が減少することがあるので、適度な水分補給をし、観察を充分に行なってください。脱水、血圧低下などの異常が認められた場合は、休薬や補液などの適切な処置を行なってください。特に体液量減少を起こしやすい人(高齢者や利尿剤を併用している人)においては、脱水や糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症などの発現に注意してください。
・デベルザ20mgの作用機序である尿中グルコース排泄促進作用により、血糖コントロールが良好であっても脂肪酸代謝が亢進し、ケトーシスがあらわれ、ケトアシドーシスに至ることがあります。著しい血糖の上昇を伴わない場合があるため、以下の点に留意してください。
1)悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害などの症状が認められた場合には、血中または尿中ケトン体測定を含む検査を実施してください。異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行なってください。
2)特にインスリン分泌能の低下、インスリン製剤の減量や中止、過度な糖質摂取制限、食事摂取不良、感染症、脱水を伴う場合にはケトアシドーシスを発現しやすいので、観察を充分に行なってください。
3)ケトアシドーシスの症状(悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害など)について理解するとともに、これらの症状が認められた場合にはただちに医療機関を受診してください。
・排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の症状を呈する人においては、その治療を優先するとともに他剤での治療を考慮してください。
・デベルザ20mg使用による体重減少が報告されているため、過度の体重減少に注意してください。
・デベルザ20mgとインスリン製剤、GLP-1受動態作動薬との併用における有効性および安全性は検討されていません。
・低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転などに従事している人が使用する際は注意してください。

【効能・効果に関連する使用上の注意】
・デベルザ20mgは2型糖尿病と診断された人のみ使用し、1型糖尿病の人は使用しないでください。
・重度の腎機能障害のある人または透析中の末期腎不全の人ではデベルザ20mgの効果が期待できないため、使用しないでください。
・中等度の腎機能障害のある人ではデベルザ20mgの効果が充分に得られない可能性があるので使用の必要性を慎重に判断してください。

【高齢者】
・一般に高齢者では生理機能が低下しているので、状態を観察しながら慎重に服用してください。
・高齢者では脱水症状(口渇など)の認知が遅れるおそれがあるので注意してください。

【妊婦、産婦、授乳婦など】
・妊婦または妊娠している婦人はデベルザ20mgを服用せず、インスリン製剤などをしようしてください。
・授乳中の婦人はデベルザ20mg使用中は授乳を避けてください。

【小児など】
・低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。

 

他の薬との併用

【併用注意】
・糖尿病用薬(スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、ピグアナイド系薬剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害薬、インスリン製剤、GLP-1受容体作動薬など: 糖尿病用薬との併用時には低血糖が起こるおそれがあります。特にスルホニルウレア剤またはインスリン製剤と併用する場合、低血糖発現のリスクが増加するおそれがあることから、併用に注意してください。
・血糖降下作用を増強する薬剤(β-遮断薬、サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤、フィブラート系薬剤など): さらに血糖が低下するおそれがあります。血糖値、その他の状態を充分に観察しながら使用してください。
・血糖降下作用を減弱する薬剤(副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンなど):血糖降下作用の減弱により血糖が上昇するおそれがあります。血糖値などの状態を充分に観察しながら使用してください。
・利用作用を有する薬剤(ループ利尿剤、チアジド系利尿剤など): 利尿作用が増強されるおそれがあるので、血圧、脈拍数、尿量、血清ナトリウム濃度などを確認し、脱水症状の発現に注意してください。
・プロベネシド: 併用するとトホグリフロジンのCmaxが1.22倍、AUCが2.33倍に増加します。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに使用してください。
次回の使用時間が近い場合は、使用し忘れた分は飛ばして、次回分から使用してください。
2回分を1回に使用することは絶対におやめください。

 

副作用

デベルザ20mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
発疹、頻尿、尿路感染、尿量増加、尿中ケトン体陽性、尿路結石、夜間頻尿、尿中β2ミクログロブリン増加、便秘、空腹、下痢、腹痛、めまい、頭痛、性器感染、血圧上昇、起立性低血圧、上気道炎、血中ケトン体増加、口渇、倦怠感、体重減少

●極稀に起こる重篤な副作用
低血糖、腎盂腎炎、敗血症、脱水、ケトアシドーシス

 

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